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新社会人に知ってほしい、新たな会社で働く上で大事にして欲しい考え方

3回目の緊急事態宣言が発令され、まだまだ新型コロナウィルスが与える世の中への打撃は凄まじいですね。

この未曾有の世の中、4月に新たに社会人になられた方は、入社して社会人になってからほぼ1ヶ月が経とうとしています。入社式や初期研修等が中止やオンラインになったり、業務がテレワークになったりと、中々同期や職場の先輩達と繋がりにくく、職場環境に慣れるのがむずかしい状況だと思います。

そんな中で今回は、普段職場で上司兼OJTトレーナーとして部下や若手社員と接している中で、上司として、若手社員や新入社員の方に、仕事をする上で大切にして欲しい考え方をご紹介します。
「おっさん上司のたわごとウルセー、ダルい」とか思われるかもしれませんが(-_-;)、5月病がくる前にモヤモヤしている方に少しでも参考になれば嬉しいです。


1:メモを取り、自分でマニュアルを整理し、業務を学びつづける

会社に入ったばかりの時は、業務のことなんてわからなくて当然です。全くの無経験で右も左も分からない人だけでなく、学生時代に多少同じようなことを経験している人でも条件は同じです。経験者であろうと、その会社のルールに従って物事を進めなければいけませんから。「これくらいのこと」とバカにせずに、何でもメモを取り、メモを整理し、自分で作ったマニュアルや会社の規定を勉強し、一つ一つ自分のものにしていって下さい。

インプットで重要なのは、自分の頭の中で理解したつもりにならずに、腹の中まで落とし込む意識で(自分の言葉で説明できるように)理解することです。細かな雑務からメインの業務まで、一つ一つの仕事を自分のものにしていって下さい。自分が「0」で、尊敬する上司先輩・追い抜きたい上司先輩が「1,000」で、今はその人のやっている業務や言っていることに理解してついていくので必死だとしても、今日1つ覚えれば「1」です。それを毎日続けると3年でその姿に追いつけます。そうやって、「昨日の自分よりも1つだけでも変わる」意識で励んでみて下さい。



2:怒られること、ミスをすることを悪いことだと恐れ過ぎない。ホウレンソウは正確に。

今の時代の若手社員は、叱られることに弱いと言われています。これは組織や人の雰囲気にもよりますが、私の会社にもミスをした時に、隠したり、言い訳をしたりする人が多くいます。中には本当に重大なミスもありますし、いつまで経っても直らないような初歩的なミスは避けるべきです。しかし、ミスは組織として対応しなければいけませんし、その上で、「ミスをした責任」とはきちんと向き合うようにして下さい。言い訳ばかりを並べて事実を伝えない人から「こうするつもりでしたが」「こうだと思ったのですが」などと長々と言われても、上司は判断できません。「事実→判断」の順で要点を整理して報告しましょう。

そもそも怒られないように避けても、自分の成長に繋がりません。ミスをした自分を受け入れて、自分の中での原因究明と改善策を立ててPDCAをきちんと回せば、必ず成長に繋がります。「反省」は、怒られたり注意された時に言葉で言うのは簡単ですが、実際に行動に移せる人ってものすごく少ないと思います。「反省」と「改善」こそが、「ミスをしない」「怒られない」最大にして最速の方法だと心得ましょう。



3:仕事を楽しむ姿勢を忘れない

1ヶ月も経つと、そろそろ自分の想像と現実とのギャップも見えてくるのではないでしょうか。入社する時は「あんなことがしたい」「こんなふうになりたい」と期待を持って入社しても、いざフタを開けると「雑務ばかり押し付けられる」「パワハラや残業、給与まで聞いていたものと違う」「営業は数字ばかり追い求められてただの押し売りじゃないか」等、ホームページや人材募集欄に書いていたようなワクワクするようなことなど全然違うでしょう。

ですが、「意味のない雑務なんて無い」というのは本当です。書類のコピーや整理、電話対応、ゴミ捨て、お茶汲み、etc...全てに意味があります。そして、あなたがパワハラ上司達から指示された「その雑務」は、あなたが初めてその会社で頼まれた自分の「仕事」で、それをこなすことした結果が自分の「仕事の成果」です。コピーやお茶汲みができないような人に、資料作りもお客様との挨拶もできるはずがありません。量が多くても、その「タスク管理」も「時間管理」もスキルアップの一部です。そうやって「雑務」や「初歩的な仕事」を1つづつものにしてきた先に、1,000歩先の先輩がいます。

そして、入社前後のギャップは、どのような仕事にも、どのような会社にもあります。「できない」「向いていない」「自分のやりたいことと違う」と考えるのは簡単です。そんな時は次の2つの考え方を心がけてみて下さい。①「仕事をする」ということそのものを好きになる。これから社会人として、社会に出て働くということはまず受け入れましょう。今の世の中働かなくてもお金は稼げますが、働かないと社会には出れません。自分が社会で生きていきたいのであれば、その活動は受け入れましょう。もう学生生活は終わりで、今度はあなたが社会に価値を提供する番です。 ②自分が就職活動で「やりたい仕事」「向いている仕事」を分析して、その結果今の会社とご縁で結ばれて今の会社にいます。それは、とても幸せなことだと考えましょう。



最後に

まず思いつくものを3つ、私の部下や新社会人に対する想いや考えを述べさせていただきました。この3つをすべて実践するってむずかしいです。私も含めてですが、実践できている人は中々いないと思います。ですが、まずは意識をしてみて、思い出す度に再度意識してみて、を繰り返すだけでもぜんぜん違うはずです。きっと自己成長と自己実現の役に立ちます。上司の戯言、頭の片隅にでもしまっておいていただけたら幸いです。もしも長々と説教じみてしまっていたら本当に申し訳ありません。批判・中傷含めて受け入れます。

最後に、内容に関するご意見や改善点もありましたら、遠慮せずにどんどん教えて下さると大変ありがたいです。私は、日々本当に大変ですけど、会社に行って、職場の人と話して、社会で働くって、楽しいと思います。今日から、明日から、明るく仕事がんばりましょう!!

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