バイエル修了程度で(おそらく)弾けるベルリオーズの「断頭台への行進」

ベルリオーズの音楽は非常にストレートなので、代表作である幻想交響曲も、単純化さえすれば、ピアノでその骨格をなぞることはそれほど難しくはないのではないか、と思って第4楽章の「断頭台への行進」をピアノ編曲してみた。

あの疲れを知らないリストが、超絶技巧のピアノ編曲を遺しているが、到底弾けない。こちらはバイエル程度で演奏できる編曲を目指してみた。

ご興味のある向きはどうぞ。全曲のPDFはこちら

このように単純化してみるとベルリオーズの作曲上のアラも目立つ。38小節目の対斜(a と as)両声がesで同度になるところなど。しかし、それをカバーしてあまりある創造性の爆発といったものがこの曲にはありますね。


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