見出し画像

インサイドヘッド2

ハトコです。

昨日小学生の子どもと一緒に映画「インサイドヘッド2」を見てきました。

https://www.disney.co.jp/movie/insidehead2

ネタバレになる可能性がありますで、まだご覧になっていない方はご注意くださいね。

思春期を迎えた女の子の心の動きを、頭の中の「感情たち」を通して描かれています。
今回は「大人の感情たち」が登場しています。

スケジュールを気にしたり、未来の出来事を思い描いたりする「感情」
である「シンパイ」が大活躍します。
でも活躍しすぎてシンパイが大暴走してしまうのです。
「ヨロコビ」「カナシミ」「イカリ」等の感情を隠してしまいます。
悪いイメージ(こんなことが起こるかも、あんなことが起こるかも…)を次々起こしてしまいます。
不安な未来を回避しようと、あたふたしてしまう女の子。
徐々に「わたしはぜんぜんダメ」と自信を無くしていきます。
感情の嵐を経て、「ヨロコビ」たちが戻ってきます。

暴走をやめた「シンパイ」は「ヨロコビ」に「女の子を守りたかった」と打ち明けます。

一日を終えて、ベッドの中でモヤモヤ考えるのが私の日常です。
「あんな言い方よくなかったかな」「気分を悪くしたかな」「私がもうちょっとよく考えていれば」なんてことを思うわけです。
こんなことが続くうちに30代のころには飲み会を極力参加しない人になりました(一人反省会の負荷が強すぎてw)
何か嫌なことがあると、数日時には何か月もダメージを受けるのです。

こんなこと考えるようになったのはいつからだったんでしょう。
私にも10代のころ「シンパイ」たちがやってきたんだなぁ。
そして一生懸命私を守ろうとしてくれていたのだなぁ。うぅ。
ぐずぐず鼻をすすりながら泣いてしまいました。
(平日夕方でほぼ貸し切りだったので響き渡っていました。)
今も書きながら思い出し泣きをしてしまっています。

上手くできない自分を否定しがちに暮らしている私ですが、
どんな時も私を守ろうとしてくれる私自身(体?)の活動があったんだなぁ。
「なんと健気なんだろ私、ありがとね」と自分に感謝する気持ちに。

お話の最後には「シンパイ」はゆっくりして過ごすことになります。
女の子の頭の中で指令を動かすリーダーは「ヨロコビ」に戻りました。
女の子は外から手すり撫でて手触りを味わい、窓から差し込む光を見上げて深呼吸。仲間と和解を迎えます。

大人になるにつれて「いいひと」「やさしいひと」である自分だけではなく複雑な内面に向き合わなければならないのですね。
どんな感情も自分を守り助けるためにある。
でもヨロコビを遠ざけてしまってはいけなんだなぁ。

私も「ヨロコビ」ともう少し仲直りしなければいけないみたいです。
そして頑張りすぎの「シンパイ」にありがと、と言って、素敵なソファで休んでもらうことにしましょう。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?