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地域CL2020栃木ラウンド最終日レポート

地域CL1次ラウンド最終日は、全国3会場で6試合が行われた。
栃木ラウンドは、十勝が弘前に、栃木シティがラランジャ京都に勝利。これによりグループ首位で栃木シティが、ワイルドカードで十勝が決勝ラウンド進出を決めた。決勝ラウンドは、栃木シティ・FC刈谷・TIAMO枚方・北海道十勝スカイアースの4チームで今月19日からゼットエーオリプリスタジアムにて行われる。

ブランデュー弘前1-3北海道十勝スカイアース

<寸評>
ワイルドカードをかけた争いは十勝に軍配が上がった。
互いにアグレッシブな立ち上がりを見せる両チームは、立ち上がりに弘前がカウンターからクロスバーを叩く決定機を迎えると、9分には十勝がこの日初めて得たCKから縄が頭で決めて先制する。ハイプレスで相手の機能不全を狙う十勝に対して笠原・大原を中心に左サイドから攻め込む弘前は、32分、左CKの流れから川元が決め同点に追いつく。追いつかれた十勝は早くも1枚目の交代カードを切ったが、スコアは動かず折り返した。
ハーフタイムでGKの負傷交代があったものの、弘前はアグレッシブさを失わなわず、十勝も豊富な運動量で対抗する。インテンシティの高い一戦は思わぬところから動いた。72分、相手のミスを見逃さなかった田中が無人のゴールに流し込む。負けられない弘前はボールをつなぎながら攻め立てるも、87分にCKから縄がこの日2点目となる追加点を挙げて試合を決めた。
2勝1敗で勝点を6に伸ばした十勝は、この後他会場の結果によりワイルドカードでの決勝ラウンド進出が決定。敗れた弘前は3年連続1次リーグで姿を消した。

北海道十勝スカイアース・田中正也選手
「どっちも勝たないといけない試合で、チームで相手より走ろうということを掲げてやりました。それができた結果かなと思います。2試合目は正直相手の方が格上だった。負けてしまったけど最終戦に勝てばまだ望みがある状態だったので、みんなで全力出して走り切ろうと目標にしてやってきました」
Q.身体のマネジメントついて
「若い選手が中心なので体力的には余裕がありました。走り切って勝って良かったと思います」
Q.決勝ゴールについて
「相手の(最終ラインの)背後が弱いということだったので、ああいうルーズボールで頑張って走れば何か事故が起きるんじゃないかと思って走った結果が点につながりました。良かったと思います」
Q.ファンサポーターの応援について
「遠いところから来てくれて力になりました。サポーターさんのおかげで勝利が掴めたと思います」
Q.今後の意気込みを
「決勝ラウンドはまだまだ厳しい戦いが続くと思いますし、どのチームも強いと思います。JFLに上がってももっともっと強いと思うので、チーム力を上げていかないといけないと思います」

北海道十勝スカイアース・縄靖也選手
「どっちも勝たなければいけない試合で白熱した試合になったんですけど、先制点取れて、一度追いつかれたんですけど、しっかり準備して2点3点取れたので、それが決め手かなと思います」
Q.1点目について
「道リーグでもヘディングは得意だった。(セットプレーからの得点は)結構狙ってて。相手も昨日に比べて身長低かったので狙い通りの得点でした」
Q.追いつかれてからの戦い方は?
「自分たちの中で勝てば良いと思ってたので、追いつかれてもサッカーを変えずに前から前から行くサッカーを続けていこうというのはありました」
Q.自身の2点目について
「チーム的にも追加点が欲しい時間帯で、自分的にも体力的に結構キツかった。ここでなんとか流れ変えてやろうという気持ちで狙って。CKは良いボールが上がってきてたので上手く合わせることができて良かったです。試合中は勝てれば良いと思ってやってたんですけど、今考えれば2点目取れたのはデカかったと思います。が、勝てたことが一番良かったです」
Q.サポーターの応援について
「わざわざ北海道からこっちまで来てくれて、沢山の応援をくれたのは非常に嬉しかったです。セットプレーのときとか拍手沸いてるのも聞こえてきて、絶対決めてやろうという気持ちでやれました。ファンの皆さんの力に感謝しています」
Q.今後に向けて
「このチームがまだ決勝ラウンド行ったことがないので上がれたら嬉しいですし、怪我人もどんどん帰ってこれると思うので、また強いチームを見せていきたいと思います」

