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デザイナー初心者が副業で仕事を受注するにはどのくらいのスキルが必要?

こんにちは、ハタケイスケです。

副業というワードが肯定的な世の中になってきた中で、いろいろな副業にチャレンジする方が増えてきていますね。

かんたんなアンケートに答える仕事、YouTubeの編集、Webライター、など、会社に依存しない自分なりの収益を上げたい方が増えてきています。

そんな中でも人気なのがWebデザイナーのお仕事。

副業のためにデザインを勉強したけれど、デザインって経験がものを言う世界、私なんかじゃまだムリ。。。

ではいったいどのくらいのレベルになったらスタートを切ればいいのでしょうか?

固く考えてしまうと、いつまでも受注することが怖くて先に進めないですよ。。。
せっかくお金も時間もかけてデザインを学んだのですから、前に進みましょう!

そんなあなたに向けて、収益を得るためにどれくらいのスキルを持っていたらOKなのか、というお話をします。

Webデザイナーと言ってしまうと少し幅が広く、スキルもそこそこ必要になってきますので、今回はもう少し狭い範囲のデザインでお話をしていきますね。

この5つだけあれば、受注へGO!です

スクールで学びました、独学で身につけました、いずれもOKです!
もうあなたは十分にデザインを学んだと思います。
以下の5つができればOKです。

1.デザインの4つの原則に沿った制作ができるか
2.Illustratorで文字入力、図形や写真の配置ができるか
3.Photoshopで写真の加工ができるか
4.ビジュアル要素を正しく選べるか
5.クライアントとコミュニケーションが取れるか

これだけ?と思われたと思いますが、実はこれだけで十分です。

私は12年デザイナーをやっています。
私も最初は、あれができないといけないとか、まだまだ自信がないとか、とにかく小難しく考えていました。
振り返ってみると、実はそんなにハイレベルなことを求められていないんです。
ですので、5つだけでも十分に副業チャレンジは成り立ちますよ!

WebデザイナーとなるとWebサイトを構成するHTML/CSSという知識やスキルも必要になるんですが、チラシやポスターなどのデザインやWebバナーのデザイン、TwitterやFacebookのヘッダーデザイン、YouTubeのサムネイルデザインのお仕事は、これだけで十分にできてしまいます。

これならサイト構築しなくていいので、スタートが切りやすいですよね!

では、一つ一つ解説していきますね。

1.デザインの4つの原則に沿った制作ができるか

デザインの勉強をした方は、きっとデザインの4つの原則を習ったと思います。

「近接」:バラけさせるとわかりづらくなる情報はひと固まりにする
「整列」:きたなく並べずにきれいに並べる
「反復」:装飾の要素は同じものを繰り返し使う
「コントラスト」:メリハリを効かせて視線を奪う

この4つですね。
あとはプラスで、ぎゅうぎゅう詰めにせず余白を作ってスポットライトを当てろ!ということも習ったかもしれませんね。

結論で言えば、これら4つを忘れずにきちんと使えるのであれば、もう何の問題もありません。

これら4つの要素さえきちんと意識すれば、情報が分かりやすく、きれいに見えて、煩雑にならず、しっかりと視線を奪える、間違えのないデザインを作ることができるからです。
逆に言えば、これらがきちんとしていないと、絶対に見栄えが悪くなってしまいます。

デザイン性よりも、正しく伝わることが大切ですからね。

もし忘れてしまっている方は、もう一度この4つの原則をもう一度復習してみると良いですね。
きちんと使いこなせれば、これは非常に大きな武器になります。

2.Illustratorで文字入力、図形や写真の配置ができるか

文字入力をして、図形を作り、写真を配置する。
これはもうほぼIllustratorの基本動作ですね。
この基本操作ができればレイアウトの組み立て作業ができるということです。

表現方法をいきなりたくさん吸収する必要なんてありません。
そんなことしてたら、いつまでたっても前に進めません。。。

フォントをどれにしようか、曲線に沿って文字を打つのはどうやるのだとか、図形や装飾はどのようなものにしようか、などの表現方法はネット検索でいくらでも出てきますので、その都度その都度、必要に応じて吸収していけばOKです。

案件を受注しながら、表現方法を覚え引き出しを増やしていく。
こう考えると、受注への意欲も増すと思いますよ!

