見出し画像

今ではあり得ない1970年代の昭和時代の思い出(小学生低学年時代①)ザリガニおじさん

昔の記憶をともに綴っていく子供時代の思い出です。1970年代後半から1980年代前半の時代の出来事を書いていきたいと思います。

尚、ちょっとだけですけど、気持ち悪い描写があるのでそういうのが苦手な人はこの先読まないほうがいいかもしれないです。

当時、自身が幼稚園の年中〜年長くらいの時期に、埼玉県春日部市に引っ越してきました。(ちなみに転入した幼稚園は、名前としては(クレヨンしんちゃんで)結構有名な春日部幼稚園でした🙂)

ここ十数年、当時住んでいた辺りに足を運んでないから、今がどうなってるかわからないけど、当時家の周りは農業用の用水路やドブ川に囲まれていました。今の住所表記は春日部市中央ですが、引っ越ししたばかりの時の住所表記は谷原新田だったと記憶してます。あちこち田んぼだらけだったんですよね。

ちなみにちょっと話が外れますが、当時は秋に台風がきて大雨が降ると用水路の水があふれ出して、家の前が一面湖のようになっていました。湖の中に家やマンションがぽつん、ぽつんと建っている感じ。この光景をみるとワクワクしておもちゃのボートを手に長靴を履いて遊びにいったものでした。今にしておもうと汚いヘドロのたまったドブ川の水なども一緒にあふれ出していたので決して綺麗なものではなかったんですけどね。

田んぼやドブ川が多かったので、小学生になってからは、学校終わってからよくザリガニ釣りをして遊びました。そんな時に住んでいたマンションの前のドブ川でザリガニ釣りをしているおじさんがいたのです。

そのおじさんのザリガニ釣りはかなりの腕前で、1匹、2匹と次々にザリガニを釣り上げていきました。その様子を目にして、他にも何人か自分と同じくらいの年頃の子供達が集まってきました。すると、そのおじさんは得意げにザリガニを更にザリガニを釣り上げていったのです。そして、その後に、40年くらい経過した今でも覚えている衝撃的な光景を目にすることになりました。

パクっ

え、ええー? 何とそのザリガニおじさんは、あろうことか釣り上げたばかりのザリガニの尻尾をもいだと思ったら、それを口に入れて食べ始めたのです。

それは衝撃的な光景でした。ザリガニって食べれるの? それもそれを釣り上げたのは汚いドブ川…

流石の昭和時代の子供でもこれには引きました。すると、そのおじさんは、やめるどころか釣り上げたザリガニを美味い美味いといいながら、次々に食べ始めたのです。

美味いから食ってみるか?

そんなことを聞かれた気がします。いやいや、そんなのタベナイから、自分含めたその場にいた子供達はヤバいと思って一斉にその場から逃げ出したのでした。ちなみにそのおじさん、目の白目のところが何やら緑色になっていて気持ち悪かったことを覚えています。今にして思うと、恐らく寄生虫か何かにやられていたのかな?って思います。

ちなみに、当時は近所に少し風変わりなおじさんとかいました。マンションの近くで遊んでいると話しかけてくるおじさん、その人はたまに話をしたので覚えていますが戦争で手首から先を失ったとかで手首の先がありませんでした。遊んでいると説教してくるおじさんもいました。たまに野球のビニールボールをくれるいいおじさんもいました。

ただ、当時はとにかく子供の数が多くて、どこで遊ぶにしても1人で遊ぶなんてこてはなくて、大体年上のリーダーみたいな子供がいて、そこに年少の子供がついて子供同士のグループで遊んでいたので、少し変わった人がいても危険な目に合うことはありませんでした。

まあ、そんな時代でした。

ちなみに、大人になってからですが、六本木ヒルズ近くのお洒落なスウェーデン料理か何かの店にいった時にザリガニ料理を食べました。ザリガニ出てきたのを見て幼年期のザリガニ事件を思い出しましたが、実際に(ちゃんとした)ザリガニ料理を食べたら美味しかったです。




この記事が参加している募集

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?