旅とサッカーという夢のために、命を賭けて「○○ウ○○○○○○ン○」をします。
八ヶ岳あたりに家族旅行に行っていました。
ひっさびさにお外に遊びに行ったので子供達は大興奮でした!!家族旅行をすると、金銭的にも労力的にもなかなか大変ですが、これを家族サービスと捉えることなく、自分が人間として成長させてもらえる良い機会と考えたいと思います。
人には優しくしようと思っています。そして実際に優しいし、どんなに忙しい時に連絡が来ても邪険にせずに、最優先で話を聞こうと心がけています。どこまで出来ているかはわかりませんが。
でも、家族に話しかけられた時は「いま取り込んでるからちょっと静かにして!!」とか言っちゃう時あるんですよね。
そりゃ、細かい作業しているときに「ねぇ、パパ。パパ!!パパ!!!!タマミツネとジンオウガとイブシマキヒコの戦闘BGMだとどれが好き?」などと言われると「ちょっと待って!」と言いたくなります。それはもうしょうがない。集中モードから戻されるのはとても辛いことだから。
でも、どんなときでも、自分のような人間に話しかけてもらえることはありがたいことだと思わないといけない。そして、そのことに感謝して、すべての手を止めて話を聞かないといけない。
その初心を忘れないために、一番近くにいる他人である家族には優しく優しく優しく優しく接することが出来るように心がけたいと思います。
ところで、ぼくがタクシードライバーを初めて良かったことは2つあります。
1つは運転がうまくなったことです。運転の上手さというのは、ハンドル操作などを言うわけではありません。
朝ご飯を食べたものの、昼食は取らず、そのあとプールで3時間以上泳いだ後、家までノンストップで運転しても、眠気ゼロでこなせることです。二泊三日の最後の締めを安定感バッチリでこなし、その後原稿も書けているわけですから、我ながらタフになったものだと思います。
昼食をとらず、その後も何も食べないで、禁断の一手ではあるもののエナジードリンクだけを飲み、ガムを噛みながら平均時速70~80kmでのんびり運転していたらちょうど3時間くらいで着きました。
タクシーの仕事で5,6時間くらい休憩を取らずにノンストップで運転していることもあります。下道でお客さんを探しながら運転している時に比べると、高速道路の運転は非常に楽です。昔は、旅行の帰り道は眠気を感じたものなんですけどね。
眠気を可能な限り発生させないこと。万一眠気を感じそうな兆候があったら、しっかり休息を取ることなどを徹底することが出来たのは、普段過酷な交通戦争を戦っているためでしょうね。
もう1つ良かったのは、ビジネスのアイデアを閃くようになったことです。タクシーの中は刺激の宝物庫です。ドラマ半沢直樹でも、タクシーの中で色々なことを電話でぶっちゃける人が出てきます(3話くらいで出てくる裏切りものの人)。
こういうこと職業倫理上、書く事は出来ないし、人にも言うことはないです。が、ぼくの中では強い刺激として存在します。
どの芸能人がどこに住んでるとか、誰がどういう風にキャスティングされているとか……。まぁそういうのは多くないのですが多少はわかりますよね。ただ、すぐに忘れます。そして絶対言いません。けど、自分の中には刺激として残ります。
様々なビジネスの話もそうです。自分の中で刺激として残ります。
半沢直樹では、支店長の専属ドライバーにヒアリングすることで、お金の流れを突き止めていくというシーンが出てきます。どういう人がどこからどこまでタクシーに乗るのか。どういう用事があるのか。こういうことを考えるのはタクシードライバーとしてうまく営業するためには必要なことです。
これを続けているうちに自然と人の流れ、仕事の流れ、お金の流れが感じ取れるようになってきます。
タクシーを始める前は「ぼくには起業なんか無理だ」と言っていました。が、随分と鍛えられました。そして近日中に、株式会社の代表取締役となります。
社長!!
シャチョさんになったら、パブでモテモテよー!
お金もいっぱいー!タクシーも乗らなくていいよー!!
