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【感想】NHK大河ドラマ『どうする家康』第10回「側室をどうする!」

2023年3月12日(日)20時、『どうする家康』第10回「側室をどうする!」を視聴しました。

<始まる前に>
三方ヶ原の戦いまで少し時間がありそうなので、家康別人説でも想像しながら観ることにします。
特に松平から徳川への改姓がどう描かれるのかが見ものです。

<NHKのあらすじ>
岡崎城近くの築山に、民の声を聞くための庵を開いた瀬名(有村架純)。
ある日、於大(松嶋菜々子)は2人に子が少ないことを心配し、側室を迎えるよう主張する。
選ばれたのは、不愛想だが気の利く侍女・お葉(北香那)。
家康はお葉と一夜を過ごすことになるが、お葉は思わぬ行動に出る!
一方、京の都では政変が勃発。
織田信長(岡田准一)や武田信玄(阿部寛)の動きも活発化し、家康は時代の荒波に巻き込まれていく・・・。

■プロローグ

渡辺守綱(木村昴)に言い寄られる女性、そこに現れた女性が守綱を排除、女性を助けました。

■ナレーション(寺島しのぶ)
「さてさて、一向一揆を鎮めた我等が神の君、三河国内の支配を一気に強め、更には今川方への調略もジワジワと進めておられました。」
引間城
「ここは後の浜松。遠江・引間城。城主は飯尾連龍殿、あのお田鶴様の夫でございます」
飯尾連龍(渡部豪太)は、これからは松平とともに歩み、今川と松平の間を取り持ちたいと、言います。
田鶴(関水渚)は連龍の妻で、瀬名の幼なじみです。
上ノ郷城攻めで田鶴の家族・鵜殿長照(野間口徹)を討伐していることが心に引っかかります。

---曲---
稲本響

■岡崎城下・築山

瀬名のところへ一羽の蝶が舞い込んできました。
於大の方が家康夫妻を来訪、次の子はいつ生まれるのか、いっこうに授からないと嘆いているようです。
無礼だと家康は瀬名をかばいますが、瀬名は於大に反発し突っかかります。
於大の方は、側室を作れと迫ります。
怒っているかと思ったら、側室選びを自ら買って出る瀬名でした。
側室のことで盛り上がる三河の女性たち、続々と女性が側室募集のためにやって来ました。


(感想)
なぜ正室が一緒に住んでいないんでしょうねえ?
その説明はありそうもないです。
史料に残っていれば、納得できるんですけど、あるのかな?
側室選びの方法、なんかコメディータッチで面白いけど。。。
まあいっか。

■候補選び

結局、再度側室選びをやり直すことになりました。
立派なイノシシが捕らえられ、誰かさばけるものはいないか探していると、1人の女性が名乗り出ます。
その女性は、ナタでイノシシを倒し、見事にさばきました。
彼女はお葉(北香那)といい、お葉は鵜殿の娘で人の嫌がる仕事をやり、憧れの存在のようです。
お葉に側室の打診を行ないますが、鵜殿の女性ということで恨んでいるのではないかと瀬名は疑っています。
しかし、お葉は殿が決めるべきと言い、瀬名は頭を下げて懇願します。
謹んでお受けいたします、側室に決定ですが、家康には何の話もありません。
家康は罠かもしれないと、疑いますが、瀬名と於大の方は強引に話を進めていきます。


(感想)
家康の意見も聞かず話が進むなんて。。。
そんなことあるのかな?
現代の家族ドラマ番組じゃないんだから。。。

■一夜

お葉が夜、家康の寝所にやって来ました。
耳が弱いから赤子のように甘えてくるから、お腹をなでてやれば思うがままと指導します。
お葉が顔を隠して家康の寝床にやってきて、耳を触ろうとすると・・・。


(感想)
女性視点の斬新なコメディでした。

■秀吉

瀬名の所に木下藤吉郎秀吉(ムロツヨシ)がやって来ました。
お市(北川景子)が北近江の浅井長政に嫁いだことを報告にやってきたのでした。
「あいつは嫌いじゃ」(家康)
いろいろ気が利くお葉に対し、家康はだんだんと好感を抱くようになっていきます。

■10ヶ月後

1人の女の子、おふうが生まれました。
お葉との間に生まれた女の子でした。
お葉は、これにて側室の務めを終わりにしたいと家康に願い出ます。
好きな相手ができたからだと説明し、手打ちにされてもいいと話します。
好きな相手は美代(中村守里)という女性でした。
(ナレ)神の君最初のご側室・西郡局、一女を儲け、陰ながら末永く日々をお支えいたしました」


(感想)
まさかのLGB○○かあ。。。あり得ない。
まあ、ファンタジーとしてみればいいのです、はい。

■信玄動く

「さてこの頃、尾張の織田信長は京都で起きた政変を受け、その運命の歯車が大きく動き始めよとしておりました」
柴田勝家(吉原光夫)から「将軍様お討死、天下はますます乱れましょう」と報告がありました。
(ナレ)「甲斐・武田信玄は、越後・上杉との戦に見切りをつけ、その目を新たな獲物に向け始めていました」
信玄(阿部寛)は、穴山信君(田辺誠一)、山県昌景(橋本さとし)、千代(古川琴音)に今川氏真の家臣の調略を命じます。
「東海の都・駿府を欲しくなったわ」(信玄)
氏真(溝端淳平)は、飯尾を家康と通じていたとして斬首しました。
なぜなら、飯尾連龍の妻・田鶴が氏真に報告していたのです。
酒井忠次(大森南朋)からの報告で、家康に武田信玄から会うと書状が届きました。
どうする家康!
(ナレ)「時代は次の段階に進もうとしておりました」

----つづく----

次回はどうする家康 第11回「信玄との密約」3月19日放送です。

■感想

この大河ドラマは、新しいジャンルの”空想”型時代劇だと自分自身に言い聞かせることにします。
あまりにも今までの大河ドラマとは趣が違うので。
女性の出来事は史料に残らない事が多いので、やりたい放題になりがちですね。
今回はかなりぶち込んできました、いろいろと。
お葉(西郡局)がおふう(督姫)を生んだのは、永禄八年(1565年)のことです。
1540年頃の生まれである瀬名(築山殿)は、この頃24歳くらいです。
まだ子供が産めなくなるような年齢ではありません。
なぜ、側室作りを急いだんでしょうか?
それにしても、ドラマではあんなに仲の良い築山殿が亡き者にされたことは、ミステリーですね。


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