会社員11年目、女性の質問「まだ時々両親に対する怒りが爆発します」

読者の方から質問をいただきました☆

(ご質問ありがとうございます(*^-^*))

<質問>

私は、女性、会社員11年目です。

自分の心が苦しくて心理学やスピリチャル的な考え方を学んでいます。

心の状態はかなり好転したのですが、まだ時々両親に対する怒りが爆発します。

家を出てから、実家に行くようになりましたが、行くときは行っていいか伺いを立ててお願いするように言われるようになり、歓迎されてないと感じるようになりました。

もし存在が歓迎されているなら、来て欲しいと願われるはずですよね。

同居していた時も、私が病気で具合が悪いときでも助けてもらえず、むしろしんどくてグダっとなっていることを批判されたりしました。

親は経済的には問題はなく、私も金銭面では恩恵を受けている部分はあるのですが、心の埋め合わせにはなりません。

歓迎されていない、大変な時でも助けてくれなかったという恨みの気持ちでいっぱいになることがあります。

詳細な説明ができないので難しいかもしれませんが、どう考えれば肯定的に捉えることができるでしょうか?

そもそも根底に信頼や肯定がないと感じているので、ヒューマンドラマのような家族愛には全く共感できず、嫌悪感を感じます。

<SENAの回答>

親御さんの子供の面に注目しているでしょうか?

親も、親の親(つまりあなたの祖父母)との関係では子供です。

そこに目を向けていますか?

それを抜きにしても、人間の魂はほとんどが未熟すぎるほど未熟といってもいいレベルで、ほとんどの魂は乳幼児レベルです。表面的には立派な大人の姿かたちをしてある程度の年齢になれば老いてもきますが、それは見かけだけであって中身はみんな子供なのです。

ですからあなたの親御さんも子供。その子供の部分にあなたがどれだけ目を向けているか、それがポイントとなるでしょう。

子供って甘えたいですよね? 親から愛されたいですよね? そういう気持ちがあなたの親御さんにもあるわけです。そこに目を向けると、子供が子供を見る、あるいは親が親を見るような感覚にシフトしますから、対等な目線を取り戻していきます。そうすると余計な期待をしなくなり、「こうして欲しい」「ああして欲しい」「どうしてこうするの?」「どうしてこうしなきゃいけないの?」といったような思いが消えていくはずですよ。

もし消えないとしたら、それは対等な目線を取り戻していないだけ。「自分は100%子供でいたくて、親には100%親でいて欲しい」 そんな思いが対等性の復活を阻み、要求に傾いた心理を生じさせているわけです。

もちろん、親に愛されたい気持ちはわかりますよ。私も同じです。私以外の誰でも親に愛されたい気持ちは同じだと思います。だからこそ、それはあなたの親御さんも同じだということです。あなたの親御さんも親に愛されたいと思っていて、それがどこまで満たされているかわかりませんが、何かしらの不足を感じている部分があるわけです。それでもいつしか自分も親となり、親として求められる役割を果たそうと努力し、懸命に生きているんですよね。その“大変さ”と“幼稚さ”にどこまで共感できるでしょうか?


大丈夫です。焦らなくてもあなたはいずれ癒されていきます。その癒しの日を楽しみにして、親御さんとの今の関係を大切にしてくださいね。その関係がネガティブに感じられてもポジティブに感じられても、どちらにしてもあなたと親御さん両方にとってかけがえのない関係なのですから(*^_^*)


SENA



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