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マンガ 老荘の思想

マンガ 老荘の思想 の感想や解釈、印象に残ったことを書きます。

有用、無用の考え方

このマンガでは、木の例えがよく出てくる。
木材として利用できる木は有用で、木材として利用できない木は無用だ。
しかし、有用である木は、切り倒されてしまう。
無用の木は、伐り倒されず、長生きできる。
人間で言うならが、有用であると使いつぶされるが、無用であれば潰されない

世渡り

技術がない料理人の、牛を捌く包丁はすぐに使い物にならなくなってしまうが、技術が高い料理人は、牛を捌く包丁を換えずに、長年利用している。なぜ長く包丁を使えるのかというと、技術が高い料理人は牛の身体の構造を知っており、どこに包丁を入れればうまくさばけるか知っているからだ。しかし、技術がない料理人は、切り込みにくい肉の箇所に刃を当ててしまうから、包丁にダメージが蓄積してしまう。

 世の中の構造を知り、衝突を避ければ、うまく世の中を渡っていけるということである。


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