北海道十勝スカイアース・堀河俊大選手
「(弘前さんは)しっかりつないでくるチームですし、しっかり守備から入るという指示がありました。後ろ4枚と僕含めたアンカーのところでしっかり対応することと、相手の後ろ(最終ライン)に対してプレッシャーかけるところは意識してました。勝ったら(決勝ラウンドに進める)チャンスはあったので、もう一回自分たちでしっかり勝点3取ろうということをみんなでやってました。セットプレーはチャンスになると試合前から言ってたので、そこで2点取れたのが良かったと思います」
Q.1次ラウンドを振り返って
「初戦勝てたので勢い持ってやれました。3試合キツかったですけど、みんなしっかり頑張ってくれました。本当に良かったと思います」

ブランデュー弘前・川元雄太選手
「3日目ということもあって身体的には非常にキツい状態でしたけど、チーム全体で気持ちで戦おうと話してました。結果的には悔しいです。勝てれば先につながるチャンスがあったので、敗戦という形が本当に残念です」
Q.根本選手の出場停止について
「リーグ戦でも中心でやってた選手だったので……。変わった選手の特徴を生かそうというので自分は試合に入りました」
Q.前半について
「入りはお互い勢い持って入って。セットプレー、CK何本も良いボール上がってたので、(先に失点するのは)防ぎたかったんですけど……。時間帯も早かったので切り替えて、次に点を返そうという気持ちでした。(同点の場面は)散々チームメイトから決めろと言われていたので、思い切ってシュートを振り抜いたら良いコースに飛んで入って良かったと思います」
Q.後半について
「結構毎試合、後半相手の勢いに飲まれることが続いてて。後半立ち上がりから相手のペースであって。自分たちのペースになりかけたところでミスが出てしまった。自分たちの詰めの甘さが出てしまったと思います」
Q.来シーズンに向けて
「チームとして3回目の地決だったんですけど、また決勝ラウンドに上がれなくて。本当に悔しい気持ちは全員が持ってると思いますし、自分も強い気持ちがあるので、来年に向けてここから切り替えてやっていきたいと思います」

ブランデュー弘前・眞口幸太選手
「相手が蹴るサッカーというのはわかってました。そこで自分たちのサッカーを見せようと思っていました。それは見せられたんですけど、最後のところで決め切るところまで崩せなかった印象です。十勝さんからしたら、蹴り合いたいというのが見えてました。つないだら相手も体力なくてこっちは若手で走れるので、つないで走らそうと考えてました」
Q.敗因について
「初めの20分くらい相手のペースに合わせて蹴ってしまった。個人のミスではなく、自分たちのペースでパス回ししてやりたいサッカーをできていなかったことです」
Q.ファンサポーターの応援について
「栃木までわざわざ足運んでいただいて応援していただいたので、すごく力をもらいました。でも、そこで勝てなかったのが不甲斐ない。来季に向けてまだまだ足りない部分が多いので仕上げていかないといけないと思います。自分たちは若手チームなので、これから仕上がっていく部分が多い。長い時間かけてチームとして仕上げて、地決だけでなくJFLを見据えたサッカーを見せていけたらと思います」

ブランデュー弘前・姜暁一監督
「3連戦3戦目になって疲労も溜まっていると思ったし、どっちが走るのかで試合の流れは変わると思ってました。最初はうちも流れ良かったんですけど、相手のセットプレーで失点されて。でも、そこで崩れず巻き返して。良い流れまで持ってきたんですけど、そこで抜け切れる力が足りない。そこが向こうより力が足りなかったと思います」
Q.十勝の印象は?
「ハッキリしてました。しっかり守って前に蹴って1本狙うという。しっかり自分たちのサッカーを対策してきたと思います」
Q.前半について
「最初から前からプレッシャーをかけて。前から取ってカウンターでシュートまで行って。良かったんですけど、決めきれなかったのが敗因じゃないかなと思います」
Q.GKの負傷交代について
「そこまで思ったほど(影響は)なかったですけど、結果的に失点がGKからになってしまって。でも、そこだけじゃなく全体的なミス。声も足りなかったですし。(先に)点を取れてたらそういうシーンもなかったと思います」
Q.根本選手の出場停止について
「影響が無いと言えば嘘になります。でも、代わりに入った選手もすごい頑張ってくれてたので、結果は良くなかったかもしれないですけど、そういう選手だけのせいでもない。サッカーは1人でやるものではないですし。こういうところで若さが出たのかなと思います」
Q.監督1年目のシーズンを振り返って
「去年まで選手としてやって、今年から初めての監督。まだ色んなものを学ばないとダメ。自分の中でも監督というより選手としての気持ちが(まだ)強くて。自分の力不足はそこなんじゃないかと思ってます。冷静になるところと判断力が足りなかったと思います。ただ、これで終わりではないし来年もある。来年もまたこの舞台に戻ってきたいと思ってますので、応援よろしくお願いします」

