【発達支援をが特別じゃなくなる日がくる!】
今回は、私がご家族と直接つながって、
お子さんの発達応援をしているプログラム、
『エールプログラム』に参加されているお母さんの声を紹介したいと思います。
エールプログラムは3ヶ月間、毎日、親御さんからその日取り組んだエクササイズや子どもに起こった出来事をレポートで報告していただいて、翌日に私がフィードバックを返す、というプログラムです。
実はこのやりとりをnoteで公開しています。
参加しているご家族の方は、
かなりプライベートな内容も書かれていますから、
有料マガジンという仕組みを使っています。
これからお話しする「ムートくん」のケースは、
数週間前に開始して
まさに今、現在進行形で取り組んでいるものです。
お父さんお母さんも、ムートくんのために、家族一丸で取り組んでくれている記録です。
そのお母さんが、とても共感できる文章を書いてくださいました。
一部抜粋して紹介させていただきます。
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発達支援を受けるのは特別なことという認識を変えたい。
◆◆◆本文より◆◆◆◆
長男のことを知っている方からは、なぜムートくん(仮名)が発達支援?
何が問題なの?というご意見も頂戴します。
そもそも「発達支援」という響きが、もしかしたら多くの方にとっては「特別」なことかもしれません。世の中の、その認識を変えたいんです。そりゃ「特別支援」っていう言葉があるのだから、
そういう印象があるのは当然です。
でも、ちょっと待ってください。
「発達」「支援」、ひとつひとつの言葉は、本来特別なものではなく、すべての人にとって身近なもののはず。ふだん意識するかしないかというだけで、本来、人間なら誰でも関わりのあるコトなんです。
私個人に関して言えば、子どもの頃から自分自身の発育、発達にとても関心を持っていたことが大きく影響しています。幼い頃から様々な違和感の中に生きていて、とても敏感で。
なぜ自分は皆と違うのだろう?と、不思議で、その謎を解きたくて、知りたくて、たまりませんでした。
当時は教育現場でも今のような発達理解が浸透しておらず、支援が必要な子だと指摘されることはないまま、凸凹不器用ながらに一生懸命、成長していった私。
・絵画や書道はバンバン賞をとるけど、実は鉛筆やお箸が正しく持てない。
・ピアノは上達するけれど、ちょうちょ結びや折り鶴の折り方が、いつになっても覚えられない。
・計算が異様にできない。
・朗読や演劇は得意なのに、日常会話で震える、ドモる、緘黙する。
・馬鹿正直でいたために損をしたかと思うと、全く必要のない嘘を積み重ねてしまうなど、周囲や自分を信頼することができない。
・しょっちゅう首を寝違える。
・人と目を合わせるのがこわい、
・爪噛み、チック、おねしょ、かんしゃく、偏食、抜毛症に氷食症と、
オンパレード!
もし今、かつての私が目の前に現れたなら、何かしら手立てを考えたいと思うような「要チェックな子」に間違いないでしょう。
人は、最も得意な分野を見て、自分自身や人を評価するのだそうです。例えば私だったら、「絵や字が上手なレイ子ちゃん」として周囲にインプットされますが、ちょうちょ結びができないなんて嘘でしょ?怠けてるんじゃないの?と思われがちだったかもしれません。
本人はプライドが高いため、皆ができている簡単なことが「できない」と言うのはすごく勇気がいることで、頭を噴火させそうにしながら必死で取り組むのですが、どう頑張ってもわからない、できない。恥ずかしくて黙っています。出来るはずの子だから、手取り足取り丁寧に教えてくれる人は現れません。
自分ではずーっと、「なんでこんな簡単なはずのことができないんだろう」と悩み、自分を責めていました。
でもそれは内面でのことで、表面的にはそんな自分を隠すかのように知ったかぶりをして強がったり、嘘をついたり、勢いで輪の中に入ってはみたけれど馴染めなくていじめられたり、逆にいじめたり、ということもありました。
「きちんと」育ててもらったこともあり(感謝しています)、繕うことを覚え、凹凸のギャップは開くばかり。思春期には、いよいよアイデンティティの揺れと生きづらさに直面していきます。でも、これらは、ただそうであるという事実でしかなく。「もしこうだったら」という話がしたいわけではありません。
成人して障がい者施設や保育施設に勤め、自分の感覚を活かして誰かの役に立てることもある、と実感できたことは、本当に幸運でした。それでも、コミュニケーションや生活能力に問題がありハプニングに見舞われることが多く…自分は病気なのだと思い込んで、病院巡りをしたことも。
ところが。昨年キタハラタツヤさんに出会って、目から鱗が落ちたのです。40歳目前の現在も、私は発達を続けている。発達支援は特別なことではなく、むしろ自然なことという認識に変わりました。
水泳やダンス、球技、楽器、外国語など、主に技術習得を目的とする習いごとの世界があたりまえにあるのなら。
例えばうちの長男のように、賢くて何も問題ないように見えるような子とその保護者が、身体の安心感を得て、自分を信頼して生きていく土台をつくる、そんな発達支援プログラムに参加する選択肢も、より身近にあってほしいと思います。人によって伸びしろが違うので、取り組む内容も違うということですよね。
今や発達グレーゾーンという言葉があるように、多勢の中で生きてはいるけど本当は苦しい、何故なんだろう?と、日々疑問に思っている人たちの数は計り知れません。
時代とともに、脳と運動の関係について様々なことが研究され、わかってきました。赤ちゃんの頃にスキップしていた運動をやり直すことで、運動能力が上がる。
これはハンマー投げの室伏選手やテニスの錦織選手など、有名スポーツ選手が取り入れており、話題になりました。食事改善だけで多動性が激減した、という例も生まれていますよね。
服薬、訓練、学習とはちょっと違った観点の発達支援のあり方。それは、私たちを「人間らしく」いさせてくれると感じます。10年後には、このあり方の広がりをもっと感じていたい。そんな世の中になっていたら、素敵だなと思うのです。
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一部抜粋してお届けしましたので、
ぜひ本文をご覧いただきたいなと思います。
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この文章の最後に書いてあるのが
『一人より二人になれば、世の中に広がるスピードは加速する。
私たち、それを信じて本気で取り組みます。
たくさんの方に見守っていただけると、励みになります。どうぞよろしくお願いします!』
このマガジンは最初の1週間のやりとりは、
無料公開していますので、ぜひご覧になってください。
『エール for くるくるそわそわなムートくん』
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発達支援、発達応援でお子さんたちと関わっていると、
実はその保護者のお父さんやお母さんが非常に生きづらさを抱えていた、というのは、往々にあることです。
今回のムートくんのお母さんも、ご自身のカラダにあった伸び代が気がついて、今、ぐんぐん成長しているところです。ぜひ、note のマガジン、ご覧になってみてください。
ムートくんのご家族が取り組んでいるエールプログラムについての詳細は
こちらをご覧ください。
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