ハワイの旅の記録*1996年--再びラハイナへ
【Hawaii Travelog-3】1996/8/9~18
セピア色の古い旅話に色をつけ再び花を咲かせましょう、と言う自分以外には面白味のない旅の記録です
Sugar Cane Train/サトウキビ列車
マウイ4日目、義姉夫妻はモロキニ島スノーケルツアーへ行き、両親と私たち3人はサトイウキビ列車に乗るためにまずはWhalers Villageへ。ほどなくやって来たカアナパリシャトルに乗車してプウコリイ駅を目指しました。カアナパリシャトルは、広いカアナパリエリアのホテル、Whalers Village、プウコリイ駅を巡回しているフリーシャトルです。
The Lahaina Kaanapali and Pacific Railroadが正式名称のサトウキビ列車は、Puukolii~Kaanapali~Lahaina間の6マイルを走っています。オープンエアの客車を牽引するのは、ANAKAとMYTLE。
始発のプウコリイ駅には駅舎なるものがありません。ラハイナからの列車が到着するまではまだ時間があると言うのでバスの中で待つよう案内がありました。バスは冷房が効いているからと言うことのようです。シャトルバスのドライバーは体格いい女性で、前日にバスの時刻表をくれた人でした。
列車がやってきていよいよ出発。10分も走らないうちに次のカアナパリ駅に到着しました。ここで機関車に水を補給します。ここでの停車時間は結構あったので、この間にラハイナまでの片道チケットを購入。料金は大人$9.50、子ども(3~12歳)が$5。何と5人で$43もかかってしまいました。
私たちの乗った機関車は"ANAKA"。カアナパリの海とホテルをバックにしっかりと記念撮影。そして、列車は汽笛の音とともにカアナパリ駅を出発、ラハイナへと向かいました。
車内でも駅でも検札がなく、これはもしかしたら切符を買わなくても良かったのかしら‥とアヤシイ考えが頭をよぎりました(笑)
駅にはターンテーブルがあり、乗ってきたANAKAもこれに乗せられて方向転換をしています。小さい駅舎ながらもギフトショップがあり、ペニーで記念のメダルを作るマシンも置かれていました。駅からは赤い2階建てのロンドンバスに乗るとフロントストリート方面へ行くことができます。
Pioneer Inn
ランチをPioneer Innのレストランで食べました。オープンエアのテラス席での食事はなかなか美味しく、ここで念願のフライドオニオンリングを食べることができました。厚切りのマウイオニオンはジューシーでフライの衣は外がさっくり中はモチモチで大満足でした。残念なことに写真はなし。
Wyland Collection
海洋画家の第一人者、ワイランドのデザインしたTシャツや作品集、アクセサリーなどを扱っているショップがフロントストリートにあります。ギャラリーはラハイナにもオアフ島のハレイワにもありますが、絵画以外の商品を扱っているのはこのWyland Collectionだけのようです。
ここで鯨の親子が描かれたハガキ大の複製画を購入しました。1989年(ちょうど息子が生まれた年!)に描かれた絵で、450枚の限定プリントとの説明書きが裏にありました。小さいけれど$12でワイランドの世界をわが家に持って帰れるなんて、ちょっぴり幸せな気分です。
Crazy Shirts
お馴染みクレイジーシャツもラハイナには3店舗あり、フロントストリートの店舗をのぞいてみました。いつものクリバンキャットデザインのTシャツも並んでいますが、さすがマウイだけあって鯨がプリントされたデザインも多く、"LAHAINA"や"MAUI"の文字も入りお土産や記念に購入するのにうってつけです。
また、ここには店の奥にウッドデッキがあり小さなテーブルセットが置いてありました。目の前が海と言う素敵なロケーションに思わず美味しいコーヒーでも飲みたくなってしまいます。そしてなぜか、セーラーマンとフラガールの顔はめパネルも置いてありました(笑)
Pioneer InnやCrazy Shirtsで撮った写真は義両親のものが多かったのですが、義母が亡くなった後に義父が写真の類を処分してしまい手元に残っているものはあまりありません。ネガを探せば出てくるのかもしれませんが‥旅の思い出はそれぞれ違うのでしょう。愛する者を失った者にとっては写真に残る思い出も辛いだけのものなのかもしれませんね。
この度のラハイナの焼失もまた、失った当事者と少しでも援助をしたいと思う私たちの間には思っている以上に隔たりがあるのかもしれません。そんなことを思った振り返りとなってしまいました。
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