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ハワイの旅の記録*1996年--ラハイナへ行く
【Hawaii Travelog-3】1996/8/9~18
セピア色の古い旅話に色をつけ再び花を咲かせましょう、と言う自分以外には面白味のない旅の記録です
マウイ2日目の午後はラハイナへ行きました。Whalers Villageからは無料のショッピングシャトルが出ていると聞いたのでそれに乗ろうと思っていました。やってきた2階建てのバスは乗車するときに1人$1の料金を徴収され、無料じゃなかったのかしら?と思ったものの、乗り込んでしまったので仕方なくそれでラハイナへ向かいました。私たちが乗ったのはフリーシャトルではなく、West Maui Shopping Expressだったようです。
19世紀初頭にハワイ王国の首都があった場所で、捕鯨船の寄港地として栄えたラハイナ。現在は米国国家歴史登録財および歴史的保護区に指定され、歴史を感じさせる建物が並びます。多くの史跡が残り、ラハイナ・ヒストリック・トレイルでは、65カ所の歴史スポットを巡ることが出来ます。海沿いに続くフロント・ストリートは、全米有数の美しいストリートです。
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フロントストリートを渡るとラハイナの象徴とも言えるバニアンツリーが目に飛び込んできます。ラハイナのバニヤンツリーは樹齢100年を超える大木で、大きく横に伸びた枝からは気根と呼ばれる根が何本も垂れ下がり、地面まで伸びた気根はやがて幹となり大木を支え巨大な茂みを作っています。
バニヤンツリーのすぐ前はラハイナ港。近くにはウォーターフロント砦跡やオールドコートハウス、パイオニアインなどの史跡が点在しています。パイオニアインからフロントストリートへ出る道沿いには小さな土産物屋が続き、店先の「おいしい日本茶あります」と書かれた日本語の張り紙と「安いですよ」の日本語での呼び込み、ワイキキでも見かけるオウムを連れた写真屋さんもいて、ラハイナは観光の街と言うことを実感しました。
Front Street
ラハイナの街の道沿いに伸びるフロントストリート。その通り沿いにはショップやレストラン、ギャラリーなどが軒を連ね、あちこちのお店をのぞいたり買い物をしたり‥とぶらぶらと歩くにはもってこいの場所です。
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フロントストリートはサンセットタイムにholoholo(ぶらぶら歩く、散歩すると言う意味のハワイ語)するのがおすすめとガイドブックには書かれていますが、夕方は部屋に戻る時間なのでそれは叶いません。
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Ukulele Clothing
フロントストリートからワヒエレーンという細い道を入りすぐ右手にひっそりとあるのが、Ukulele Clothing。店の看板もあまりにもさりげなく出ているので見落としてしまいそう。カフルイにも店舗があるようで、ガイドブックにはそちらが紹介されていました。
扱っているアロハシャツやワンピース、Tシャツなどは、派手な色柄のものはなくシックですてきな デザインのものが多いようです。ロン毛を後ろで束ねたスタッフはなかなかの商売上手で、センス良くそれぞれに似合ったものを薦めてくれます。おかげで(笑)私たちは1着ずつアロハシャツやワンピースを買ってしまいました。
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レーヨン100%のアロハシャツが$44、同じくワンピースが$58。スイムパンツは$32でした。
日本語は通じませんでしたが、話も弾んで楽しい買い物ができました。義兄は店内に飾ってあったウクレレの話で盛り上がっていました。店名にもなっていますしね。どんな話をしていたのかは忘れてしまいましたが。
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ここの製品はマウイでデザインしたものをインドネシアで染めて縫製していると言っていましたが、何となくバティック風なのはそのせいもあるのでしょうか?いや、デザインはマウイですよね‥
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物持ちがいいので、義母と私が購入したワンピースがまだ手元にあります。ウクレレ型のタグもショップの紙袋も残っています。でも、お店はすでにないようです、検索してもヒットしません。
懐かしいマウイ、ラハイナの話を改めて書いていますが、2023年8月8日に発生したあの火事からまだ復興への道は遠く‥ラハイナは立ち入り禁止のままですが、カアナパリからカパルアまでの西マウイは2か月たった10月8日に少しずつ観光客の受け入れを始めたようです。マウイは観光で成り立っている島ですので、観光を再開することは再生するためには必要なことかもしれませんが、住民の感情を想うとむずかしいものがありますね。
ラハイナのランドマークでもあったバニアンツリーも炎が襲い焼けてしまいましたが、それでもなおそこに立ち続けている木は希望の象徴であるようで、再生への試みがなされているとのことです。(2023年10月25日)
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