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グレーゾーンだと、公的な支援が受けられない??

お疲れ様です。
東京都世田谷区用賀中町の発達障害グレーゾーン児の子育てお悩み相談オフィスのゴリッキーこと松本力哉です。

本日は、ある保護者の方からのご相談に回答していきます。

【ご相談】

うちの子は発達障害グレーゾーンです。

グレーゾーンの場合は、定型の子と肩を並べて戦う必要があります。発達障害の診断があれば公的な支援が受けられて、社会から守ってもらえる可能性が高いです。

しかし、グレーゾーンは守ってもらえないのです。

発達障害、グレーゾーンに限らず、特性がある限り必要な支援を受けられる社会であるべきだとわたしは思います。


【回答】

「グレーゾーン」というのが、どういう意味かという話になってくるかと思います。

基本的には、「グレーゾーン」というのは、医療や福祉の制度の言葉ではなく、当事者の選択の問題です。少なくとも本来ならば。

なので、グレーゾーンだから支援が受けられないというのは、あまり正確ではなく、グレーゾーンであることを「選択すると」公的な支援は受けられないということになるかと思います。

この場合の支援というのは、福祉制度に基づく療育であったり、障害者支援サービスであったりしますね。障害者手帳や療育手帳が無いと、障害者福祉サービスや障害者を対象とした控除等は受けられないことになっていますよね。

例外は、教育機関の合理的配慮です。こちらについては、「障害の疑いがある」ということで、当事者からの申し出があれば、合理的配慮が認められることになっています。ただ、例外的な措置なので、障害者手帳があった方が手続きがスムーズなことはありますよね。

社会人になれば、当然、障害者手帳を持っていなければ、労働者としても障害者雇用率に算定されませんし、民間企業であれば合理的配慮は努力義務ですが、そもそも障害者手帳を持っていなければ対象になりません。

ただ、グレーゾーンの方は不利かというと、それは言葉のあやのようなもので、そもそも、特性があって、社会生活に支障が出ていれば、診断はもらえます。日本の精神科医療の問題もあって、何か所か病院を回らないといけないこともあるかとは思いますが、困っていれば、診断がつくはずというのが、医療福祉制度上の診断についての考え方です。

つまり、医療福祉制度という観点からは、少なくとも理念上は、困っているグレーゾーンの人というのは、存在しません。

このため、私は、グレーであるというのは、診断を受けるか受けないかの選択の問題だと思います。診断を受けることにも、少なくとも本人が感じるメリット・デメリットがあって、グレーでいることにもメリット・デメリットがあるということですかね。


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