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No.006 塾選びは相性が大事なんだな、ほんと。

前回の記事はこちら

7月の夏休み前になり、やっと塾に行くことを決意。
きっと私立受験組からしたら相当遅いのであろうが、ここが間違えるポイントその1だった。

適性検査型の勉強は間違いなく 量 より 質 です。

ネットで検索すると、4年生から塾に行かないと遅いとか、5年生までに6年生の勉強を終わらせるとか、焦るようなことがいっぱい書いてある。
でもでも、それって9割が4教科型対策。
適性検査型は授業でやったことが頭に入っていれば、あとは作文力と観察&思考力。特に後者の「思考力」が重要。ほんと。

ということで、さっそく近所の塾へ体験申し込み。

塾A・・・都立受検で有名な講義型の塾
塾B・・・伸びしろガールがいる講義型の塾
塾C・・・進学塾ではなく成績向上のための個別指導塾

まず初めに塾Bへ

実はこの塾Bへは過去に2回短期講習でお世話になっており、最有力候補でした。(当初の母の印象では)

塾へ行くとさっそく講師からの洗礼が。

「受験クラスはだいぶ進んでいるので、今から入塾となると相当努力しないとついていけないですよ!」

ええ、そんなん知っとるがな。※心の声

「テキストもほとんど終りに近いので宿題としてご自宅でやってもらうことになります」

塾の意味ないじゃーん(笑) ※心の声

とりあえず体験で講義を受けた娘の感想。

わからないことがわからないまま勉強が進むと、もうわけわかめ・・・
(そりゃキツイね、すぐに質問できない雰囲気は辛そう)

ということで、早々に選択肢から外れました。

次に都立受検で有名な塾Aへ

ここも母の中では有力塾でした。
周りの都立受検組のうち、かなりの人数がここに通塾しており、友達もいたので「行きたい」と言うかなー、などと思っておりました。(安易な母)

体験授業では学校でよく見る顔がちらほらと。
最初はワイワイ楽しそうにしていたのですが、みるみるうちに娘の顔が曇る。
あれ?この感じは、親塾で見せた娘の不機嫌顔だ(笑)

同じ小学校の友達がいる塾 ≒ 親塾
「お母さんには教わりたくない。お母さんより私のほうが勉強してるもん!」
と言われたのを思い出しました。
娘なりのプライドがあるらしく、先生のペースで学ぶこと、友達に勉強で置いて行かれることが辛いと言われました。
(この負けん気が後から重要になってくるので、こういう気持ちは大事かと)

ということで一番適性検査型に強そうな塾も選択肢から消えたのでした。

消去法で残った塾Cへ

塾Aを体験した後、娘と作戦会議。

母「どんどん質問したい感じなの?それとも受け身の授業がいいの?」
娘「さっきわかった。質問してどんどん進みたい。自分のペースで進みたい。」

娘曰く、わからないポイントだけ教えてもらえれば、応用はできる自信がある。じっくり教えてほしいところと、さらっと確認だけでいいところが自分にはありそう。なので、授業の進度を自分で決めたい。
ということらしい。

それって家庭教師じゃーん(笑)

無理だよー。家庭教師は無理だよー。いろんな意味で無理だよー。

で、買い物に出かけた際にたまたま見かけた「個別指導」の文字。
こんなところに塾があったのか!と気づいたので、すかさず体験申し込み。

個人指導ということで、授業風景は見れなかったのですが、終わった後の娘のキラキラした表情がすべてを物語っておりました。

「おかあさん、ここがいい!」

ハッキリと、そして決意のこもった娘の一言。
1時間半の間、じっくり先生と向き合い、自分のなぜ?を納得いくまで説明してくれた先生へは、すでに信頼の眼差し。

あんな表情母には見せないぞ。ちょっと嫉妬。

とにかく、娘にとって一番しっくりいく塾だったようです。
あとからネットの評価を見てみたところ、塾としては酷評でした(笑)
ただ、比較的大きな塾なので結局のところは先生と子どもの相性なのだと思います。
今どきの口コミ文化も便利ですが、やっぱり最後の決め手は
「自分はどう感じるのか?自分にとってはどうなのか?」
それが重要なのだと思います。

さっそく塾Cに予算をお伝えし、受検までの半年間のスケジュールを立てていただきました。
教材費を少しでも安くするためにコピーをしてくださったり(本当はだめだと思うけど)、授業のない時間でも自習を入れることで質問しやすい環境を作ってくれたり、受検までの時間がない中でできる最大限の計画を提案してくださいました。

ということで、コロナの定額給付金+学資保険の生存給付金を使い、娘は進学塾ではなく、個別指導の塾で受検に挑むこととなったのです。

つづく


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