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しあわせアフロ田中を読んで思った。「人間は働きすぎだ」

「人間は働き過ぎだ」

ある日だらだら漫画を読んでいた時にたまたまこの言葉と出会った。

普段ならそのまま読み飛ばすのにやけにこの言葉が引っかかったので思ったことをnoteに書いてみることにした。

しあわせアフロ田中とは

「しあわせアフロ田中」とは「アフロ田中シリーズ」の中の一作品。

アフロの髪型が特徴的な主人公の田中とその仲間たちの日常を描く青春コメディ漫画だ。

シリーズ全話が〇〇アフロ田中というタイトルで、〇〇の中には「高校」→「中退」→「上京」→「さすらい」→「しあわせ」→「結婚」と主人公田中に起こった変化がダイレクトに反映されている。

今回読んだのはその中の「しあわせアフロ田中」という作品でアラサーを迎えた田中が馬鹿なことをやりながらも心のどこかで感じる葛藤や不安を描いた作品だった。

「人間は働き過ぎだ」

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以前の職場を辞めマグロ加工工場で勤務していた主人公の田中は重労働と人間関係に悩んでいた。

そんな田中が職場からの帰り道に持論を展開するシーンに登場したのが「人間は働き過ぎだ」という描写である。

辛いと感じる労働に人生の大半を何故費やしているんだろう。
人間はまるで働くために生まれてきたかのようだ。
辛い労働が大半を占めている人生はおかしいに決まっている。
もっとしあわせな生き方があるはずだ。
お金のために働くのではあるが必要最低限で十分だ。


ざっくりこんなことを主人公の田中は感じていた。

これを読んだときにすごく安心した。

自分の周りの環境では、大学を卒業したら企業に就職する。
企業と言ってもただの企業ではなくネームバリューのある会社を目指す。
社会に出た後は年収や地位などを手にする成功者になるために日々努力をする。


8割型の人がこんなことを口にしてる。

ずーっと違和感を感じていたものの自分の周りではこの「成功することが正義」と言う考え方が当たり前だったのでそれを信じて疑わなかった。

だけど心のどこかに引っかかってたものがあった。

「楽しいと思うことをやりたいなぁ。」
小学生みたいな意見だけど本気でそう思っていたし。今もそう思っている。
周囲に何を言われるか分からないから口にはしなかったけどそう思っていた。

そんな自分と主人公の田中は同じ悩みを抱えているような気がした。

だから彼の主張を聞いて安心したんだと思う。

「成功すること」と「幸せになること」

「成功すること」と「幸せになること」は別物なんだなとこのnoteを書いていて思った。

「成功」は他人からの評価だけど「幸せ」は自分で決めれる。

そう思った。

しあわせアフロの主人公田中は仕事をしながら友人とゲストハウス開業の準備をしている。

とても幸せそうだ。
だけど、成功しているかと言われたらそうではないかもしれない。

だけど思った。
本人が幸せならそれで良い。

どんな人生だろうと一度きりの人生。
そんな人生を他人からどう思われるかに振り回せれていたらつまらない。

だから、自分が幸せだと思える人生にしていこう。

なんとなく読んでいた漫画だったけど気がついたら人生について考えてた。
「アフロ田中シリーズ」読んだことない人は是非読んでみてください。


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