というのは大間違いで、社長になるというのはゴールではなく、スタート地点です。そして、最初のうちはどちらかというと貧乏になります。事業が成功すればお金持ちになることもあるでしょうが、成功しなかった場合、普通に働くよりもリスクが高くなります。
ぼくの場合、「稼ぎたい」よりも「やりたいことをやる」を重視しているので、最初の3年くらいはかなり苦しくなることは目に見えています。なので、タクシーをやめることもしません。
タクシーに乗っていると時間も体力も厳しくなるのですが、日銭が稼げるのと、やはり刺激が得られることから続けて行きたいと思っています。
ともあれ、ぼくが今やるべきことは、起業についての諸手続をこなしていくことと、「○○ウ○○○○○○ン○」を進めることです。
今の時代、起業していくためには「○○ウ○フ○○○○ン○」を利用するのが有効だとされています。要するに資金獲得手段です。
会社をやっていくにはとにかくお金がかかります。そのための資金をどうするかについて、今年の2月くらいからずっと頭を悩ませています。自分が稼げないのは全然問題ないのですが、ぼくを信じて時間を割いて、労力を使ってくれる人に正当な報酬が払えないのはよろしくないわけです。
お金を獲得する手段としてのスタンダードは、役所の助成金などをもらったり、知人や親類に出資してもらったり、銀行や信用金庫から融資をしてもらうことです。半沢直樹でも壇蜜が、半沢の銀行から「創業資金融資」を受けていましたが、ぼくがいま一番欲しいものは、愛人としての壇蜜……、ではなく、「創業資金融資」なのです。
壇蜜は自己資金500万円あるんですよね。ぼくはそんなに持っていないので、うーん、どうしたものかと頭を使うわけです。
ただ、今の時代は「○○ウ○フ○○デ○ン○」があります。
え?いい加減にしろって?
「ク○ウ○フ○ンデ○ン○」です。
「○ラ○ド○ァン○ィ○グ」です。
そう、クラウドファンディングです。
はいはい、金集めね。解散!!
となってしまいますよね。実はぼくもこのうさんくさい手法が苦手なのです。だからしっかり研究しました。
確かに、うさんくさいクラウドファンディングもあります。「夢を叶えるためにお金をください」というようなタイプのクラウドファンディングは……。うーん、そうですね。
「物乞い感強め」なわけですね。
それでもいいんです。わらにもすがるような気持ちで夢に挑戦したいという人もいていいし、そういう人に支援したくなることは、ぼくにもあります。
しかし、40歳の自分が出すメッセージは「ぼくの夢を叶えるために応援して欲しい」でいいのかというと違う気がします。
もう十分に応援してもらっていますし、物書きになるという夢も叶えてもらいました。これ以上のものを求めるのはどうかと思います。
だから、今僕がやるべきことは、高いレベルのサービスに仕上げることです。クラウドファンディングという手法は、書籍の先行販売をする上ではとても便利なサービスです。
だけど、単に売るだけじゃ駄目なんです。サービスの対価にお金をもらうというだけでは駄目なんです。
ではどうするべきか。
それを今考えているところなんですよね。
最終的な表現系は「旅とサッカーの本を作るという夢を云々」に落ち着いてしまうかもしれないのですが、もっと違うものとしてリリースできるように日々頭を捻っているところです。
社長としての最初の仕事。
ここでゴールを決めれば、会社として「旅とサッカー」の仕事を進めていくことが出来ます。
もし、ゴールが決まらなかったら?
皆さん、わかりますよね。
動き出しからやり直して、何としてでもパスを引き出して、再びゴールを狙います。これを試合終了までやり続ける。それだけです。
ここから先は
OWL magazine 旅とサッカーを紡ぐWeb雑誌
サポーターはあくまでも応援者であり、言ってしまえばサッカー界の脇役といえます。しかしながら、スポーツツーリズムという文脈においては、サポー…
文章や音声コンテンツが面白いと思った方は、是非サポートをお願いします!コンテンツづくりのための経費や投資に使わせて頂きます。用途については不定期でnoteに公開します。