Tchaikovsky Piano Concerto No.1 Movt.1

チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番の第一楽章346小節目からピアノの両手による音階的パッセージがあるのだが、いちいち引っかかるように書かれている。要はEb G Bbにあえて言えばCbを付加した長三和音なのだが、その各構成音にそれぞれ3つの上下方向から半音でアプローチする倚音で修飾するという芸で、しかも解決音(本位音)が常に一拍目の裏に来ているという技である。

画像1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?