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特別支援学校生の現場実習

 おはようございます。
 hatto023です。
 今日は「現場実習」から思うことを書いてみます。

 特別支援学校による「現場実習」。毎年、私の事業所でも受け入れを行います。
 これは、特別支援学校に通われておる生徒さんが卒業後の進路を検討するうえで、実際に数日間の利用体験を行うというものです。
(おそらくですが、生徒さんの能力や特性などに合わせて、障害者支援施設以外でも行われているのではないかと思います)

 春になると、私の事業所でも、特別支援学校を卒業した方の新規利用を受け入れることが多いです。
 障害のある方にとっての就労先として選択する事業所はまさに「社会の入口」と捉えることができるかと思うのですが、私はこういった卒業後すぐ利用を開始される方を見ると、正直なところ「まだ、社会に出るには早いな」という感想を持つことがほとんどです。

 特別支援学校でももちろんいろいろな社会に出るための教育をされているのでしょうが、やはり、卒業してすぐに大人ばかりの事業所で作業をする、入所施設であれば生活まで行う。ここに無理がある方が大勢いらっしゃるのではないかと思うのです。

 就労支援や自立訓練などの事業所を、そういった社会に出るための訓練の場として卒業後に利用することができるわけですが、それもやはりまだ早いのではないか。

 ご本人や家族の事情、福祉サービスの事情などいろんなことがあることは承知していますが、卒業してから社会に出る、その間にもうワンクッション、社会に出るための何かがあればなあといつも思いながら、有意義な現場実習になるように心掛けているところです。

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