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今ではあり得ない1970年代の昭和時代の思い出(小学生低学年時代④)キャブ車のエンジン始動のお手伝いとガス欠

昔の記憶をともに綴っていく子供時代の思い出です。1970年代後半から1980年代前半の時代の出来事を書いていきたいと思います。


さて今回は車に関するエピソードを2つばかり書いていきたいと思います。もう40年以上昔の出来事なのでかなり記憶が薄れているのでやや曖昧な部分もありますが、その点はご容赦を😋

自分の記憶の中で、我が家に初めて車が来たのは自分が小学生の1年生くらいの時だったと思います。車種は覚えていませんが、その車でドライブに行くのは嫌だったことを思い出します。何でかというと車酔いするから。当時の車は今の車ほど高速走行時の安定性がなくて高速道路とかで父親がスピード出すと、乗っていて恐かったんですよね。。。

で、車に乗ってるだけなら、まだいいんですが、昭和時代の「お父さん」はそれ以外にも色々と子供に「お手伝い」をさせたものでした(うちだけかもしれないですけど)

エピソード1  早朝のキャブ車のエンジン掛けのお手伝い

当時の車はインジェクションじゃなくてキャブ車(ダブルキャブのブルーバード)。最近の車はキーを差し込むこともなくボタン押したらエンジン掛かるので、やっていい悪いは置いといて、幼稚園児でも(ブレーキに足が届きさえすれば)エンジン掛けることは出来ますが、昔のキャブ車は違いました。特に冬場のエンジン始動は大人でも難しいかもしれない作業だったのです。

難しかった、そしてエンジン掛ける作業はちょっと怖かったということは覚えているのてすが、詳細のステップは忘れてしまったので、ChatGPTにキャブ車のエンジン始動ステップについて改めて教えてもらいましたが、こんな手順でした。

* 以下ChatGPTによる説明 *

寒い時期のキャブ車(キャブレター車)のエンジン始動ステップを、フェールレバーの操作を含めて説明します。

  1. チョークレバーを操作: キャブレターのチョークバルブを引いて混合気を濃くします。通常、チョークは完全に引くか、部分的に引くことで効果的です。

  2. フェールレバーを引く: アイドル回転数を上げるために、フェールレバー(アクセルレバー)を引きます。これにより、エンジンが始動しやすくなります。

  3. エンジンを始動: 点火キーをスタートポジションに回し、セルモーターでエンジンを始動します。エンジンがかかったら、アクセルペダルを少し踏んでアイドリング回転数を維持します。

  4. チョークとフェールレバーの調整: エンジンが安定して始動したら、チョークレバーとフェールレバーを調整します。エンジンが温まるまではフェールレバーを適度に引いて高めのアイドリング回転数を維持しつつ、チョークを徐々に戻します。

  5. 温まるまでアイドリング: エンジンが十分に温まるまでアイドリングさせ、アイドリング回転数を安定させます。温まったら、フェールレバーを元の位置に戻します。

  6. 通常運転: チョークレバーが完全に戻り、アイドリングが安定したら、通常の運転が可能です。

寒い時期にエンジンが冷えていると、これらの手順を正確に行うことが重要です。

このステップ、今見てもめちゃくちゃ大変じゃないですか? これを小学生低学年時代に「朝のお手伝いとして」やってたんです。間違って操作すると壊してしまいそうで恐かったですし、何よりも真冬の寒い時期だとなかなかエンジンが掛からなくて大変でした。そしてエンジン掛けて5〜10分して暖機運転が終わったくらいのタイミングで父親が駐車場にやってきて会社にいく、そんな感じでした。

ちなみにエンジン掛けたらずっとそこにいるわけではなくて、当時住んでいたマンションの上がってしまいました。自分も学校に行く準備しないと行けなかったので。そうすると暖機運転の間、鍵が掛かっていない状態でエンジンの掛かった車は1階の駐車場に無人の状態で停まったまま。今考えると誰かに盗まれてしまいそうで、とてもそんなことは出来ませんが、そんなことをしても大丈夫な時代でした。

エピソード2 山道でのエンストとハンドル操舵

こっちのエピソードの方が前だったかもしれませんが、うちの父親は一時期マツダのカペラというロータリー車に乗っていました。

ロータリーなので結構速い車で、父親からLINEでもらった情報によると、大宮バイパスでローターリーとポルシェと信号待ちから競走した事が有ったそうです(やんちゃ!)スタートでは負けてなかったけど、その後抜かれて、ポルシェ911は速かったと思い出をコメントしてました。

ただ、ロータリーというと速いというキーワードの他にもう一つ思い浮かぶキーワードは、燃費の悪さ。そのせいかもしれませんが、ある日父親に連れられて山道にドライブにいったときに、ガス欠で車が動かなくなってしまったんです。

記憶の中では、気候は春か初夏で、天気のよい日でしたが、見晴らしのよい山道は、殆ど他の車が通らないような所だったと思います。幸いなことに、ガス欠になった場所は、丁度下りの山道だったので、暫くはガソリンなしで下っていったのですが、道が平坦になってきたところで、ついに動かなくなったのです。

そこで、どうしたのかというと、父親が車を後ろから押すことになったのです。で、当時(多分幼稚園か小学生低学年)だった私が運転席でハンドル支える、みたいな。

まあ、今だったら車を押すとかないですよね。その頃の車はマニュアル車で今よりも軽量だったのでやってみたのかもしれません。また、エンジン掛かってないとはいえ小さい子にハンドル握らせるとかも今の時代ならないですよね。でも、うっすら残っている記憶の中の40年前は、牧歌的で何となくOKな時代でした。多分。。。

ただ、ハンドルを握っていたとはいいつつ、基本的には直線維持で、かつそんなに長い距離は押せなかったんじゃないかと思います。カーブに差し掛かった時に上手く操作出来なくて、結局車を押すのは諦めたと思います。何せ昔のことなので詳細は忘れてしまいました。その後どうなったのかについてもあまりよく覚えていませんが、父親が何かしらの手段でガソリンを貰いにいってきて何とかしたような気がします。

今の時代と違って、昭和の時代は色んなことを子供にもやらせていた時代でした。ある意味すごく自由でしたし、ある意味色んな点で無法地帯とも。良いとか悪いとかおいといてそんな時代ではありました。


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