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「観察」と「分析」の違い

学生時代によく「歩行観察」や「歩行分析」を行いました。

が...みなさん「歩行観察」と「歩行分析」の違いは分かりますか?

学生時代の私はお恥ずかしいことにちんぷんかんぷんでした(笑)

私なりに分かりやすくまとめてみました。


「観察」は
ありのままの様子を書く
(例えば...Msw時に足関節が底屈位で膝関節は屈曲位となっている)
(目線は下方を向いており、やや体幹前傾位)
などなど、歩いている様子を観察してありのままの様子を書くみたいな感じです。

それに比べて

「分析」は
なぜそのような歩行になっているのかを考える
(例えば...足関節が底屈位になっているのは、運動麻痺が原因である)
といった観察から読み取れた異常に対し、分析を行う
イメージで良いと思います。

しかし分析で必要となってくるのが
「理学療法評価」になります。

足関節が底屈位なのは運動麻痺が原因であると予想を立てましたが、理学療法評価で運動麻痺が認められない場合には裏付け出来ないので、他の原因を探ることとなります。(もしかしたらROM制限がある可能性や筋力低下といった他の要因が影響しているのかもしれない)


この考え方は「トップダウン」といって、動作から要因を考えていく方法になります。
学生時代はもっぱら「ボトムアップ」でしたが(笑)

また「トップダウン」や「ボトムアップ」といった考え方もお話し出来たら良いなと思います。

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