3.Photoshopで写真の加工ができるか

Photoshopは写真の加工ができればOKです。
ここでいう写真の加工は、

1.写真の切り抜き
2.写真の明るさ補正
3.写真の欠損修復、除去などの補正

の3つです。

よっぽど凝った表現にしたいのなら別ですが、大体の場合が、この切り抜きや明るさ補正、欠損修復や除去の補正の3つで事が済みます。

やり方はネットで検索すればいくらでも出てきますし、一昔前は職人技だったこの3つの作業は、Photoshopの進化によって今や特別なスキルがなくても簡単に行えます。

Photoshopはある意味「沼」です。
必要以上のことを無理やり覚える必要はありませんよ!
先ほどのIllustratorと同じで、案件を受注しながら、その都度必要な表現を覚えていきましょう。

4.ビジュアル要素を正しく選べるか

ここでいうビジュアル要素は、

1.写真
2.配色
3.書体

の3つです。

と書くと、ここはセンスの問われるところだから上級レベルのデザイナーに勝てっこないじゃん!と少し難しく感じてしまうかもしれませんが、難しく考えないでくださいね。

大切なのは、テーマに対して写真や色の雰囲気があっているかどうか、テーマの重要ポイントに使うフォントがこれで正しいか、ということです。

壮大でドラマチックなものを作るわけではないのですから大丈夫!
デザインするのは、あくまでもチラシであり、バナーであり、サムネイルであり、というものです。

正しく雰囲気と情報が伝わるか、そのためにこの写真で、この色で、このフォントでいいのか、ということを考えましょう。
変に違う方向に行ってしまわなければいいのです。

テーマに対してどのようなデザインを作っていけばいいか迷った時は、Pinterest(無料で使えるアイデアサイト)を活用すると楽です!

Pinterestで似たようなテーマのデザインを見て参考にする、インスピレーションを得て自分の作るデザインに落とし込む、これでだいたい上手くいきます。

5.クライアントとコミュニケーションが取れるか

ひょっとしたらここ、デザイン業務より大切かもしれません。
まずクライアントとお話ができなければ何にもなりませんので。

・電話に出る
・お礼を言う
・不明点を放置しない
・納期を守る
・失敗したら心からお詫びする、やり直す
・お互いのために金額交渉をしっかりとやる

など、相手も感情のある人間ですから、お互いが気分良く仕事ができるようコミュニケーションを取るということが大切です。
「信用」をもらえるよう努めましょう。

少し慣れてきたら、堅苦しくなく話しやすい言葉でやり取りすると、お互いに距離が縮まり、信用→好きになっていく、つまり仕事のリピートに繋がると思います。

副業でやるのですから、あなたは社会性はバッチリだと思うので、ここで私が言うまでもないことですが。。。敢えて。

まとめ

とにかく、大きく捉えすぎて自分はまだ未熟だからムリと考えないようにしましょう。

1.デザインの4つの原則に沿った制作ができるか
2.Illustratorで文字入力、図形や写真の配置ができるか
3.Photoshopで写真の加工ができるか
4.ビジュアル要素を正しく選べるか
5.クライアントとコミュニケーションが取れるか

デザインを学んだあなたなら、そして社会人として副業にチャレンジするなら、この5つはすでに身についているスキルです。

初めからパーフェクトである必要なんて全然ありませんよ!
やりながら不足のスキルや表現を身につけていけばOK。

習うより慣れろ、です。
今まで学んだ、今のレベルでOKです。
スタートを切って実際に受注してやっていった方が、デザインのレベルは上がりますよ!



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