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【感想】NHK大河ドラマ『どうする家康』第14回「金ケ崎でどうする!」

2023年4月16日(日)20時『どうする家康』第14回「金ケ崎でどうする!」を視聴しました。

<始まる前に>
今回は、お市の方の悲劇第一弾の前哨戦ですね。
お市の系列に今後ずーっと悲劇が続くのは、可哀想です。

<NHKのあらすじ>
信長(岡田准一)と共に、朝倉義景との戦に臨んだ家康(松本潤)。
その裏では、浅井長政(大貫勇輔)が謀反を決意していた。
浅井・朝倉に挟み撃ちにされれば、織田・徳川連合軍はひとたまりもない。
長政の妻・お市(北川景子)の心中を察した侍女・阿月(伊東蒼)は、謀反を知らせるため、信長が陣を敷く金ケ崎へ向かうが・・・。

■プロローグ

■ナレーション(寺島しのぶ)
「昔、昔、とある海辺の村、ここは敦賀・金ケ崎」
少女の頃の阿月が駆けっこで一番になりますが、女性ということで賞品の干し柿をもらいそこねました。
「そして10年後」
鳥居元忠(音尾琢真)、平岩親吉(岡部 大)、渡辺守綱(木村昴)が大きなカニが鍋に入っていてビックリ、恐る恐る食べると美味い、だけど、ここはどこだかわかりません。
「だから敦賀・金ケ崎」

---曲---
稲本響

■敦賀・金ケ崎城

(ナレ)「上洛した我らが神の君は、織田信長率いる幕府軍と共に、越前朝倉征伐のため北上、ついに朝倉義景を追い詰めたのでございます」
信長や柴田勝家(吉原光夫)、明智光秀(酒向芳)等の前でエビすくいの踊りを披露する酒井忠次(大森南朋)と秀吉(ムロツヨシ)です。
家康の戯言に対し信長もご満悦です。


(感想)
そんなに信長に恐れ慄くほどだったんでしょうかね。
テレビはいつも誇張気味です。

■翌4月27日
敦賀・妙顕寺に陣を張る家康、酒井忠次。
家臣たちは、いつになったら三河に帰れるのか、徳川に利益のない戦に戦意も上がりません。
「幕府再興、天下静謐」のためという石川数正(松重豊)に、本多忠勝(山田裕貴)はそんなことで死ぬのは御免といいます。
浅井長政軍が加われば4万、朝倉軍は1万5千、すぐに帰れる戦だと考えています。
家康は足利義昭のために天下を一統、日の本を一つにするという信長の言葉が蘇ります。

■北近江・小谷城

信長を裏切るという浅井長政の言葉を聞き、お市は理由を問い詰めます。
阿月はお手玉の袋に密書を詰めて、こっそりと届けさせようと目論見ます。

■信長と家康

浅井長政は1万の兵を率いて出陣し、信長は将軍の御威光を天下に知らしめるため、世を震え上がらせるほど勝つのだと宣言します。
朝倉が1万5千の兵が信長の元に向かっていると伝わります。
朝倉の所に居た明智光秀は戦下手だから逃げたといいます。

■浅井軍・近江越前国境あたり

お手玉の中から、「おひき候へ いち」と書かれた手紙が発覚してしまいます。
家康が幼い頃お市を助けてくれたので、次は助けてやらねばと話します。
阿月は、金ケ崎に走って謀反を知らせるというアイデアを提案します。
ここから金ケ崎は10里=40kmもあります。


(感想)
浅井長政の謀反を知らせようとしたのは信長のためであって、家康のためではないと思います。

■どうする家康

一乗谷から1万5千、反対側から浅井長政の軍勢1万が迫って挟み撃ちにあうことになります。
家康は浅井を心によどみない実直なものを感じたといいます。
しかし、石川数正は実直ゆえ、裏切ると言えると考えます。
数正は、信長がなぜ将軍義昭は祭り上げるのか、おだてれば動く、それを浅井長政が見抜いたと推測します。
浅井長政は越前は織田家のものになり、信長に逆らうと滅ぼされると考えていました。
数正はさらに、織田信長を討つためにほかならないという判断をします。
阿月は、兵に後をつけられ、追い払おうとしますが、池に放り投げられてしまいました。

■敦賀・疋田城

浅井長政は疋田城に入りました。
家康は信長に、ここは危ない、万が一浅井が朝倉と結んでいたらと話しますが、秀吉も明智も聞く耳を持ちません。
明智光秀は三河の方々は臆病だとも言い放ちます。
弟は義の男、愉快な戯言ではない、と家康は言われます。
しかし、義理堅いがゆえに裏切るということもあろうかと反論します。
どうゆう意味だ、やっていることは義がないとでも言いたいのか、朝廷のために戦っている
「お前の心の内などわかるものか!」(家康)
「朝倉の次はお前だ」と言われ、家康は抵抗しますが、連れ出されていきました。

自陣に帰った家康は、なぜ早く止めてくれなかったと反省します。
柴田勝家がやってきて、「徳川様がいるときだけ信長は機嫌が良い、引き続きお供下さい」といって帰っていきました。


(感想)
お市がお手玉の「小豆の袋」を陣中見舞いに送り危機を伝えたというのは創作だとか。
しかし、妹を嫁に送っても警戒は怠らなかったはずです。

■4月28日浅井軍・疋田城出立

阿月は夜中に得意の走力を使い、走って金ケ崎を目指しています。
阿月は、売買するため女を強要され、16歳で300文で売られていった思い出が蘇ります。
そして、行き倒れていた阿月が飛び込んできたのがお市の方の家でした。
そしてそのまま侍女になったのでした。
お市の方に拾われたことを思い出しながら、必死に走って金ケ崎に向かいました。
朝日が昇る中、とうとう金ケ崎に着いたのでした。


(感想)
ちょっとファンタジーが入りました。。。
このようなファンタジーは、朝の連続ドラマや民放でやってほしい。。。

■家康の陣地で

徳川の陣地に入ると、阿月は「おひき候へ」と残し、息を引き取りました。
家康は信長に阿月の亡骸を会わせ、「おひき候へ」はお市の方の指図だと知らせます。
「逃げぬか、アホタワケ」(家康)
「猿、殿(しんがり)をまかせる」(信長)
秀吉は殿の役目を泣いて喜びます、なぜなら出世間違いないからです。
秀吉はここで見捨てれば言いふらし、手を組めば信長を裏切ることにならないと話します。
家康はそんな秀吉をクズ呼ばわりし嫌いました。
家康は信長の逃げる時間を稼ぐため、金ケ崎にとどまって戦うことにしました。


(感想)
この時点で、さすがに情報が続々と入り、撤退戦にせざるを得なかったと思われます。
阿月のような間者が居てもおかしくありません。

■浅井軍・朝倉軍2万5千 金ヶ崎到着

浅井長政は、織田信長の首を目指して進軍していきました。

----つづく----

次回はどうする家康 第15回「姉川でどうする!」4月23日放送です。
(選挙のため20時15分から開始)

■感想

撤退戦=殿軍の采配に秀吉が任命されたというのは俗説のようです。
更に、これに家康が連携したというのも史実としては認められていないようです。
池田勝正や明智光秀と共に殿軍を務め功績をあげたということのようです。
ですが、元亀元年(1570年)この頃には、既に秀吉は信長に認められていたことは確かなようです。
家康としても、頭角を表わす秀吉がずる賢く振舞う姿が目障りだったというのは頷けます。
秀吉と家康の絡みは、これからの見どころになるだけに、注目していきたいです。


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