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厄払いサザエさん

厄払いに行って来た。

毎度「女の三十代厄年多過ぎ問題」に密かに不満を抱いているけれど、一応ね。

去年財布を忘れた神社に今年も行った。
財布忘れたエピソードは
↓ こちらを参照していただきたい。 

今年は財布忘れないように、と気合を入れて言ったんだよね。
だって恥ずかしいじゃない?
神社で財布忘れるの。

「神社であってもどこであっても財布は忘れるべきじゃない」という正論は聞きたくない。
結果去年私が財布を忘れたのはこの神社でだけなのだから、ここを気を付ければ今年は安泰という正念場と捉えていただきたい。
誠に勝手な理屈だけれど。

もう張り切って「厄払いお願いしたいんですけど」って行ったわけ。
そしたら「申請用紙ご記入お願いします」って言われて、「ああ確かに去年もそう言われたなあ」と思い出して、申請用紙記入した。
誰が何を祈願してもらいたいか書くやつね。

住所氏名記入して、厄払いに〇して意気揚々と提出した。
そして言われた。

「お忘れ物があるといけません。お電話番号のご記入お願いします」

確かに。
書いてなかった私。
電話番号。
他は縦書きでさ、電話番号記入欄だけ、下に横広で設けられてたの。
私はそれをすっかり見逃したんだけどさ。

「あなた去年も忘れ物したでしょ」って言われた気がしたよね。
被害妄想なんだろうけどさ。
きっと向こうは覚えてないと思うけど。

でも、受付してくれた人、去年と同じ人だったからさ。
もしかしたら「ん?」ってなったかもしれない。
「あいつまた性懲りもなく」って思われてたらどうしよう、って、思いながら書いたよ。
電話番号。

無事受け取ってもらって、財布も今回は忘れなかったんだけどさ。

やっぱり忘れ物が多い人って、注意力が足りてないのよ。
忘れ物しようと思ってしてる人っていないんだから。

むしろ私みたいに「忘れ物しないようにしよう」って財布のことばっかり気にして申請書の記入欄一個読み飛ばす人。
そういう人が忘れ物を繰り返す常習犯なんだよね。

今私、サザエさんの気持ちすごい分かる。

全国民に「買い物しようと思って出かけて財布忘れるうっかりさん」だと認知されてるサザエさんの気持ち。

そうだよね。
忘れようと思って忘れたんじゃないよね。
そんなときの気持ち全然愉快じゃないけど、いっそ笑ってもらった方がせいせいするもんね。
ただの悲しい話で終わらせないために道化を演じてるのよね。ううう。

って勝手に同調してる。
多分サザエさんは望んでないけど。
「関係ないやつがなんか言ってら」な話なんだけど。うん。

まあとにかく、「今年も忘れ物しないように引き続き注意して生きよう」と誓ったよ、というお話。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。
次回以降もお付き合いいただけると嬉しいです。
それではー。

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