海外サッカー旅に行くならどこへ行こうか。ヨーロッパ編


いやはや、ちょっとイライラしている。

というのも、このコロナ禍。1年くらいは続くだろうと思っていた。その間、タクシーの仕事はかなり悲惨なことになっていて想定した収入の半分以下しかもらえないなど、なかなか大変だった。

お金がもらえないことより暇なことが辛い1年だった。誰も来ないお店で待っているのであればスマホをいじるなどをして暇を潰すことも出来るかもしれないが、空車だらけのところで細かい運転を1時間も2時間も続けるのは結構なストレスなのだ。

とはいえ1年の辛抱だなと思っていたのだけど、1年以上続くとわかったところで少し気持ちが切れてしまった。旅が出来ないのに旅のマガジンをやっている人の気持ちにもなって欲しい。これはウィルスくんに対しての言及である。

というわけでこの中途半端な状況がもうしばらく続きそうなことを踏まえて、いらだちと共に海外のどこへ行ってみたいのか「久々に」考えたいと思う。

コロナの影響で云々は一切考慮しない。そんなものは存在しない世界線での記事である。


噛み噛みレモンの国ポーランド

スペイン、イタリア、イングランド、ドイツ、フランスなども行って見たいんだけど、今回はもう少しコアなところのサッカーにしよう。

ポーランドは、ニコ生のワールドカップ実況解説のお仕事をしている時に、選手の名前を見て唖然とした国である。グループリーグの3戦目で、日本がパス回しをしたことで批判された試合であった。

選手の名前というのは……。発音がとにかくしづらい。ワールドカップの実況解説なので、他の試合をみて選手の名前やプレースタイルなども覚えておかないといけないのだが……。

ヤクブ・ブワシュチコフスキとアルカディウシュ・ミリクとグジェゴシュ・クリホビアクのコンビネーションの話をしなければいけないのだ。

一番覚えづらかったのが、GKのヴォイチェフ・シュチェスニーである。声に出してみて欲しい。本当に発音しづらい。おいおい勘弁してくれよと思っていたのだが、日本戦はウカシュ・ファビアンスキが出てきたのでだいぶ楽であった。

ちなみに後からチェックしたら民放のアナウンサーも選手名を噛みまくっていた。ほとんど罰ゲームである。

一番有名な選手は、世界3大ロベルトの一人である、ロベルト・レヴァンドフスキである(残りの二人は各自考えてください)。

なんでポーランドなのかというと、そういうご縁があったのもあるのだが、やはり名前を見るだけでも異文化だなぁというのを強く感じたからだ。サッカー旅をしたFJまりこ(初期のOWL magazineで毎月連載してくれていたライター)からも強くお勧めされた。

あまり詳しく知らないのだけど、ポーランドはヨーロッパでは「天然ボケ」的な立ち位置らしく、「またポーランドか!」みたいな雰囲気らしい。一方で、かつてのワルシャワ公国の時代には大きな存在感を放っていたのだとか。

こういう国で、地元のサッカーをみるとどんな感じなのかなぁというのが気になっている。全然知らないからこそ気になる。記事を売るという意味で言うと、スペインとかイングランドにいったほうがいいのかもしれないけど、まぁそれを売ってもその先はないのもわかっているので、行きたいところにいけばいいのだ。

pöllöを求めてフィンランド

北欧で一番東側にある国。ボスニア湾の奥にOulu(オウル)という街を見つけた。かなり大きな街のようだ。

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