早瀬野卑

詩、俳句、短歌、エッセイに挑戦したい。小説はその先。書きたい小説のタイトルは"…

早瀬野卑

詩、俳句、短歌、エッセイに挑戦したい。小説はその先。書きたい小説のタイトルは"原初の夏へ還る旅"と決まっているのだが…

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    バイオリズムにより情緒が文章になりやすい時期と枯れてしまう時期がある。

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    ステークホルダーから正反対の意味のミッションホルダーを思いついた。

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長い長い待ち時間が人生だった

私たちは輸送機から強襲降下したエアボーンのようにあらかじめ地図上で決めていた作戦ポイントに入ったに過ぎないこんなに荒涼とした空が落ちてくるような大量死と無自覚殺…

早瀬野卑
2年前
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早瀬野卑
8時間前
5

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早瀬野卑
1日前
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早瀬野卑
2日前
6

走りながら思想しよう。 “中断と変容”

noteを始めるきっかけも唐突なもので、間もなく三年連続投稿の日がやって来る。当初は切りの良い1000日連続投稿して、あとは気の向くままとイメージしていたが、三年連続と…

早瀬野卑
3日前
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4日前
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6日前
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7日前
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朦朧と街をゆこう

そこはいきなり町ごとタイムマシンだった。 昭和の古い木造家屋に淡い薔薇が、 思わず惹きつけられる。そうすると次には淡い竜胆が、 角を曲がると一面の石畳が時空ヘの…

早瀬野卑
8日前
8

夏伯爵詩集

祖父母、曽祖父母が たどりし 苦難の日々を 父母が かき分けし 茨の時間を 今 私は 受け取って おります ただただ ありがたみしか ありません もうその 朧な姿 泣き笑…

早瀬野卑
8日前
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夏伯爵詩集

星の声が 聞こえそうな 夜ですね 昼間 タイムマシンになった町で 珈琲を飲みながら 作品を作り 数日後に 遠い都で 発表会を開きます もう 恋も 夢も 向こうからは やって…

早瀬野卑
9日前
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夏伯爵詩集

今年の私は 何年ものの ワインでしょうか あの彼方の 夏の夜に 仕込まれた 如何なる エキスでしょうか 闇の中で 血液が 流れ始め 今 グラスに流し込まれる 私は そして…

早瀬野卑
9日前
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早瀬野卑
10日前
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俳句ライター

祖母の死は琥珀になってそこにある ■画像はヤフー琥珀色画像より。

早瀬野卑
10日前
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俳句ライター

時無くし命を無くし帰る場所 ■画像はヤフー琥珀色画像より。

早瀬野卑
11日前
8
長い長い待ち時間が人生だった

長い長い待ち時間が人生だった

私たちは輸送機から強襲降下したエアボーンのようにあらかじめ地図上で決めていた作戦ポイントに入ったに過ぎないこんなに荒涼とした空が落ちてくるような大量死と無自覚殺人の時代に生き合わせるなんてでも自分たちで選んだ運命なんだでもあちらの空母で仲間たちとそういう場所で戦うと、つらい日々になると話し合った想定内の事長い長い待ち時間が人生だったこれから展開していく状勢はすでにむこうの基地で仲間たちと何度も何度

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走りながら思想しよう。   “中断と変容”

走りながら思想しよう。 “中断と変容”

noteを始めるきっかけも唐突なもので、間もなく三年連続投稿の日がやって来る。当初は切りの良い1000日連続投稿して、あとは気の向くままとイメージしていたが、三年連続とは365×3=1095日なので、あと数週間となる。
そうイメージすると、自動的に内的変容が訪れて、旺盛な意欲も何か蓋をされたように、希薄になり、逆により深い新たなる変容を欲し始める自分に戸惑った。また三年間夢中になったが、これ以上は

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朦朧と街をゆこう

朦朧と街をゆこう

そこはいきなり町ごとタイムマシンだった。
昭和の古い木造家屋に淡い薔薇が、

思わず惹きつけられる。そうすると次には淡い竜胆が、

角を曲がると一面の石畳が時空ヘの滑走路だった。あー、どこまで飛んで行けるんだろう。

高校時代を飛び過ぎ、朧な幼年期から、さらに深い断層を超えた。そこはもはや母や祖母の記憶の中か、

いくつもの記憶が、物語が、祖先達の深層記憶が、ドライフラワーの魔術で、今日はどれにな

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夏伯爵詩集

夏伯爵詩集

祖父母、曽祖父母が
たどりし
苦難の日々を

父母が
かき分けし
茨の時間を


私は
受け取って
おります

ただただ
ありがたみしか
ありません

もうその
朧な姿
泣き笑いの
おもかげだけで
十分です

私は
たしかに
受け取りましたよ

あなた達がまた
歩み始められるために

私もまた
歩き続けます

人あってこその
人生なんですねえ

人あってこその
道なんですねえ

■画像はヤフー、

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夏伯爵詩集

夏伯爵詩集

星の声が
聞こえそうな
夜ですね

昼間
タイムマシンになった町で
珈琲を飲みながら
作品を作り
数日後に
遠い都で
発表会を開きます

もう
恋も
夢も
向こうからは
やって来ないですよ

何度でも
思いをかなえようとする
亡霊のような
あなたと
私の
想念の力が

夜の舞踏会を
開くんです

星が
ざわめくような
そんな夜を
呼びましょう

そして
帰らざる旅に
出かけましょう

■久石譲、”

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夏伯爵詩集

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今年の私は
何年ものの
ワインでしょうか

あの彼方の
夏の夜に
仕込まれた
如何なる
エキスでしょうか

闇の中で
血液が
流れ始め

グラスに流し込まれる
私は

そしてまた
今夜
私は
樽に
仕込まれて
何年を経ることが
できるのでしょうか

幾分枯れて
色褪せたような
私を
あなたは
飲んでくれますか

そんなに
嫌がらないで
さあ
一口だけ

■久石譲、“The Rain”を聞きながら

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俳句ライター

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祖母の死は琥珀になってそこにある

■画像はヤフー琥珀色画像より。

俳句ライター

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時無くし命を無くし帰る場所

■画像はヤフー琥珀色画像より。