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【小話】起死回生の一手

今日も開店したはいいものの、全く来客のない店内。

どうも陰気臭いイメージが拭えないからいけないんだ。
店主はそう考えた。

そうそう買い換えるものでもないし、その1回をうちに来てもらうにはどうしたらいいか。
若者に来店してもらうにはどうしたらいいか。
店主は考えに考えた。

そして告知を出した。

「クレジットカード、使えます」

ここは仏具店。今日も店内は閑古鳥が鳴いている。

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