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今ではあり得ない1970年代の昭和時代の思い出(小学生低学年時代②)のら犬と緊急避難所

昔の記憶をともに綴っていく子供時代の思い出です。1970年代後半から1980年代前半の時代の出来事を書いていきたいと思います。

小学生になった頃、家の近所には結構な数の野良犬がいました。当時小学生になったばかりの自分に取って、この野良犬が恐怖の対象でした。当時何が恐かったのかというと、 

①父親
②蛍光灯に照らされた夜のマンションの階段スペース
③街中にいた野良犬

の3つだったんじゃないかな、と思います。ちなみに当時星一徹ばりに恐かった父親の思い出はまた別記事で書いていきたいと思います。

あと②についてですが、何となく当時のマンションの階段スペースって暗闇を弱々しい白い蛍光灯がジリジリと光っている印象で、不気味な感じがしたんですよね。あの頃は夜とかでもちょっと煙草を買ってきて?と親に言われて近くの自販機に買いに行かされていた時代なので、夜にマンションの階段登り降りするとき恐かっのを覚えています。というか、子供が普通に煙草とかビールをお使いで買いにいっていたこと自体が「昭和」ですけど😅

さて、野良犬の話に戻ります。外で野良犬に遭遇したとき、他の子供達や大人がいるときは、まだいいのですが、(とはいっても子供だけのときは皆で逃げていたんですが)恐かったのは1人で学校から下校しているときに野良犬と遭遇すること。毎回びくびくしながらかえっていました。

学校帰りに遠くのほうに野良犬の姿がみえると、「緊急避難場所」に退避をしたのです。「緊急避難場所」というのは、文字通り野良犬から逃げる場所のこと。学校からの下校途中、ポイントポイントで野良犬に遭遇したときに逃げる場所があったのです。逃げる場所は主に以下の非難場所でした。

  • ドブ川のフェンスの中

  • マンションの階段

  • 人の家の敷地内

野良犬に噛まれたことはないですが、追いかけられて必死にドブ川を囲っているフェンスによじ登って野良犬から逃げたことはありました。人の家の敷地内は本当ははいるべきではないんでしょうけど、逃げないといけなかったので、あと子供でしたし、昭和でしたし😎

今の令和の時代に野良犬をみることはまずないですが、当時は小学生が野良犬におびえながら下校していた。そんな時代だったんです。

今の時代だったら、街中に野良犬がいるなんてことになったら、まずは子供の親が大騒ぎして、下手したらネットニュースにもなるんじゃないかもしれません。当時も何となく親達は市役所に連絡をしていたみたいですが、何となく野良犬いるのも普通みたいな雰囲気があって対応もすごくゆるゆるしていた感じがします(当時は子供だったので実際どんな対応していたのかの詳細はわかりませんが)

ちなみに話はそれますが、当時犬を飼うとなるとほぼ全ての犬は外で飼われていました。今の時代はどの犬も当たり前のように室内で飼っていますし、うちのトイプーに至っては寒さに超弱くて、冬場に犬イベントとかに連れていくとブルブル震えています。それと比べると昭和時代の犬って逞しく生きていたんだなぁ、なんて思ってしまいます。


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