読書録『眠れなくなるほど面白い 図解 脳の話』

Amazon prime readingより眠れなくなるほど面白い図解脳の話を読みました。

脳に関する本はいくつか読んでみてますが、脳の種類は中々覚えられないですね。

まず基礎知識として、脳のそれぞれの名前とその役割についてざっと書かれています。
トマウマを乗り越えるには?マインドフルネスはなぜ脳にもいいの?というような脳とどう付き合っていくのかということが第一章では書いてありました。
第二章では脳はいつまでも成長しますよという感じです。
このあたりまでは他でも目につく内容でした。

面白かったのは第三章と第四章
脳はひらめくとAIと脳の未来の章です。

ひらめきには基礎知識と欲求が大切とのことです。
知識を組み合わせて、解決したい問題がある時、知っていることを組み合わせて問題解決への道筋が出来ると脳は強烈な快感を得るそうな。
ひらめきのためにはいろいろな知識を持っていることは大事になりそうです。
何かと何かを組み合わせて新たな解法を見つけ出すことなので。
ひらめかなくとも役に立つこともおおいので読書は大切だなと思いました。

そして、そんな閃きですが、AIには難しいです。
AIは知識の組み合わせによる最適解を演算することはできますが、知識を組み合わせて全く新しい解法を生み出すことはできません。
AIがすごいと感じるのは自分の知らない答えを提示してくれるからです。
チェスや将棋等は膨大な数のシミュレーションをすることで今の最適解を探しているだけですし、対話による回答は誰かの回答と同じものになってしまいます。

それともう一つ、AIには感情はありません。
物を食べないので美味しいと思うことはないですし、痛覚はないので痛いと感じることはありません。
それらしく会話できるのは人間ならこんな時にはこう感じるという教師データがあって、こうゆう時はこうと返しているだけにすぎないです。

人間で言う1+1が2と同じように、血が出ていたら人間は痛いと感じる
というような感じです。
人間を理解できても人間にはなれない
悲しいけどこれが現実ですね。

脳の本は読むと考えさせられるので読んでて楽しいですね。

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