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自分は「乾いている世代」か?「乾けない世代」か?どちら?
会社を運営していて、もうだいぶ慣れましたが、世代間によって、さまざまな考え方や感じ方のギャップを感じます。
#当たり前
今回はそのギャップを2つの世代に分けた考え方についてお話したいと思います。
■「乾けない世代」と「乾いている世代」
最近出た書籍「プロセスエコノミー」の著書でもあるIT評論家尾原和啓さん。
その尾原さんが2.3年前に書いた著書「モチベーション革命」の内容を思い出したので、今日はおさらいしておこうと思います。
#世代間ギャップの話
その内容は、尾原さんの提唱する「乾けない世代」と「乾いている世代」の話です。
乾けない世代とは、
30代以下の、
日々自分なりに頑張っているけれど、
いまいち頑張る意味が見えてこない
「モチベーション迷子」の人たち
つまり、貪欲になろうにもなれないわけです。
その反対に、上の世代を「乾いている世代」と呼んでいます。
乾いている世代は、
・収入を増やしたい
・物を買いたい
・旅行に行きたい
・贅沢したい
常に乾いていて、モノやお金や地位を欲しています。
何かを達成して、ご褒美をもらえることがモチベーションになっているという意味です。
#貪欲
■モチベーションの違い
尾原さんはさらに、それぞれの世代はモチベーションの質が違うと言います。
上の世代である乾いている世代では、「国」「社会」を支えているというような、『大きな枠』でモチベーションを考えています。
一方、乾けない世代のモチベーションは「家庭」「友人」「自分」という、『小さい枠』で作り上げられているということです。
そして、今の社会は上の世代である「乾いている世代」が作り上げたものです。
そこで下の世代「乾けない世代」はその上に立たされ、「もっと社会や会社に貢献しろ!」と言われても、その意味を感じられず、モチベーションのギャップを感じていると言います。
このギャップの違いは、やはり育ってきた時代背景が違うからです。
乾いている世代の時代は、次々と新しい家電や、車、便利なものが出てきて、「持ってなかったことへのコンプレックス」があります。
#カラーテレビほしい
#ブランド品欲しい
だからこそ貪欲に自己犠牲を払いながら、モノや地位を得るために仕事をしてきた。
#いい車乗りたい
一方、乾けない世代は、モノにあふれ、情報にあふれた時代。
スマホやパソコンをみれば、あらゆる業界であらゆることが成されていて、自分が何かのパイオニアにはなれそうにない。何かを達成することに興味を持てないのです。
#ワインはサイゼリアで十分
■世代感ギャップは経営課題
会社を経営するにあたって、この世代間ギャップについて考えることは非常に重要だと思っています。
ところで、私はどっちの世代なんだろうと考えてみると、
やはり私は「乾いている世代」だなと思います。
つまり、365日仕事をしていても大丈夫だと言うことです。
#もちろん気持ちの面で
でも「物欲」はないんですよねぇ。
そうかんがえると、私の年代が2つの世代の「境」になっているのかもしれません。
また、私がお付き合いをさせていただいている経営者のほとんどの方は上の世代、つまり「乾いている世代」です。
その点では、同じ乾いている世代として、価値観が共有できることが多いように思います。
しかし、職場には若い世代「乾けない世代」がいます。
一言でいうなら、出世よりも、自分の時間を確保したいという世代です。
今、会社運営で難しいところは、この世代間ギャップをうまく捉えた制度設計です。
例えば、仕事の負担を減らすことを考えた施策を講じて、スタッフの自分の時間を確保できたとしても、「乾いてる世代」からすると物足りない。
反対に、頑張って働けば、昇給昇進できると言われても、「乾けない世代」には響かない。
相反する世代が混在しているのが今の社会。
いやぁ、難しいですね。
最近、労働環境や会社独自の制度を考える時、両世代を満足させる設計は出来ないなぁと考えていてるんですが、
考えれば考えるほど、実は逆にシンプルな制度でいいんじゃないかなと、原点回帰に至った考えでいます。
ということで、乾けない世代と乾いてる世代の概念は、気に留めていても損は無いと思います。
頭ごなしに世代の価値観を押し付けても、なかなか理解されないのは、そういうことですよね。
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▲イノベーション広島協同組合の理事会。現地ミャンマーの実習生とzoom面談を行いました。
現場からは、以上でーす‼️
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