栃木シティ2-1ラランジャ京都

<寸評>
栃木シティが苦しみながら逆転勝利を掴み取った。
立ち上がりからラランジャが果敢に立ち向かう中、栃木シティは連戦の疲労からか攻めあぐねる場面が散見。シンプルに最終ラインの裏を狙ったが、最後の場面での精度が足りず。岡庭の負傷交代にも泣かされた。
後半も得意のパスサッカーで立ち向かうラランジャは58分、PKをゲット。これを磯部が決めて先制に成功する。栃木シティはすかさず3枚替え。流れの掌握にかかる。今大会初めてリードを奪ったラランジャの攻め手を懸命に防ぎ続けると、迎えた80分、掴み取ったPKを吉田が決めて同点に追いつく。これで勢いに乗った栃木シティは3分後に清水のクロスを田中輝希が頭で流し込み劇的な逆転劇を演じた。
栃木シティは苦しみながら3連勝とし、地元で行われたグループリーグで堂々の首位突破。一方、ラランジャは惜しくも敗れたものの、大会に大きな爪痕を残して去ることになった。

ラランジャ京都・上田滋夢監督
「とにかくうちらしさを突き詰めていこう、というのが昨日の夜の話。それが思う存分出て、その中での1点、PKでしたけど、得点につながったということは非常に良かった。3戦目の置き方っていうのは、現実的には決勝ラウンドに行くチャンスがない。そうすると、次のチーム作りということを考えたときに、非常に大きな成果があったという風に捉えてます。ただ、戦いとしては取られ方が同じですよね。自分たちでやること、ラランジャらしいスタイルをとっていく。途中で妙に弱気になったところもあったんですけど、そこから復活というか作り直せたということも今日は成果があったと思います」
Q.栃木シティさんとやってみて
「栃木シティさんは上を目指している。うちもJFLは目指してますけども。クラブとしての考え方で、プロ契約選手を取れなかったり、仕事をしながら(サッカーをする)とか学生(選手)を(獲得する)とか考えると、このスタイルでやっていくのがクラブとしての選択肢です。それからすると栃木シティさんもある意味やりにくかったところはあったと思います。我々としては(相手の)アスリートの選手たちをどうやっていなしたり、得点に持っていったりチャンスを作ったり(するのか)という点では大きな勉強になりましたし、良い経験を積ませていただいたと思います」
Q.チームとしての課題と収穫は?
「課題としては、これでもボールの動かし方やテンポが遅いですね。もっと緩めずにそのままやりきる。緩めて速くじゃなくて、速くもっと速くの方に行きたいと思ってます。それを彼らにはチャレンジしてほしいし、それがアマチュアの彼らが引退してから(も生きてくるし)、これにフィジカルが付けばもっと(できる)というので、全体の底上げないしはそういう感覚があればすごく良い形になるんじゃないかなと思います。そういう意味ではこの3つの戦いは、それぞれの(対戦相手の)チームに感謝したいと思います」
Q.来シーズンに向けて
「難しいですね。それぞれの就職や転勤、卒業、就活などがありまして。普通の社会人が抱えてるものが全部我々あるので。まず1回仕切り直して。ただ、ベースのものは崩れないようにしながら。誰が残れるかわからないところがありますので、抱負とかは難しいです。こういうスタイルを見ていただきながら、うちの方でやりたい・チャレンジしたいという方を募集してます。その方々に期待したいと思います。1つだけ言うと、この積み重ねは何か残る。必ず残る。それを伝えていく作業を次のシーズンまでにやっていきたいと思います」
Q.ちなみに、お土産は何か買うご予定ですか?
「ちょっと聞きます、栃木の名産。冷凍餃子でも買っていこうかな。考えてなかったです。かんぴょうですか? それは是非。余談になりますけど、我々が止まっていた宿舎が獨協医大さんの敷地内でして。すごく良い環境で。うちの選手たちも全国大会でまたここに来たいと言っていて。かなり気に入ってたようです」

