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空白の1年

非日常が日常になった。いや、本当は自分だけが非日常だったと錯覚していたのかもしれない。新型コロナウイルスにより、予定していた「海外に飛んで仕事をする」ということができなくなった。そう、いきなりニートになったのだ。もちろん自分だけではないことは知っているが、そんなのは遠いどこかの話だと思っていた。思えば、いつもそうだったのかもしれない。ニュースで映る景色が自分の場所ではないことに心のどこかで安堵していたのかもしれない。

人生において起こるすべての出来事は必然的に起こりうる。


人は生きていく上で必ずいくつかの選択を迫られる。それは、いつ、どこで、どのようにしてくるのかは分からない。私は今、選択を迫られている。 いつこの状況が落ち着くのか分からないからこそ、動かなければならない。今の自分にとってなにが必要で、なにをしていくべきなのかを。

海の外に行けるようになったとき、少しでも何かを身につけた状態でその場所に立っていたい。無駄にすることなく、今の自分より、一歩でも二歩でも成長し、この1年があったからこそ今があるんだと言えるように。

「空白の1年」にしないように。

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