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牧場では想像力がものをいいます

普段どおりの仕事をしていればいい、という訳でないのが、農業の深いところ。

今朝は突如、育成牛舎の大掃除が始まりました。

堆肥をショベルで取り除き、おがくずを散布し、その上に寝藁をドーンと落として、あとは手作業と牛達が勝手に走り回るのを利用して散らします。

上司からの断片的な指示をどう受け止めるか?

サラリーマンの頃だったら、上司の指示が曖昧だったら文句言ってたら良かったんですが、農家ではそうはいかないんですよね。上司(=親方)の言葉が何を示しているのか? 次は何をしようとしているのか? 動きを予想しながらも、その時々で変わる内容にも対応しつつ、スムーズに仕事が進むよう、とにかく想像力を働かせて動きます。

想像力=仕事にもう一歩踏み込む事

言われることだけをやる仕事の進め方は農家ではあり得ません。効率悪いし、下手すると怪我します。
自分のやるべき仕事がどこにどんな形であるのか。 常に、想像力をフルに働かせて次の仕事に取り掛かっていきます。

掃除の終わった牛舎で喜ぶ子牛たち

さっきまで汚れていた場所がきれいになると、子牛たちも大喜びして走り回ります。 牛はきれい好きなので、やはり嬉しいんでしょう。掃除は大変なのですが、こうして時々環境を整えてあげることで、きっと、搾る時にはおとなしく搾らせてくれる、、、と信じる事にしましょう。
(おとなしいかどうかは搾ってみないと分からない・・・・^^;)



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