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【感想】NHK大河ドラマ『どうする家康』第12回「氏真」

2023年3月26日(日)20時、『どうする家康』第12回「氏真」を視聴しました。

<始まる前に>
氏真さん、やっぱり愚将だったんでしょうね、結果的に見ると。
だけど、今川家を存続させたのは間違いではないし、せめてもの慰めだったのかな。
和歌が得意だったのは足利義政を思い出します。こちらも愚将でしたが文化を残しました。

<NHKのあらすじ>
武田信玄(阿部寛)から攻め込まれ、家臣にも見限られた氏真(溝端淳平)は、駿河・今川館を捨てる。
妻・糸(志田未来)は、彼女の実家である北条に身を寄せるよう勧めるも、氏真は耳を貸さない。
一行が徳川領に近い掛川城に落ち延びたため、家康(松本潤)は兄弟同然に育った氏真と直接戦うことになり・・・。

■プロローグ

雪が降る中、今川家一党の思い出が蘇ります。
駿府は信玄によって制圧され、氏真の安否は不明です。
■ナレーション(寺島しのぶ)
「武田と徳川双方から攻められ、栄華を誇った今川も終わりの時を迎えようとしておりました」
朝比奈、三浦みな武田方につき、武田を迎え撃つことはできません。
岡部元信(田中美央)は、信玄が来る前に自決を促しますが、氏真はできませんでした。
「そなたに将としての才はない」(義元)

---曲---
稲本響

■駿府の戦後処理

信玄が氏真を探しますが、見つかりません。
(ナレ)「一方、引間城から遠江侵攻を進めていた神の君は・・・」
家康は氏真がどこに逃げたか気になります。
氏真の妻は北条の姫なので、北条の領地・小田原に逃げたと推測します。
服部半蔵(山田孝之)がやって来ますが、氏真をこれから探ると言います。
逃走中の氏真を追ってくる妻の糸ですが、氏真からは足手まといと疎まれています。

■14年前

義元の考えで北条の姫を娶ることになり、瀬名と結婚したかった氏真はがっかりです。
北条との政略結婚であったため、妻の糸は氏真に疎んじられました。


(感想)
氏真と妻・糸との関係は、瀬名と家康ほど悪くはなかったんじゃないでしょうか。

■氏真の行方

服部半蔵が報告、氏真は生きており、掛川城にいるとのこと。
家康のもとに、信玄から氏真の首を早く届けろと督促状が届きました。

■遠江・懸川城
糸は北条を頼ってほしいのですが、氏真は聞く耳を持ちません。

■どうする家康
鳥居元忠(音尾琢真)と平岩親吉(岡部大)は家康に決断を促します。
とうとう、家康一党を苦しめた今川を討つことを決意しました。

■4ヶ月後

一進一退が続き、
(ナレ)「今川氏真は思いのほか手強く、実に4ヶ月たっても懸川城はおちなかったのでございます」
「なぜそこまで戦う、氏真!」(家康)
氏真は、今までわざと負けていたことが判明し、家康が義元から叱責された記憶が蘇ります。


(感想)
愚将と言われた氏真は4ヶ月も抵抗できるほど強くはないと思います。
家康は、氏真を助けるため、時間稼ぎしていたのでしょうか。

■桶狭間合戦・出陣前

義元から氏真は、将としての才能がないと率直に言われました。
信玄は首実検をしながら、三河の腰抜けが打ち損じ、北条に逃げられればと心配します。

■信濃遠江国境あたり
武田軍が信濃・遠江に陣を敷きました。

■懸川城

攻める徳川軍に対し、必死の抵抗を見せる氏真
氏真は、糸に女達を連れて北条に逃げ、氏真は討ち死にしたと伝えるように命じました。
榊原康政(杉野遥亮)が、氏真の妻・糸を捕らえたと報告がありました。
氏真と家康の一対一の対決です。
自害しようとする氏真に、家康は今でも兄と思っているから死ぬなと止めようとします。

■義元の遺言

自暴自棄になる氏真に、糸は義元が才がないといったのは間違いで、今川を栄えさせることが目に見えると、家臣に恵まれて、十年先、この領国を栄えさせていくのが楽しみだと、糸に話していました。
そのことを糸は氏真に話してほしいと約束しますが、義元は戻ることはありませんでした。
疎んじていた糸から慕われていたことを知った氏真は、北条に行くことを決めました。
「まだまだ苦しめ」(氏真)
龍王丸と竹千代(川口和空)の出会いを思い出します。

■信玄怒る

氏真を助けたという情報が穴山信君(田辺誠一)から信玄の元に入り、信玄は激怒します。
信玄が攻めてくるかもしれない、やられる前にやるという手を本多忠勝(山田裕貴)は考えつきます。
どうする家康


(感想)
直接対決があったのか?
そしてこのようなドラマのような展開があったら面白いですね。
こんな土壇場で今まで嫌っていた妻を再評価するのはドラマだけ?
殺伐とした戦国の世にこのようにドラマのような感動があればいいですね。

----つづく----

次回はどうする家康 第13回「家康、都へゆく」4月2日放送です。

■感想

”ドラマ”のような展開の氏真と家康の掛け合いは今回で終わりでしょうか。
天下を取る勢いだった今川氏が桶狭間の戦いをきっかけに、まさか衰退するとはだれが予想できたでしょうか。
歴史を見ていると、混乱のあと安定した時代がやってくるのは理にかなっているなあと思いました。
エントロピーの原理でしたっけ?
これからは、信玄との対決に移っていくことになります。

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