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サイケデリクスで悟ったつもりの人

今日の話はごく一部の人にしか関係のない内容かもしれません。

あなたの時間を奪いたくはないので、「サイケデリクス」という言葉に興味がないとか、「幻覚剤」という文字を見て反射的に嫌な感情を抱く場合は、ページを閉じていただけると幸いです。

はい、ちゃんと(?)前置きはしました。

LSDやアヤワスカ、マジックマッシュルーム、MDMA、マリファナなど、世の中にはさまざまな幻覚剤がありますね。

私個人の意見としては、使いようによっては、アルコールやタバコなどの日本国内で合法とされている依存性の高い嗜好品よりは全然マシだと思います。

法律がどうこういう問題は一旦置いといて、きちんとした「セット」と「セッティング」の下では、儀式や治療に用いるツールとしても有用なんだろうなと思っています。

ただ、何らかの物質を摂取することによるサイケデリック体験だけをもって神や悟りの領域を語る人のことは信用していません。

それに、使いようによっては精神状態がより悪化したり、地に足のつかないふわふわスピリチュアルのまま一生を終えてしまう可能性がありそうですし、そう考えると、アルコールやタバコと同じかそれ以上に怖いものなのかもしれないな、と思ったりもします。

私自身、こういったものの恩恵を受けつつも、一般的な社会の価値観とあまりにも乖離しすぎて不便な時期がありました。

食べ物や場所や人、あらゆるもののエネルギーに敏感になりすぎて、行動の幅が狭くなったり、感情のブレが大きくなったり。

そんな状態をなんとかするために瞑想やヨガをやり始めたら、サイケデリクスから得られるもの以上の知恵がヨガに含まれていることがわかって、中途半端にスピって地に足の着かない状態から抜け出せました。

それだけ計り知れないパワーを感じているからヨガを続けてるし、サイケデリクスで行ける場所より遥か先への道筋が用意されているヨガを広めたいから、お金や仕事など、社会活動に必要なツールに対する価値観も変えることができたんだと思います。

私の勝手な妄想かもしれませんが、サイケデリクスによって入ることのできるその世界と、現実の社会生活との折り合いをつけることに苦労している人って結構いるんじゃないでしょうか。

いつまでもシステムや社会を仮想敵にして、居心地の良い仲間内だけで完結する生活に飽きてませんか?

当たり前に出来ていた仕事が出来なくなったり、「これが本当に自分のやるべきことなのか」疑問を持ったりしてはいませんか?

一度その世界を見てしまったんだったら、もう後戻りはできないから先へ進むしかありません。

もしこの記事を読んでくださった方の中にそのような方がいましたら、先へ導いてくれる講師や師匠を見つけ、進むべき方向へ歩んで行かれるようお祈りしています。



Cover photo by Charles Betito Filho


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