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ハワイの旅の記録*1994年--3年のブランクを痛感した航空券の手配

【Hawaii Travelog-2】1994/8/12~21

セピア色の古い旅話に色をつけ再び花を咲かせましょう、と言う自分以外には面白味のない旅の記録です


禁断症状発症

初めてハワイに行ってから3年が過ぎ‥再びハワイへ行きたくてウズウズしていました。しかし、何といっても先立つものがありません。親子3人で10日間ほどのハワイ滞在となると、エア+ホテルだけで軽く50~60万はかかってしまうので(1991年実績)、そうそう毎年は出かけられません。しかも、前の年には息子の幼稚園入園、そしてこの年は家を建て替えると言う事情もあり出費はかさむ一方。

こんな状況ではハワイは無理よね‥と一時は思ったのですが、折りしもこの頃は超円高。これを追い風と見ないで何とする。行ってもいいんじゃない?

家族会議(と言っても夫と私の2人ですが)の結果、8月12日から1週間夏休みだと言う夫のスケジュールに合わせてプランを練ることにしました。そうして、2度目のハワイ手配は1994年の年明け早々にスタートしました。

1月21日、コンチの8月12日成田発CS908便、20日ホノルル発CS907便を3席予約。と言っても往きはキャンセル待ちという状況。押さえのJALはJL080便、JL073便の往復ともキャンセル待ち。いつの間に夏休みのタタカイは始まっていたのでしょう?3年前はGW明けからのスタートでも何とかハワイへの道は開かれたと言うのに。とは言っても、あれは単にラッキーなタイミングとしか思えませんが。

航空券様変わり

航空券の手配をスタートしてすぐ、3年のブランクを実感。3年前に利用したJASは成田ホノルル線から撤退、航空運賃はその体系が様変わりしていました。PEX運賃が導入され、格安航空券なるものも市場に出回っていて安いことで人気のようでした。よっぽどの理由がない限り、もうノーマルチケットで乗ることはなくなったのでしょうね。すごいな、この変化は。

PEXは格安航空券とは違い、手数料を払えばキャンセルも可能で、団体ツアー客や格安航空券よりも優先順位が高いので予約が取りやすいようです。JALは"JAL悟空"、ANAは"とび丸"と言う名前でその正規割引航空券を売り出していました。割引率は搭乗日によりかなり幅があり、当然、年末年始やお盆・GWなどのピークシーズンはほとんど割引のない価格で、JAL悟空では8月6日~12日が242,000円、13日~9月2日が162,000円でした。ちなみに、子供料金は大人の33%引きとなり、それぞれ162,000円と108,000円。ピーク時の価格は割安感など全くありません。

フレキシブルな思考はできなかったのか

夫の夏休みは7日間でしたが、5泊7日のハワイは物足りないので8泊10日を計画していました。出発日は8月12日、242,000円の日でした。なぜ、この時80,000円も安くなる13日出発にしなかったのでしょう?すでに満席だったと言う記録も記憶もありません。ただひたすら、1日でも長くハワイにいたい‥そんな思いで12日発にこだわっていたのでしょうか?今なら予算節約のために出発帰国の日にちを調整している私なのに‥若かったと言うことなのでしょうか(笑)

2度目も大逆転

1月にとりあえずキャンセル待ちで予約を入れたものの気分は下降気味。それから1か月後、ふと思いついて中華航空に問い合わせをしてみました。案の定、すでにキャンセル待ちの状態だったので、CI018便、CI017便でウェイティングを依頼しました。

暗雲立ち込める夏休み‥わが家の2度目のハワイ危うし!

がしかし、ここで思わぬところから救いの手が。中華航空に電話をした日からわずか2日後、久しぶりに一緒に食事をした夫の叔父にハワイ行きのチケットが取れないと話すと、「チャイナで行くのならディスカウントチケットを扱っている知り合いがいるから」とP航空サービスのG社長を紹介してくれたのです。

早速連絡を入れたところ、「大丈夫、マカセナサイ」との早口の少々アヤシイ(笑)日本語にちょっと不安になりつつも予約を依頼しました。すると、すぐ翌日には「エコノミークラス往復OK、料金は後日」と言う回答を得たのです。え?今までのあの苦労は何だったの?とりあえず、これでこの夏もハワイに行かれることになりました。叔父が黒雲を吹き払う風ならば、さしずめG社長は太陽のように私たちには思えたのでした。

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