ラランジャ京都・磯部隼也選手
「僕たちが2敗してしまって敗退となっていたんですけど、残り1試合自分たちのサッカーをして来シーズンにつなげられるようなプレーをしたいと思って取り組ませていただきました。前からかなり(プレスを)かけて、なるべく早めに点を取ってうちの流れにしたいと思っていて。初めの立ち上がり15分(厳しく)行こうという話をしていました」
Q.栃木シティさんのDFと対戦してみて
「背もありますしヘディングも強い。少し苦戦したところもありました。やっぱり高いボールではなく地にボールをつけて回していくところを統一して取り組みました」
Q.後半について
「先制点取れたところは、相手の反則からですが決め切れたところは良かったと思います。1-0で終われるかなと思ったんですが甘くない。隙を突かれて。かなり裏に取られるシーンは多かったのでかなり危険な部分はあった。そこで甘いところが出てしまった。相手のストロングのところに思うツボでやられたと思います」
Q.来シーズンに向けて
「私たちはJFL(昇格を)目指してやりたいと思ってます。まずは来シーズン関西リーグで上位狙って、またこの場に戻ってこられるように来シーズンしっかり取り組みたいと思います」

栃木シティ・藤田祥史選手
「最後に逆転して勝てて、3連勝で予選通過できたので良かったと思います」
Q.37歳大ベテランの藤田選手は3戦とも先発出場でした。お身体のリカバリーはいかがですか?
「チームがしっかり食事だったり交代浴だったり準備してくれて。僕自身もしんどいけど意外とやれたかな、と。トレーナーにもガンガンマッサージしてもらいました」
Q.Jリーグ全てのカテゴリーでのプレー経験のある藤田選手から見た地域CLとは?
「3日間で3試合、中々味わうことのないことを初めて体験できました。楽しかったです。誰が出ても変わりないし、選手層厚いのはこういう連戦の中で有利でした。次の決勝ラウンドでもチーム一丸となって勝てればと思います」
Q.サポーターへのメッセージを
「予選をホームでできて沢山の方に応援いただきました。それもパワーになって3連勝で勝つことができて良かったです。でもまだ通過点だしJFL昇格が目標なので、次までしっかり準備して(目標を)勝ち取りたいと思います」
Q.これまで所属されていたチームのファンサポーターの方にも是非メッセージをお願いします!
「色んなチーム行ってて、関東(のチーム)にも結構いたので、元気で頑張ってる姿を見せられればなと思います」

栃木シティ・古波津辰希選手
Q.途中出場の際の指示は?
「チーム自体が今シーズン先に点を取られる試合展開がなくて。空気が重くなっていたので、それを変えるくらいの声を出してこい、と。後は、球際とか。言われることはそんな特別なことは言われてないですけど、いつも通りにプレーしてどうにか空気を変えれたらと思ってピッチに入りました。自分たちでまず逆転するぞという空気を(作るために)、1人1人がとりあえず声を出すところと、球際で周りのカバーもやっていこうと伝えました。結果的に逆転できたので、自分の役割はできたと思います」
Q.2日連続で負傷交代がありましたが?
「うちは(選手)層が厚いので、怪我はしょうがないと思ってます。早く回復してもらって。その代わりに出る選手が出ても落ちない力を持っています。それが今年の強み。怪我をして誰かが途中交代したからといって焦りとかはなかったです」
Q.同点逆転の場面について
「空気が良くなかったので、できるだけ相手の陣地でプレイしようと言いました。(ピッチの)中でも諦めず最後までプレイしていた。ボム(吉田)とテルくん(田中輝希)のコンビネーションというか、前の力で取ったPKでした。1点目はボムが緊張感の中でよく点を取ってくれました。2点目はサイドの(清水)貴文くんが途中から入って、何回も縦を突破してクロスを上げていたので、チャンスは来ると思っていました。テルは今シーズンヘディングも得意になりましたし、クロス上がった瞬間入ると思ってました」
Q.決勝ラウンドへの意気込みを
「相手がどこだろうが自分たちのやるサッカーというのは変わらないので、自分たちのやるべきことをどれだけみんながまとまってできるかというのが勝利への近道だと思います。相手を気にせず自分たちのやるべきことを残りの期間でしっかり準備して、必ず昇格します。3日間楽しかったですし、逆に(試合感覚が)空くのがちょっと嫌で。でも、しっかり休んで身体しっかり作って3試合とも出てチームの勝利に貢献できるようにやっていきたいと思います」

