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ナノ思想2.

陰陽空論

太極図。左側の白い勾玉と黒い●。右側の黒い勾玉と白い○。

陰と陽と空

仮想1.左側の白い勾玉部分を昼間と仮定。右側の黒い勾玉部分を夜と仮定。
さらに左側の白い昼間の部分を“生老病死”の生と観る。左側の黒い夜の部分を老病死と観る。
“生老病死”は昼夜のように巡り循環する。さらに生と死の輪廻転生モデルと観る。
ならば左右の●と○は何か?空性=色即是空エネルギーと観る。深い瞑想、呼吸法、ヨーガなどによる、新皮質脳などの日常脳が意識から封鎖された精神統一=“定(じょう)に入っている=内気が意識を洗浄して清浄な“あのくたらさんみゃくさんぼだい”という意識状態と仮定する。
昼間の活発な世界の中だと●のように静謐な意識状態。夜の老病死の陰気な死に近い世界の中だと○のような明るい静謐な意識状態。眠りから目覚めて、この世の一切の栄枯盛衰が色あせ衰滅と死を身近に感じる時、空のエネルギーは滅びの渦から意識を浮上させる。生でもない死でもない、“空”。
さらにこの色即是空観、空の感、内気エネルギー場を強く深く大きく育ててゆくと、生老病死の感覚、回転を緩め弱める。
生の中の空→黒点=肉体も意識も世界も無主体
老病死の中の空→光点=生老病死から脱却
                 ↓
第三の空の感覚→→生老病死空へ
太極図の左側勾玉の●と右側勾玉の○の面積が拡大。ついには生・老病死の黒白勾玉をおおう空性の螺旋が放射される。
生の止揚、抑止、昇華⇋空性意識の獲得深化拡大
                                                        ⇅
        老病死の昇華消滅                        ⇄  輝ける清浄
                 ⇅
        色即是空
         諸行無常諸法無我
         一切皆空諸法皆空         
          超             ↓       越     
         生老病死空への訓練
■空性を持たない通常の人間=凡夫の死は、カルマと因縁による輪廻転生、生死輪廻のため、一旦死に分解再構成されるために、“分断生死”と呼ばれる。対するに、空性を体内に確立獲得した聖者の死は、凡夫のような一旦その人格が死に分解再構成されず、空性を獲得した人格霊格のまま、生死を経ることなく、変化=霊的進化・深化・神化する。これを聖者の“不思議変易(へんにゃく)生死”と呼ぶ。際限なく因縁による様々な新しい人格で彼岸と此岸を生まれ変わるのでなく、肉体、業カルマを空性で制御、自分を変容させながら、高度な霊界と物資界を修行積徳しつつ往来、完全解脱に向かう。

時空からの浮上

■■じねんなる空
自己愛→家族愛:子供、孫、親、祖父母、先祖への愛、世間そしてお天道様への愛による自我愛から“じねん愛”への自然な変容
固い色眼鏡をはずして変幻自在の空へ


■画像はナショナルジオグラフィック。


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