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#73【チャンネル登録者数60万人の人気YouTuberは、本でもスゴイ】

どーも、はつです。

今回のご紹介するのは、サラタメ著『シン・サラリーマン』です。

チャンネル登録者数60万人の人気YouTuberで、サラリーマンのサラタメさんの動画を、ビジネスマンなら一度は見ているはずですよね。

私自身も、ついつい動画を見てしまいますが、そんなサラタメさんが出した本ですので、迷わず購入し読みました。

本書の帯にも書いてある『出世より、「3つの武器」』には、かなり共感できるものがあり、特に『出世より、』との文言は今の私の考えそのものでした。

■結論、正直サラリーマンは、これさえ読めばいい

本著の感想としては、この見出しの通りです。

名著300冊から厳選された自己啓発本の主流が、実によくまとまっております。元々、動画でまとめることが得意だと思われますが、本著でも『さすがサラタメさん』と言った内容です。

アドラー心理学の『嫌われる勇気』に書かれている「課題の分離」や、「より少なく、しかし、よりよく」と言う考え方をもとに書かれた『エッセンシャル思考』など、誰でも読んだことのある有名な本の内容を、重要なポイントに絞り解説してくれてます。

『その本は以前もう読んだよ』と言う方には、復習の意味でも本著を読む価値はあります。

本著には全サラリーマンが身につけておくべき、
・仕事術
・転職術
・副業力
・マネー力

について詳しく解説されております。

正直、仕事術副業力に関しては、上記にも書きましたが、どの本にもよくよく書かれている内容となりますので、よくビジネス書を読むと言う方には少し退屈な内容かもしれません。

しかし、普段あまり本に触れられていない方には、まとめて知識を得る事ができますのでオススメです。

■転職術は、全会社員一度は読んでおいた方が良い

著者のサラタメさん自身が、ブラック企業からホワイト企業に転職した経験があることから、おそらく体験談をもとに、今の会社を退職するところから、転職先の決め方、面接での対応の仕方と、転職のザックリとした全体像が具体的に書かれております。今転職を考えている方には、ともて参考になると思います。

特に、転職時に武器となる「実務経験」について深掘りされており、自己分析の結果最終的には、『私の強みは、〇〇力です』とアピールできればOKと書かれております。

しかし、自分のスキルを洗い出しても、この『私の強みは、〇〇力です』と言うのは意外と思いつかないものです。今の会社以外で通用するスキルがないと言ったところでしょうか?

そこで本著には、この『〇〇力』の例として、30個以上挙げられております。この中に必ず一つは見つけられるのではないかと思います。

例えば、面白いところでいえばこんな物があります。

・トラブル対応力
・関係構築力
・読解力
・異文化理解力
・タフさ


など。

長年、サラリーマンをやっていれば必ず一つは当てはまる『〇〇力』が見つかりますので、参考にしてみても良いのではないでしょうか。

■社員を多く抱える経営者の方には、本著はどう映るのでしょう?

本書には、仕事術から、転職術、副業力やマネー力と行ったことを中心に、今の時代のサラリーマン共有の悩みを題材に取り上げられております。この本が売れるということは、私を含む現場レベルのサラリーマンや会社員にとって、転職や副業といったものは誰しも考えることだけれども、まだ一般化されていないということの現れなのでしょうか?

また、会社や経営者の方々は、自分たちの社員が、このような本をむさぼるように読んている現状を、どのように感じるのか逆の立場の方々の見解も知りたいと感じました。

■この本は凶器にもなります

この記事のアイキャッチを見ていただいてもお分かりいただけると思いますが、内容もそうですが、実際に物理的に凶器にもなりそうなくらい分厚。

よくあるビジネス書は、200〜300ページと言ったところですが、本著は610ページもあり、この本の量に対して1800円は安すぎます。

これで本当に出版社に利益が出ているなら、よくある書籍のサイズと厚みの本で1500〜1600円の本は、ボロ儲けのような気さえします。

3部作にして3冊に分けてもいいような内容を、あえて1冊にまとめてくれており、かなり全ての要素を盛り込まれております。

動画でもそうですが、まとめるのが得意なサラタメさん。

たぶん、もっと内容を削れたかもしれませんが、読者のため、サラリーマンのため、それが許せなかったのだと感じました。

ちなみに…
サラタメさんの名前の由来は、『サラリーマンのため』から来ているそうです。
名前の通りですね。

というわけで、おわり。


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