栃木シティ・清水貴文選手
「(先に)1点失点した場面ってあまりなかったので、とにかく攻撃を活気付けられるようにするのと、得点やアシストにどんどん絡んでやっていければと思いました。やりきることを目標にしていた。最悪CKで(も良いから)少しでもチャンスを増やしていきたいと思っていました。そのチャンスはあったんですけど、直接得点に結びつけられるところはその時点(投入時点)ではできてなかったので、直接ゴールにつなげられるプレーができればと思っていました」
Q.決勝点のアシストについて
「中も3枚いてデカいやつもいた。センタリングがうちらは武器。上げたら何とかしてくれると思っていました。上手い具合に決めてくれたので良かったです。この勢いで決勝ラウンドに進んで、今の力を発揮できるようにすれば必ず昇格できると思うので、全力で頑張りたいと思います」
Q.山村佑樹選手と水戸ホーリーホックでも栃木シティでも一緒にプレーされてますが?
「ルーベン(山村)選手とは相性も良い。水戸のときから一緒にやってて。口数は少ないんですけど、タイミングとかは相性が良いです。一緒に出られたら必ずチャンスを作り出して得点につなげられるように頑張りたいと思います」
Q.十勝さんに中川洋介選手もいらっしゃいました。中川選手とも水戸で一緒にプレーされてましたが?
「こういう機会でしか会えないので他愛のない話をしました。サッカーにはあんま関係ないですけど、懐かしいなと思ってました。大人っぽくなってましたね。自分が会った時は19歳だったんですけど、スタメンでも出てて。違う一面を見られました。(会えて)良かったです」

栃木シティ・中村敦監督
「ホッとしました。相手のやり方もこっちの狙いも想定内ではありました。その中で、こっちも疲れが出てきたときに相手にやらせすぎてしまいました。キックの精度だとか……。もうちょっとちゃんと蹴れれば、理想通りにできたと思います。ちょっとしたズレだとか、そういうところが……」
Q.ハーフタイムの指示は?
「前半なんだかんだでこっちの方がチャンスを作っていた。それを継続しよう、と。後は、風向きが変わるので、それを上手く利用しようと伝えました」
Q.失点後の指示は?
「守備のやり方を、もう一回ちゃんと基本に立ち戻ろう、と。後は、しっかり相手の背後を使ってサッカーをしようと伝えました」
Q.同点の場面、逆転の場面について
「普通のチームだったらそのまま負けててもおかしくない展開でした。そこで同点逆転としっかり勝ち切ったことは力がついてきてるんだなと思いました」
Q.途中出場の選手の活躍もありましたが?
「非常によくやってくれました。期待に応えてくれた。テルは1戦目2戦目スタメンフル出場で、疲労もあってスタメンから外したんですけど、途中から入ってもしっかり仕事を果たしてくれたと思います。彼は選手会長も務めているので、この大会ですごくみんなを引っ張ってくれて、結束が強かった。その気持ちが最後にPKや逆転につながったと思います」
Q.決勝ラウンドへの意気込みを
「まず、しっかり疲労を取って、その中で今までやってたことをもう一回再復習する。しっかり準備して臨みます。この3日間、サポーターの皆さんが会場に足を運んで応援してくださって、非常にありがたかったです。次は千葉で、少しだけ遠くなりますけども、もしお時間ありましたら是非直接来て応援していただけると一番嬉しいです。もしそうじゃなくても、しっかりとまた念を送ってください。それが選手の背中を押して今日みたいな苦しい状況でも逆転勝利につながると思います。是非応援お願いします」

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