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【感想】NHK大河ドラマ『どうする家康』第17回「三方ヶ原合戦」

2023年5月7日(日)20時『どうする家康』第17回「三方ヶ原合戦」を視聴しました。

<始まる前に>
家康が負けた少ない戦いの一つが三方ヶ原の戦い。
そして、信玄が上洛を目指したかどうか、これも興味ありますね。

<NHKのあらすじ>
信玄(阿部寛)は徳川の拠点を次々に制圧。
打つ手のない家康(松本潤)は、信長(岡田准一)の本軍が加勢にくるまで浜松城に籠城すると決める。
だが、浜松に攻め寄せてきた武田本軍は、なんと浜松城を素通りし、西に向かおうとする。
このまま武田軍を通せば、遠江の民から見限られ、信長の逆鱗に触れる。
何より、瀬名(有村架純)ら家族のいる岡崎城が危ない。
打って出るべきか、籠城を続けるか--。
家康は究極の選択を迫られる!

■プロローグ

元亀三年(1572年)10月3日、信玄、進撃開始。
遠江・浜松城で家康は、黙想中。
三河・上ノ郷城では久松長家(リリー・フランキー)が於大の方(松嶋菜々子)と戦の準備中。
三河・吉田城では、酒井忠次(大森南朋)と妻の登与(猫背椿)が別れを惜しんでいます。
叔父の本多忠真(波岡一喜)が酒を飲みながら本多忠勝(山田裕貴)と話しています。
三河・岡崎城では、松平信康(細田佳央太)が瀬名と亀姫(當真あみ)や五徳(久保史緒里)が戦の話をしています。
家康は、家臣の前で、「武田信玄に勝ち我らの桶狭間を成すぞ」と宣言しました。

---曲---
稲本響

■10月10日

信玄がどこにいるのかわからない状況で、高天神城に向かう武田軍がいるとの情報がもたらされました。
武田信玄と武田勝頼(眞栄田郷敦)が進軍していきます。
■ナレーション(寺島しのぶ)
「武田勢の侵攻開始からおよそ二十日、難攻不落と言われた高天神が武田の手に」

■10月21日

高天神城が落ちたとの情報が入りました。
高天神城の次は見附城が取られる恐れがあり、本多忠勝と本多忠真が下見に来ていました。
本多忠真は、酔っ払いながら弓を射とうとすると、山県昌景との戦闘となりました。
(ナレ)「ここまでわずか一月、神の君の浜松城は今にも包囲されようとしておりました」

■11月7日

頼みの綱は織田信長ですが加勢が送られるのか疑心暗鬼です。
水野信元(寺島進)が信長の言伝で、浜松で武田を食い止めよとのことです。
信長は浅井・朝倉軍との対戦中で、援軍は来ないとのことです。
家康は、信長にいつものところで鷹狩りをしようと伝えるように水野信元に言いました。

■信長と家康

家康は信玄の狙いは信長だと話します。
「策は桶狭間」しか手はないと話す家康に、信長は3000の兵を貸すことになりました。
徳川と織田は一蓮托生であることを忘れるなと言う家康に、信長は一世一代の大勝負、楽しめと返しました。
「オレとオマエは一心同体、信玄を止めろ、俺は必ず行く」(信長)

■瀬名
瀬名の築山に家康がやって来て、たくましく育った信康のことを話しています。
家康は瀬名に自分の弱い心の象徴であると手彫りのうさぎをプレゼントしました。


(感想)
このシーンを見ていると、瀬名は武田のスパイではなさそうですね。
あまりサスペンス的要素はない脚本なのかな?

■浜松城付近

佐久間信盛(立川談春)と水野信元の3000の兵が到着しました。
信玄は浜松城に攻めてくるだろうと見越し、籠城の準備をします。
美濃・岐阜城でも、藤吉郎は8000の兵で援軍を差し向け、同時期に信康が武田軍に向かいます。
一月耐え忍べば信玄の首をとれるという目論見です。


(感想)
籠城作戦を取っていたら勝てたのか、これだけは、よくわかりませんね。

■遠江・浜松

武田軍が攻めてくると住民が逃げ出す中、井伊虎松(板垣李光人)は団子屋のお婆(柴田理恵)と話しています。
渡辺守綱(木村昴)は武田軍との戦に備え意気揚々です。
信玄は勝頼に「ひ弱で臆病、己の弱さをしる賢い若造が見えるだろう家康の姿が」
しかし、進撃の太鼓が鳴る中、武田軍は、浜松城を通り過ぎていきました。
家康は掛かってこい、わしはここにいるぞと狼狽しています。
信玄、山県昌景(橋本さとし)、穴山梅雪(田辺誠一)、は、家康の狼狽ぶりがみえると、家臣一堂が揉めることを予想します。
千代(古川琴音)は民に、浜松は武田にくれてやることにしたとの情報を広めました。


(感想)
団子屋の御婆は柴田理恵さんだったんですね、わかりませんでした。

■どうする家康

うってでるしかないのか、敵が来ないのに籠城というのもおかしいと久松は言います。
素通りさせたら切腹ものと榊原康政(杉野遥亮)が、三河・岡崎をたやすく落とすであろうという石川数正(松重豊)の考えです。
打って出れば負ける、山県昌景の手勢と槍を交わしたときに感じたと、本多忠勝は言います。
議論百中のなか、どうする家康?
地の利を活かせばなんとかなるという夏目広次(甲本雅裕)です。
坂道を登り切ると三方ヶ原、更に行くと細い崖道です。
「勝ち負けは多勢に無勢で決まるものではない天が決めるんじゃ、後ろから追い落とす、出陣じゃ!」(家康)
家康軍は勇んで進撃していきました。

■三方ヶ原

三方原に向かって進軍する金濃具足を身に着けた家康と家臣軍
すると、目の前には信玄軍が相対峙して待ち構えていました。
おびき出されたのは家康でした。
「戦は勝ってから始めるものじゃ」(信玄)

■家康ピンチ

岡崎城では信康と瀬名の元に父・家康の危機が伝わりました。
井伊直虎は屍が横たわる戦場を目の当たりにしています。
家康に信玄に滅ぼされるざまあみろといったことが蘇ります。

----つづく----

次回はどうする家康 第18回「真・三方ヶ原合戦」5月14日放送です。

■感想

三方ヶ原の戦いの前哨戦が詳しく描かれました。
家康が援軍の交渉で信長を鷹狩に誘った、というのが事実だったら面白いですね。
実際に援軍を得ていますから。ただし、援軍の数は2万から数千まで諸説あるようです。
武田軍は魚鱗の陣、家康軍は鶴翼の陣をとり両軍の戦闘が開始されたというのは史実のようで、見事にCGで再現していました。
「歴史探偵」では武田軍戦国最強の理由を、作戦の指揮命令系統の中間に武将を置くミッションコマンド方式を採用したこととしています。


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