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映画「アナログ」

平日の夜、レイトショーで観てきました。
ビートたけしが書いた恋愛小説。
デザイナーの悟(二宮和也)は、
携帯を持たないみゆき(波留)に恋をする。
会えるのは毎週木曜日、同じ場所で....

最後泣いちゃった。

これから映画を観に行く人へ・・

映画を観ていて、いくつか思ったことは

--登場人物が素敵。

お母さん(高橋惠子)の存在
悟はお母さんに、態度や表情からなんでも見透かされれる。
そして、お母さんが悟に「人には自分だけの幸せの形がある」と
はじめのうちに言うシーンがあるのですが、後にこれか。と思えます。

友人ふたり(桐谷健太、浜野謙太)もとてもいい友達で
ふざけたり茶化したりしつつ、心から2人の幸せを
応援しているのが感じられて暖かい気持ちになります。

--シーンの切り替え

シーンの切り替えで黒い画面になるのですが、
4秒間くらいあったでしょうか。
フェードインフェードアウトではなく、パッと切り替わります。
感覚的には長かったです。
これはどんな意図があるんだろう?
余韻を感じるのか、振り返る時間なのか?と考えていました。

--コーヒー代

喫茶店「ピアノ」で2人は待ち合わすのですが、支払う金額が変わります。
待ち時間に応じてコーヒーを飲んだ回数が違うのを表しているのか、
もう一度確認したいなぁ

--冒険

スマホの地図を見ながら、お店に向かっている途中で
電池切れとなって、道がわからなくなるシーンがあります。
だけど、みゆきは楽しそうに勘で道を歩き、冒険のように楽しむ。

今はスマホがあるがゆえに目的地へ無駄なく行くことで、
余計な事による新しい出会いや発見が無くなっているなぁ

と感じて
翌日の朝、通勤でいつも行く道を変えてみました。
そうすると、初めて行く道の曲がり角の木が生い茂る中に、
人の手で作ったような階段と、その奥につながる道があるのを発見。
あの奥には何があるのかしら・・

余分な事、予想外の事を楽しむと
新しい発見がありますよね。ふふふ

--夜の海

夜の海を砂浜で2人で見ながら
みゆきが
「夜の海が好き。闇があるから、光がより引き立つ」
というようなセリフを。
闇、負、最悪、もうダメ・・
こんな事があるからこそ、良い事(日常さえ)がより際立って見える。
そうだよね・・

--ハグ

なぜみゆきはここで悟に暖かく抱きつくのだろう?
と思えるシーンが2回あるけど、後でその理由がわかる・・

--冒頭のシーン

冒頭のシーンはどこで繋がるのだろう?
と思っていると、やはり途中で「ここね」と繋がります。

私が一番良かったのは、
お母さんが悟に言う

「人には自分だけの幸せの形がある」

でした。
他人から見て、自分は幸せだろうか?
と、考えず
自分が幸せだと思えているだろうか?
自分軸を持って生きていきたいなぁ
と感じたのでした。

いろいろな気づきがある映画です。
これから観る人はぜひ色々なシーンを楽しんでみてください。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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