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満月なのでnoteを再開してみる。「ハンドメイド作家をやめた私がもう一度戻ってきたこと」

今日は満月だ。
満月の日は、頭がざわざわして、身体中からエネルギーが湧いてきて、それを持て余して、困ってしまう。

今日のわたしは、納期やら、確定申告やら、なにやらで忙しく、1分1秒も惜しいときなのに、そのエネルギーを発散するために2時間も散歩したりした。でも、頭の中のざわざわがおさまらなかった。

言葉が、頭から出てこようとしている。

これは、きっと、文章を書くべき日なのだ。
そう思って、noteを再開することにした。

私には、いつか必ずある記事に対する「返事」を書かないといけないという義務があったからだ。今日は、それを書き始める日なのだ。たぶん。

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3年前にこんな記事を書いた。すごくたくさんの人に読んでいただくことになった。(今は、途中から有料になっています)



この頃、わたしはノイローゼになっていて、心と体が裂けるみたいに辛くて、やむなく、長年続けてきたお仕事をやめることにした。
ノイローゼになったのも、体と心が裂けそうだったのも、お仕事をしていたこと原因だったので、私が私として生きるには、やめる選択肢しかない状態だった。
そこに至るまで何年もかかったし、命をかけて頑張ったことを、何もなかったように手放すことは、本当に辛くて、そんな風になってしまったことを後悔したし、ほかの人に同じ様な苦しみを味わって欲しくなくて、言葉を残すことにした。
それが、上の記事となった。
結果、思った以上に沢山の人に見ていただいた。
いまだに購入して読んでくれる人がおり、反応をいただくことがある。

今にして思えば、この記事は残しておいてよかったと思う。

この記事は、ずっと3年間、私の中に残り続けた。
私はずっと、この記事と一緒に考え続けた日々だった。

私は色々な方向で、「どうして、私は仕事をやめることになったのだろう」と考えたし、色々な方向から、それに対処する方法も身につけた。

その間、私は普通の会社で普通に働かせてもらった。いろんな人と出会い、
いろんな世界も見た。

ハンドメイド作家をやめたら生きていけない、と思っていたけど、普通に生きる道もあることを知った。朝起きて仕事にいって、夜仕事から帰ってきて眠る。月に一度、お給金をいただく。私はだれでもなく顔のない、普通の誰かとして、この街に溶け込み、静かに穏やかに生きた。

そんな穏やかな生活の中で、ふと、私は、もう一度、物を作る仕事に復帰してもいいような確信を得た。心の中でビー玉がコツン、となるみたいな形のある確信だった。
そのビー玉がコロコロ転がって、私はいてもたってもいられなくなった。
そして、私は(散々お世話になった)お仕事を(半ば無理やり)やめて、去年の夏から、また「専業ハンドメイド作家」になった。
あんなに、天職を探して彷徨ったのに、私は結局、完全に、何の迷いもなく、元の仕事に「しれっと」戻った。

今は、あんなにもう二度とやらない、と思っていた「専業ハンドメイド作家ライフ」を送っている。

まあ、人生には山もあるし、谷もある。また調子が悪くなったら、ほかのお仕事をすればいいや。気楽にやろう。

今は、そんな感じで、わりあい楽しくお仕事している。

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活動再開してからずっと、2019年の記事に対して、自分で返事を書かねばならないと思っていた。何度も書いた。色々と書いた。でも、全部が嘘の様に見えて、結局、公開できなかった。

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でも、今日はかけるきがする。今日は、書き始められる気がする。

3年間で考えたこと、いろんなこと。
3年前の私の叫びに対する、3年間の私の回答編。

どうやって私は、叫び続ける自分の心の声と向き合ったか。どうして今は、穏やかに戻ってくることができたのか。そして、未だにある、不安感やゆれる感情とは、きっと一生付き合っていくのだろうという、覚悟というか諦めをしたのか。

あれだけたくさんの人が読んでくださったということは、きっと、同じ様に悩み苦しんでいる人が多くいるということ。
「自分」として生きることは、無理ゲー、というぐらい難しい。人は繋がって生きるものだけれど、その繋がりの中で役割ができて、どうしても自分の心とは違う行動をしたり、言ったり、しないといけないときがある。
そんな世界で、それでも物を作りたい、何かをやりたい、心がざわざわしている私たちは、どうやって生きていけばいいのか?

私自身もまだまだ、回答を模索している途中だし、私がみつけた回答は、「私」だけに有効なものかもしれない。
ときには素っ頓狂で、極端で、主観的で、まったくお話にならないことかもしれない。でも、言葉にして残しておこうと思う。

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それは、とてもじゃないけど、一つの記事では収まらない。

だから、気まぐれ更新になると思うけれど、次回の記事で、ゆっくりお話していければいいと思う。

心の声を無視して、ボロボロになったのはなぜだったのか。
心の声、それは一体なんなのか。
どうやって、それを聞けばいいのか。
それと、どうやって歩んでいけばいいのか。

そんなことを、書いていこうと思う。

3月はめいいっぱい忙しいので、ゆっくり更新になるけれど、言葉が溢れてきたら、また書きます。

またお会いできたら、嬉しいです。
それでは。


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