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子どもへの伝え方 "11のコツ"

今回は、私が考える "発達障害など特性ある子への伝え方" について、お話していきます。

特性がある子の中には、コニュニケーションが取りづらかったり、伝えたつもりなのに、やってない…ということが良くあります。

私が支援する中でも、親御さんから「子どもに伝えてるのに、やらないんです」と、ご相談を多くいただきます。

何回伝えても、動いてくれないと…イライラしたり、時には、怒鳴ることもありますよね。

本当は怒りたくないのに、罪悪感を感じて苦しんでる方を、私は多く見てきました。

今回は、そんなお悩みに対して、私が普段の支援でも伝えていることを、まとめてみました。

こんな方に向けて、執筆しています。

・何回言っても、子どもに伝わらない
・話をしていても、聞いてる様子がない
・怒らずに、伝える方法が知りたい

今回の内容は、"専門機関に相談されたことがない方向け" になります。

「専門機関に相談するのは、ハードルが高い。でも、伝え方のヒントが知りたい」という方に、活用いただければと思います。

本記事がお役に立てば、幸いです。

伝わらない3つの原因

お子さんに伝わらない原因は、大きく3つに分かれます。

①聞いてない
②理解できてない
③やる気がない

原因によって、伝え方の工夫は、変わってきます。

どこに該当するのか、まずは確認してみましょう。

原因①:聞いてない

そもそも話を聞いてないパターンになります。

・何かに夢中になってる
・空返事になってる
・違うものに注意が向いてる

意外と、この原因は多く、親御さんは「伝えた」つもりでも、お子さんは「認識してない(聞いてない)」ことが多いです。

ちなみに「視線が違う所に向いてる」場合は、伝わってない可能性が高いです。

原因②:理解してない

話は聞いてるけど、理解してないパターンになります。

話は聞いてるので、一見伝わった感じがしますが、見過ごされることが一番多いです。

特に、集団生活で多いパターンになります。

家だと、家族が本人の意図を理解できたり、手伝うことができるので、大きな困りになりづらいです。

ただ集団ですと、常に助けてもらえる環境ではない為、本人が困っていたり、

園・学校側から「集団行動の遅れ」の指摘を受けることがあります。

原因③:やる気がない

話は聞いてるし、理解はしてるけど「やらない(やりたくない)」とお子さん自身が、選択してる場合になります。

よくあるのは、下記になります。

・集団参加
・学習/宿題
・生活動作
(ex.入浴・片付け)

本人が興味を持てなかったり、苦手意識があることで「取り組まない」ケースが多いです。

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