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【実況と感想】渋沢栄一 NHK大河『青天を衝け』第21回「篤太夫、遠き道へ」

2021年7月4日(日)20時15分放送、NHK大河ドラマ『青天を衝け』第21回「篤太夫、遠き道へ」を視聴しました。

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30年くらい前の使っていないスピーカー一式をオーディオ中古買取り業者に売ることになり、家まで来ていただいたのですが、無料で引き取ってもらうことになりました。
結局、有料で粗大ごみに出すよりはまだまし程度で、得したのか損したのかよくわからない事をしていたような何ともいえない後味となりました。
オークションサイトで売れば少しは金額ついたのでしょうが、いかんせん面倒くさいですので、結局業者に引き取ってもらうことが多いです。
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■原市之進と篤太夫
(原市之進/尾上寛之)「パリで博覧会が開かれる」
(篤太夫)「夷狄に見せつける絶好の場所」
(原)「昭武様、民部公子が国を出るのは初めてであり、お供は渋沢が適任である、というのが上様のお考えである」
(篤太夫)「平岡様が開いてくれたものを今度は殿が開いてくださった」
「参ります。行かせてください」
速攻で受け入れる篤太夫でした。

■成一郎は
尾高惇忠/田辺誠一と平九郎/岡田健史のもとに来ました。
幕臣として上様を支えたいと思っていることを伝えます。
「一橋様の考えに異論無しだ」(惇忠)
成一郎は、惇忠にそう言われて安心します。

■慶喜は第十五代将軍につきました。

■孝明天皇は
国の4時間以上の御神楽に出席し体調を崩します。
睦仁親王(後の明治天皇)は天皇は、種痘を受けられたことを伝えます。
数日後、孝明天皇は崩御しました。

■岩倉具視宅
「なんで、お神がお隠れになられたのじゃ」
ショックの岩倉具視
「わしがおそばにおったなら」
「帝の世を、王政復古を果たします」

■二条城にて
1867年、洋装で現れた慶喜
「ナポレオン公が私にくれたものだ」

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ナポレオン3世から贈られた軍服姿の慶喜 Wikipediaより引用

篤太夫は、民部公子の徳川昭武/板垣李光人に挨拶します。
慶喜は、昭武に対する5つの心得を篤太夫に伝えます。
 1. 英国、オランダなど異国に挨拶すること
 2. 万博後はフランスにて学問を納めろ
 3. 士を重んじろ
 4. 決してみだりに動くな
 5. 円満に勤めろ

渋沢と慶喜二人きりになり、親密に話す2人です。
「私の力は及ばないことはわかりきっている」
「昭武に継がせることにした。その間公儀をつぶさずにおられるかどうかだ」

人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。
不自由を常と思えば不足なし。こころに望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。
堪忍は無事長久の基、いかりは敵と思え。
勝つ事ばかり知りて、負くること知らざれば害その身にいたる。
おのれを責めて人をせむるな。
及ばざるは過ぎたるよりまされり。
ここで、大権現様の御遺訓を奏でるとは思いも及ばなかったようです。

翌日、一行は京を出発、横浜に到着しました。

■神奈川奉行所
民部公子に挨拶する小栗上野介/武田真治。

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徳川昭武 13歳の頃 Wikipediaより引用

フランスのロッシュは昭武になれなれしく握手します。
高松凌雲/細田善彦と杉浦愛造/志尊 淳が同行します。
福沢諭吉と福地源一郎/犬飼貴丈は篤太夫に忠告します。
「モンブランというフランス人は気をつけろ、薩摩に近づいておる」
外国奉行の栗本鋤雲は篤太夫の仕事を説明します。
「600万ドル、150万ポンドの借款が仕事」
「公儀については3年さきはおろか1年先もわからん」
ここでネジをみせる小栗上野介。
船の蒸気機関もネジにより組み立てられており、これで驚くべき速さになる。
見立て養子を出さなければならないことになって、江戸にいくことになる篤太夫

■小石川代官所
ばったり成一郎に出会う篤太夫です。
2人は尾高長七郎/満島真之介に会いに牢獄へ。
変わり果てた姿の長七郎です。

平九郎を養子にしたいと話す篤太夫。
千代は女盛りなので節操守っているのか心配する篤太夫
横浜港からアルフェー号で旅立つ準備をしています。
「お千代を忘れる日はありません」と手紙を残します。

■こんばんは徳川家康です
さあ、いよいよ慶応三年、徳川の世はどうなるのか、しかと見届けていただきたい。

--つづく--

22回 「篤太夫、パリへ」

■大河ドラマ紀行
徳川昭武は、3年間京で過ごし慶喜を支えました。
京都府京都市
昭武が滞在した水戸藩邸は、蛤御門のすぐそばにありました。
本圀寺
当時300人余りの水戸藩士が駐在しており、その後、山科に場所を移しました。
東京都千代田区
清水徳川家は現在の武道館のところにありました。


■感想
孝明天皇の崩御は暗殺説もなく、あっさりとスルーです。
岩倉具視もこの件とは関係ないように描いていました。
まあ、主題ではないので、仕方ないですね。
ナポレオン3世から贈られた洋装の軍服を着る慶喜は、なんだか運命が決定付けられているように感じられます。
それは、フランスもナポレオン3世が衰退していくのと同時進行で江戸幕府も滅亡するからです。
欧米列強は日本の情勢を冷静に分析し、徳川と薩長、どちらについたら得なのかを見極めていたのでしょう。
さて、いよいよ番組は来週からパリ万博へと入っていきます。
どのような出来事が起きるのか楽しみです。

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