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【感想】NHK大河ドラマ『どうする家康』第13回「家康、都へゆく」

2023年4月2日(日)20時『どうする家康』第13回「家康、都へゆく」を視聴しました。

<始まる前に>
予告を見ると足利義昭を変わり者の愚将として描きそうな予感。
あの容貌を時代考証した歴史家は納得したのかな?

<NHKのあらすじ>
家康(松本潤)は、徳川領となった遠江の情勢も不安定な中、信長(岡田准一)の後ろ盾で将軍となった足利義昭(古田新太)の命令で京へ向かうことになる。
そこで義昭の家臣・明智光秀(酒向芳)や商人・茶屋四郎次郎(中村勘九郎)、市(北川景子)の夫・浅井長政(大貫勇輔)らと出会う。
やがて義昭に謁見した家康は、将軍の器とは思えないその愚かな振る舞いに戸惑う。
なぜ義昭を擁立したのか、そこには信長のある思惑があった。

■プロローグ

■ナレーション(寺島しのぶ)
「宿敵今川氏真をついに倒された神の君でございましたが、」
北条に氏真を渡したことで信玄は激怒、戦になると推測し、やられる前にやるという本多忠勝(山田裕貴)のアイデアを家康は不採用。
「神の君出陣ならず」

---曲---
稲本響

■永禄13年(1570年)

足利義昭から上洛を命じられ、都の将軍様はどんな人かウキウキの家康です。
(ナレ)「織田信長の力を借りて新たな将軍となった足利義昭公は、各地の大名に忠誠を誓わせるべく上洛を命じました」

■岡崎城下・築山

瀬名(有村架純)と亀姫(吉田帆乃華)は京都に行きたいけど我慢しようと話しています。
信康(寺嶋眞秀)は妻の五徳姫(松岡夏輝)と喧嘩ばかりで仲が悪いようです。
(ナレ)「竹千代改め松平元康。妻として迎い入れたのは織田信長の娘・五徳姫」
五徳に父の信長に言いつけると言われ、家康は、それだけは止めてくれと南蛮の菓子・金平糖を買ってくると約束します。


(感想)
五徳はまだ幼いのに信長にいいつけるとはすごい娘です。
これが後の築山殿事件へつながるのかな。

■京へ

金平糖を探す家康。
(ナレ)「上洛された君はあちこちへの挨拶回りに大忙し。まずは京都奉行のこの御方」
京都奉行の木下藤吉郎(ムロツヨシ)。
「続いて偉いお公家様、大層立派なお坊様に、どこの誰だかわからない方々、そして、将軍足利義昭のご家臣」
明智光秀に会います。
(ナレ)「こうして三日目に寝込まれました」
三河出の商人・茶屋四郎次郎に面会します。
頼もしい金蔵となりそうだと話しています。
茶屋四郎次郎に頼み、金平糖を探すことになりました。
そして、茶屋は都で揉め事を起こすと大変なことになるので警戒するように言います。
平岩親吉(岡部大)と鳥居元忠(音尾琢真)は京の女のところへ行ってみようと話します。
榊原康政(杉野遥亮)と本多忠勝も踊り子に囲まれます。
どこかの武士が女性に絡んでいる最中、信長の一党が現れ、男たちは切り倒されました。
康政と忠勝は、迷子になり宿がわからず困っていると、どこかの家臣と喧嘩沙汰になりました。
石川数正(松重豊)から、忠勝と康政が浅井長政の家臣と喧嘩してしまったと報告がありました。
信長に知られてはまずいとうろたえますが、すでに遅かったようです。
すでに、いざこざが起こったことが信長に知られたということです。


(感想)
喧嘩沙汰がほんとうにあったのかどうかわかりませんが、忠勝とか康政のような家来が喧嘩するとは思えませんね。もっと下の身分の者ならわかりますが。

■浅井長政

信長に呼ばれ、明智光秀や藤吉郎に責められていると、そこに浅井長政がやって来ました。
徳川家康と浅井長政が初対面です。
浅井は、家臣が大怪我したことを隠し、戦の指南をしてもらっただけだと家康を庇います。
信長もそれ以上責めることをしませんでした。
地球儀を見ながら、日本を示し、日の本が南蛮人に取られてしまうと言います。
信長は、この日の本を本来のあるべき姿に戻すため、足利義昭公の手足となって天下平定のため力を貸せ、と家康と浅井の手を取り合い頭を下げました。
さらに、浅井は家康に対して、妻のお市にも穏便にと頼まれたため、とも話します、

■将軍謁見の日

(ナレ)「そしてついに、将軍謁見の日をむかえたのでございます」
金平糖が茶屋四郎次郎によって数粒手に入りました。
そこに、浅井長政に嫁いだお市(北川景子)が面会にやってきて、娘の茶々を紹介します。
お市は侍女・阿月(伊東蒼)に貰った金平糖を一粒食べさせました。
そこに明智光秀が迎いにやってきました。


(感想)
まさか浅井長政が敵に回るとはこのときばかりは夢にも思わなかったでしょう。

■将軍足利義昭

二条城御所
千鳥足でやってきた足利義昭、征夷大将軍・足利義昭じゃといって途中で寝てしまいました。
「松平よ、官位を金で買った田舎者が。・・・違うだろ松平。懐の中にあるものじゃ」(義昭)
金平糖のことを明智光秀から聞いていた義昭は、金平糖を全て食べてしまいました。
「信長の言う事をよく聞いて幕府に尽くせ」(義昭)


(感想)
義昭のあのような風貌とアル中のような描き様は、すごいと言えばいいのか絶句です。
このような脚色、だんだん慣れてきましたけど。
あくまでもファンタジー番組なので。。。
しかし義昭はもっとすごい人なので、どこかで豹変するのかも。

■北近江・小谷城
浅井長政は、お市に何か重大なことを告げようとしています。

■朝倉討伐

帰ろうとする家康に信長は、まだ三河には帰れない、若狭・朝倉に出陣だと命じました。
幕府への反逆として越前の朝倉義景を討つことを告げられます。
4万を超える大軍勢で将軍と信長に逆らうものを討つつもりです。
「天下一統」(信長)

■浅井長政
「兄上を裏切る、織田信長を討つ!」(浅井長政)


(感想)
浅井長政、出番がやってきたと思ったら、もう裏切りの展開でした。
浅井長政はあっけなく描かれて、明智光秀に焦点が移りそうです。
でも、お市の方の悲劇は丹念に描くでしょう。

----つづく----

次回はどうする家康 第14回「金ケ崎でどうする!」4月16日放送です。
(4月9日は選挙特番のため放送休止)

■感想

貴重な金平糖を食べてしまうという何とも滑稽なストーリーが描かれた足利義昭でした。
落ちぶれたとは言え、天下の征夷大将軍の足利義昭がアレほどの描かれようとは。。。実権はなく、お飾りの将軍とはいえ、うつけでは務まらないでしょう。
そして、いきなり浅井長政登場と裏切りのシーンへ。
かなり急展開で、端折られましたが、家康とはあまり関係ないので仕方ないですね。
お市さんとの交流のシーンはファンタジーとはいえ、初恋相手との再会、愛しく話す二人を甘い感覚で拝見いたしました。


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