育成力に定評のあるOWL magazineと俺!!
皆様こんにちは。
OWL magazineの主筆でありながら、オープンと同時に力尽きた中村慎太郎です。そのあたりの事情はブログ記事にしましたが、いやー本当にきつかったです。
これはアジアカップによるダメージが一番の原因です。生活リズムが乱れきりました。とはいえ、ロシアワールドカップよりは随分とマシですし、現地に行ったブラジルワールドカップなんて半年くらい立ち直れませんでした。
休むだけで治るものではないという割り切りのもと、今は「うつ」として治療を受けています。自分がうつ病かというとピンとこないのですが、セロトニン欠乏症といわれるとそうだろうなという気がします。
さておき、こうやって口に出せるようになったということは、大変な時期が終わったということです。本当はぼくの記事が倍くらい多かったのですが、そこを円子さんを中心としてみんなで埋めてくれました。
そして、今日書こうと思うのは、ぼくが「裏方」としてやっていた仕事についてです。
それが、編集です。
あるいは、クリエイティブディレクションです。
OWL magazineには現状では編集者がいません。ぼくが編集と、クオリティチェックをしています。実は、文章を書くのと同じくらい文章を直すのが得意なのです。
そして、OWL magazineは、プロのライターが寄稿するメディアではありません。もちろん、プロが寄稿してもいいのですが、先日の宇都宮徹壱さんの議論にもあったように、プロとして、仕事として関わることによって、旅の旅らしさは失われていく傾向にあります。従って、プロの書き手は、悠々とした旅を書きづらくなります。
もちろん、宇都宮さんは、旅についての記事や書籍を多数残している方なので、少し例外的なのですが、それでも最近は旅をしていないと仰っていました。そして、プロのジャーナリストとして世界中に取材している人は、やはり「出張」をしているのであって、「旅」をしているわけではありません。
そのため、書き手として求めるのはサッカーライターではなく、旅を楽しんでいる人ということになります。それはすなわち、一般のファン・サポーターです。
ただ、ここに当然ながら生じる問題があります。一般のファンでありながら、プロの書き手でもあるという人は滅多にいません。ぼくはそのカテゴリーに入る珍しいタイプなのですが、同じような人はなかなかいません。
ただし、プロの書き手であるという条件を除外すると、魅力的な旅を楽しんでいるファン・サポーターはたくさんいます。
そこで必然的に生じるタスクはこれです。
魅力的な旅をしている一般のサッカーファン・サポーターを、プロのレベルまで引き上げること。
そんなことは出来るわけがないと思う人もいるかもしれませんが、ぼくには自信がありました。ぼくにとって、世間の皆さんは才能の宝庫です。その中で、文章を書く才能、表現する才能を持った人はたくさんします。
しかし、適切なトレーニングを受けていなければ、珠は永遠に輝きません。
『のだめカンタービレ』のように才能の原石を、辛抱強く磨く必要があります。そしてそれは、ぼくにとっては決して難しいことではありません。才能を見抜くことは出来ます。適切に指導することも出来ます。褒めて伸ばすことも出来ます。
後は、本人のやる気次第なのです。
投げ捨てたような、冷たく突き放したような言葉ですが、伸びる気がない人はどうしても伸びません。手痛い指摘でも受け入れて吸収できなければ、表現者として上に行くことは出来ません。ぼくは、精一杯優しく、長所を活かすように指摘していますが、それでも駄目な人は駄目でしょう。
成長するよりも、ありのままの自分を可愛がって欲しいと思う人もたくさんいるのです。
上述したように、ぼくはアジアカップでバテたことで、OWL magazineのオープンと同時に力尽きました。とはいえ、何記事かは出しましたが、かなり厳しい状況でした。そんな中でも編集タスクだけはぼくがやらないとどうにもならないので、作業は遅れ気味ではありましたが、何とかこなしていました。
『円子カンタービレ』
その一つの成果が円子さんの飛躍でしょう。ぼくの穴を埋めてくれたのは紛れもなく円子さんでしたが、初稿の頃はまさしく素人の原稿でした。ただ、彼には圧倒的な強みがあり、個性があります。
このお店、2人で16万円ですよ。どうなってるんですか。ここまで生活レベルが違うと嫉妬の気持ちも湧いてきませんよ。異次元です。二人で1万6000円でも高くて泣きそうになると思います。
それに財力と余暇があるので、柏のアウェー戦や、日本代表戦にくまなく行くことが出来ます。ぼくは決めました。次に生まれ変わったら医者になります。作家にはなりません。割と本気です。
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