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荒地のエンジン20. “竜巻には巻き上げられよ”

東京初日の午後一で豊洲市場協会を訪問、確かな手応えを得た。2月にもう一度、区役所と教育委員会、小中学校を加えた勉強会を豊洲市場協会にて行い、3月の農水省勉強会につなげることになった。夜は教育委員会、小中学校、文科省や大企業(JR東日本、東京海上、Z社他)とのビジネスを進めている一般社団法人の女性代表理事との初会合だ。東京臨海部から寒冷な都心の日比谷に移動。日比谷プレスセンタービルにて理事長、自販機メーカー社長と会合。もともとジャーナリストである女性は強靭なバイタリティで皆を圧倒し、理事長と社長は軽々と対応したが、私はなかなか口火をきれなかった。私の違和感は、一方的に会話をリードし、場を仕切る彼女の余裕の無さだった。30分くらい聞きに徹した私はようやく彼女のスタイルを自分の中に組み込み、グランドデザインを再構築し、ロビン・フッドチームとジャンヌ・ダルク女史の幸せな野合の感覚を掴んだ。彼女の小中学校クライアントは全国に及び、大企業や文科省の有力なプレイヤーである彼女は柱となる部下には恵まれず、私たちのようなチームを探していたようだ。また売上を維持する為に大小問わず様々な事業を牽引していた。私は彼女に、豊洲市場協会と農水省への徹底した取材によるソリューションの掴みを得てから、彼女の世界を災害食自販機ローリングストックモデルに組み込むように話した。もう一つの竜巻とうまくマッチングするなんて、最初から無理だろう。一旦まきあげられるしかない。
翌朝から彼女の巻き込み風が理事長、自販機メーカー社長、デジタルプラットフォーム会社社長に個別に吹き荒れ始め、理事長はわかってるよと苦笑いを浮かべていた。彼女は災害食自販機ローリングストックステーションモデル候補地として早速、目黒区、荒川区への掴みアプローチを開始した。宝船チーム誕生のためには竜巻対応衛星航法しかない。彼女からの貴重な情報として、
■イタリアにおける災害対策としてのユニークな避難所、災害発生地域へのキッチンカー出動モデル。日本の防災モデルは避難所などの建物先行だが、イタリアの場合は、災害の中でも生きること、美味しい料理を愉しむことから始まる、食べる事先行だということ。災害食版スローフード。
■さらには災害食や防災、子どもたちへの(=親への)心のケア、災害に強い生き方スタイルなどの、いくつかのブランドを統合する総合ブランドを構築する戦略については、長年の彼女があたため続けているビジョンのようだ。ジャンヌ・ダルク閣下と清貧なる修道士による、騎士団でも創設するか。

翌日、NEXCO東日本会合では、都庁、西武鉄道と同じパターンで、興味を持っていた担当者が上層部にたしなめられたらしく、慇懃無礼な対応に終始、流石に腹をすえかねたプラットフォーム会社の極めて紳士的な社長が、つまりお時間の無駄ではと、引導を渡して終了。不可解な中折れを私は皆に謝った。
そして理事長と私は今回の最大の作戦、【歴代首相殖産興業機構モデル】、【インテグレーテッドブッディズム構築モデル】、【日印産業循環モデル】の端緒を掴むべく、日印協会・菅前総理会長就任式に向かった。


日比谷プレスセンター内、レストラン、アラスカにて。


レストラン、アラスカ。

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