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地域CL金沢ラウンド1日目レポート

FC刈谷0ー0福井ユナイテッドFC

寸評:地域CLに何度も出場している強豪チーム同士の一戦が初日の第1試合でいきなり組まれた。刈谷は序盤から押し込みゴール前でFKを獲得するなど福井ゴールを脅かす。しかし、徐々に福井がボールを保持しながら押し込み始める。だが互いに決定打に欠けスコアレスで折り返した。後半も刈谷がボールを保持して攻め込むが福井はカウンターからチャンスを作る。決定機が多いのは福井だった。しかし、GKの好セーブ等に阻まれゴールネットは揺らせず。後半ATにはFKから木村(健)が直接狙うもGKの好守に阻まれ、これで得たCKから放ったシュートは刈谷FPがクリア。後半だけで8本のシュートを放った福井であったが最後までゴールは割れず。一方の刈谷も後半は僅か1本しかシュートを打てず、強豪同士の一戦はスコアレスドローに終わった。

福井ユナイテッドFC:橋本真人選手
「やっぱり硬さがあって、いつもの距離感というか、パスが繋げるところで繋げなかったりして、少し違ったんですけど最低限勝ち点1は取れたかな、と思います」
「もう少しパスを繋いでスピーディーに展開したかったんですけど停滞してしまった部分があって。明日までには修正したいと思います」
「もう引き分けも許されないので2連勝して突破できるようにしたいと思います」

福井ユナイテッドFC:望月一仁監督
「残念な結果でした。気持ちが前に出過ぎて力が半分ぐらいしか出せなかった」
「本当バタバタバタバタした試合でした。これが難しさでしょうね、一発勝負の」
「もう引き分けはできないですね。勝つしかない」
Q.後半だけでシュートを8本打ってますがゴールは割れませんでした。要因はどこにあるとお考えですか?
「まずシュートが前半少なすぎる。後半のシュートに関してはもっと押し込んでいきたかった。そこが押し込めなかったのが……はい」

FC刈谷:ビラ・ヴェイガ監督
「第1試合目は緊迫する試合でありますのでここでどっちが勝っても良い試合でも良かったので……」
「もちろん初戦勝つ、勝ちたいというのはそれを伝えてチーム全体でその意思は高まっていたんですけども、自分たちのサッカーができなかったというのがあって、そこを修正し直してやっていきたいと思います」
「(この先)難しい試合になることは自分も知ってますし選手一同知ってるんですけど、勝っていくという意思はどの試合にもありますのでまずは(勝ち点)3点、次の試合で取っていきたいと思います」
Q.試合全体でシュートが少なくシュートに繋がるラストの部分で阻まれていました。明日以降攻撃の部分をどう突き詰めていく考えでしょうか?
「回すところはすごく良かったけれども最後のシュートのところが、意識はしていたけれども打てなかったのは事実であるので、そこは修正して次の試合に挑んでいきたいと思います」


FC徳島1ー2沖縄SV

寸評:元Jリーガーも多く所属する沖縄SVであったが前半のゲームを支配したのはFC徳島だった。前半からサイドを起点にしながら攻め続け、決定機を次々と創出していく。しかし、押し込みながらも得点は奪えず。すると後半立ち上がり早々に試合が動いた。46分、高原がオーバーヘッドシュートを突き刺し先制する。ビハインドを背負ったFC徳島も攻めに出るがプレスに押し込まれ、あわやという場面も作られる。だが、ワンチャンスをものにした。72分、ゴール前で得たFKを松本が左上に突き刺し同点に追いついたのだ。ところが、その直後に痛恨のPKを献上。これを山内が決め沖縄SVがあっという間にリードを取り戻した。その直後にGKが負傷交代するアクシデントがあったものの、このリードを守りきった沖縄SVが金沢グループ唯一の初戦白星をもぎ取った。

FC徳島:尾上勇也監督
「初戦は難しい試合というのはみんなでわかりつつも、勝利という形で終わりたかったというのが本音です」
「前半からうちのペースで進めてたこともあり、でも前半で1点取らなければこういう難しい試合は余計難しくなるんだと痛感しました」
「DF陣は頑張って0で抑えてたのでやっぱり前半で1点欲しかったなというのが本音です」
「全てのところがプランニング不足だったので。選手はよくやってくれたと思います」
「もうこれであと残り2試合2連勝するしかほぼほぼ決勝リーグに進む可能性はないと思ってるので、逆に言ったらわかりやすくなったかな、と。僕も含めてチーム全体でもう一回今日の敗戦を糧に次の試合に臨みたいと思います」
Q.失点の仕方が勿体無かった印象です。監督の中でもっとこうすれば良かったというものはありますか?
「全体的に若いチームなので試合の入り方だったり、後半の立ち上がり、点を取った直後、そこにおいては選手の責任ではなくて僕のプランニング不足だったのかなというのが全てです」

沖縄SV:高原直泰選手兼任監督
「前半かなり硬かったのでちょっと困ったかなってのはありましたけれども、なんとか0で抑えられたので、後半は大分いつも通りのプレーが出るようになって。なんとか勝って良かったな、と」
Q.ご自身のゴールについて。
「クロスが少しマイナス気味でしたけどDFも少し釣られてるところがあったので、思い切って打てたかな、と。1つ取れてからチーム全体もリラックスして動きがスムーズになってきた部分もあったので、明日にうまく繋がっていければ良いかな、と思います」
Q.ハーフタイムでどのような修正をかけましたか?
「とにかく守備のところ。とにかく受けすぎて、自分たち守備の練習をかなりやってきた部分はあったんですけれども、体が動かなすぎて連動性もないし前からのプレスもかけられないし。なので、そこを変える必要があるかな、と。あまりにも相手に自由に持たせすぎて、一つ一つ遅れて他のところが空いてきてしまうというマイナスの要素しか前半はなかったので。少し残り10分くらいからようやく前からのプレスがハマり出したところがあったので、修正点としては1人がまず3つ追うこと。プレスを連動すること、1人で追わずに味方の動きを見て連動してプレスをかけること。それをずっと練習してきたので、まずそこを徹底しよう、と。相手に自由に持たせない。そしたら自分たちのペースに持っていけるというのはわかってたので。自分たちのプレスが甘すぎて持たれてる印象が強かったのでそこは一番の修正しなきゃいけないところかな、と。そこだけまず修正しました」
Q.明日明後日への意気込みを。
「怪我人が出たところはありますけども、あと2試合しかないので、まずここを今回来てる選手たちで頑張って戦いきりたいな、と。その結果、良い結果を出したいな、と思います」
Q.碓氷選手の状態は大丈夫ですか?
「大丈夫だと思います」

(選手監督コメントは抜粋です)

文:湯郷五月

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