BUMP OF CHICKEN なないろ に教わったこと
藤くんが優しい歌詞を書けるようになってからも、やっぱりこの方のコトバの使い方や表現っていうのは誰にも真似できないですよね。ライターのように、言葉を仕事にしたい人として尊敬しかありません。
今回この「なないろ」で、今の成長や喜び、幸福は、辛い過去や経験があったからこそ手に入れられて、それに支えられているのだということを、この歌は改めて教えてくれます。
「辛さ」を「雨」と「昨日」、「喜び」を「晴れ」と「今日」で表し、
この歌では、自分の中にある「辛いことや嫌なこと」を「雨」と「昨日」、「嬉しい気持ちや楽しい気持ち」を「晴れ」と「今日」で表してます。
「昨夜の雨の事なんか 覚えていないようなお日様を 昨夜出来た水たまりが 映して キラキラ キラキラ 息をしている」
と、今の自分は過去の辛い経験が立派に映してくれてるということに気付かされます。
さらに、「失くせない記憶は傘のように 鞄の中で出番を待つ」「躓いて転んだ時は教えるよ 起き方を知っていること」
と、その経験はまた次の困難を乗り越えるときのために待っていてくれて、その時は「起き方」を教えてくれるのではなく、「自分自身で起き方を知っていること」を気づかせてあげるよ、と支えてくれています。
そんな、「思い出すと寂しい」けど「思い出せないと寂しい」ような、自分の今までの色んな出来事や経験を、わすれずに一緒に生きていきたいと、改めて思いました。
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