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ハワイの旅の記録*1991年--【初ハワイ】ハワイなんて、と思っていたのに

【Hawaii Travelog-1】1991/8/9~17

セピア色の古い旅話に色をつけ再び花を咲かせましょう、と言う自分以外には面白味のない旅の記録です


なぜ、ハワイなのか

息子が1歳を過ぎた頃、旅行(それも海外)に行きたいと言う気持ちがふつふつと湧いてきました。息子が生まれる前は、プロウスリブ(インドネシア)やプーケット(タイ)と言ったアジアのビーチリゾートへ行っていた私たちですが、いざ小さな子供を連れての海外旅行となると、治安・気候・衛生などなどそれまであまり気を遣わなかったことにも目を向けるようになりました。

そこで浮上したのがハワイアン、いや、ハワイ案。家族で出かけるリゾート地の代表格よね?決して安くはないツアー料金にもかかわらず、たくさんの人がハワイを目指すのにはそれなりの理由があるのでしょう。日本語が通じるとか、日本食が豊富とか、治安がいいとか‥

実は、その「みんなが行く」からハワイは避けていたのでした。年末年始やGW、お盆のピークシーズンには日本人観光客であふれ返り、ワイキキのメインストリートを闊歩するその様はまるで原宿、狭いワイキキビーチの混雑ぶりはまるで湘南あたりを見ているようじゃない?芸能人が成田空港やホノルル空港でインタビューされている姿はもはや年末年始の風物詩のようだし(笑)

‥と、先入観と偏見で見向きもしなかった私たち。そう、実はずっと「ハワイなんて」と思っていたのです。それなのに、なぜハワイ?

それは、大学の後輩を訪ねた時のこと。彼には息子と2か月違いのお嬢さんがいました。お互いそろそろ子育てにもちょっと余裕が出てきた、そんな時期だったのかもしれません。一緒にどこかへ行こうと言う話になり、いっそ海外へ行っちゃおうかと盛り上がりました。勢いってこわい(笑)

ハネムーンでハワイへ行った後輩夫婦の「いいですよ~、ハワイ!」そのひと言でそれは決まったようなもの。安易すぎる?いいのよ、きっかけなんてきっとそんなもの。まさに、「ハワイなんて」と躊躇していた私たちの背中を押してくれたのは後輩だったのです。

でもまさか、彼ら以上にこんなにハワイにはまってしまうなんて、その時は全く想像できませんでした。ほんと、人生なんてわからない。

初ハワイ子連れ旅は自分でつくる

旅行代理店等を巡って集めたパンフレットから選んだのは「ユナイテッド航空朝便利用、アラモアナホテル5泊6日」というツアーでした。ワイキキのホテルを指定するものは値段の高いツアーが多く、ホテルランク別のプランは希望の代金のものがあってもどこのホテルになるかはわかりません。その点、私たちが選んだツアーは、航空会社もホテルも指定されているプラン。当初、後輩家族とはこのツアーで一緒にハワイへ行く予定でした。

でも、わが家は彼らよりも少し前から夏休みが始まります。せっかく行くのなら少しでも長くハワイに滞在してみたい。そしてこの際、2歳にはあと1ヶ月だった息子にも座席を用意して少しでも快適な旅にしたい‥と思うようになりました。

あら?「ハワイなんて」と思ってはいたのはどこの誰?

いえ、行くとなったら準備は周到にしたいと思ったのです。特に今回は初めての子連れ海外旅行の、いわゆる“デビュー”なのですから。各種ツアーパンフレットやガイドブックを読みこんで検討した結果‥ツアーではなく航空券とホテルを自分で予約する”手配旅行”でハワイへ行こうと言うことになりました。それは‥

1.ツアー料金と大差がないどころか逆にお得になるという結果が出たこと
2.万が一の時にキャンセル料があまりかからないこと(子連れにはこれが一番心配のタネですよね)
3.ツアーの団体行動にしばられずに行動できること

この3点を考慮して、初めてのハワイにして初めての子連れ海外旅行は、手探りながらも自分でアレンジする旅となりました。今思えば、初めてづくしのハワイなのにチャレンジャーだったかしら?

ハワイへはこのあと何度も行くことになりますが、そのすべてが手配旅行。行く前の準備期間をたっぷり楽しみ、ハワイの日々を満喫して(失敗も多々あるけれどそれもまた思い出)、帰国後は写真や思い出の整理とともに旅行記を書く‥この楽しさにはまってしまいました。どこかの謳い文句ではないですが、1粒で3度美味しい=1度の旅行を3回楽しめてしまうのです。そんな美味しい思いを知ったからにはまたその次も‥と思いますよね?

プランを練る上で利用したもの、参考になったもの

初めての子連れ海外旅行は不安と疑問がいっぱい。できるだけ情報を集めようと思い、購入したガイドブックは3冊、旅行と言えば『ABロード』、そして列車時刻表。え?海外の旅に列車時刻表?そう、これも活用していた私です。後ろの方に掲載されている国際線のタイムテーブルを眺めながらあれこれと考える(妄想含む(笑))のに結構役に立ったのです。その他、ハワイ観光局(当時:現在はハワイ州観光局)でもらってきた数々のパンフレットやリーフレットも大活躍。一番参考になったのは『地球の歩き方/家族で行くハワイ』。この本は隅から隅まで何度も目を通して大いに利用しました。

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