Chopin Waltz C# Minor Op. 64-2

ショパンの嬰ハ短調のワルツの冒頭部分である。

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見れば見るほどうまいこと書いてあるなぁと思う。2小節目はドッペルドミナントだが、のっけからこれでノックアウトである。9度の属和音の使い方、転調におけるm7(b5)と7(b5)の微妙な使い分けなど見事なもので、後半の半音階の使用も実ににくい。単なる倚音ではなく#9の音を響かせたり、最後のa の音も9度音で、次の主和音の5度に見事に滑り込む。

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