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行政の使い方。

行政との付き合い方について教えて欲しいと言われることが結構あります。
行政に対してアレルギーのある方も多いようですね。
「よくやってるよね〜」
というテンションで話をされる方も多いです。

確かに、何かを決めるのに時間がかかるとか、よくわからない理由で却下されるとか、提出資料が多いとか、資料を読んでも意味が通じないとか。
『行政あるある』は数々あります。
最近では国交省や内閣府、農水省などとお話させていただくことも多いのですが、今回は地方行政について考えたいと思います。

先日、クラブハウスで地方創生系の方々の話を聞いていたのですが(クラブハウスがすっかりラジオ化しております)、地域の交流拠点と成るようなビジネスを始めたい、という方が行政の支援をしてもらった方が良いのか?という相談をされていました。
それに対して、そのルームでは「勝手にやったほうが絶対良い」という結論になっていました。

そうかな?
個人的には一度相談してみるのは良いのではないか、と思います。
私なら相談してみるかな。
そもそも、私が自治体と関わるきっかけは起業でした。
いわゆる中心市街地に店舗を持ちたいと思った時に、市が補助をする”中心市街地活性化補助金”を使わせていただきました。

行政の仕事は、行政サービスを行うことと、町の中で頑張りたいという人の後押しです。
行政サービスは、住民票などの窓口サービスのほか、福祉や教育、道路管理や災害対応、体育館などの公共施設の管理がこれに当たります。
道の駅も公共施設なので、自治体管理が基本です。

町の中で頑張りたい人の後押し、については様々な形がありますが、農業振興や産業振興、地域活性がこれに当たります。
その為に補助金という仕組みを作ったり、イベントを行ったりします。
お祭りなどを応援することで地域活性を後押ししたりもしますね。
自治会の取りまとめや商店街とのやり取りもありますし、観光振興もそのひとつです。

行政主導はうまくいかない、と言われることが良くあります。
それは当然だと思います。
だって、行政は「頑張る人を応援する」ことが仕事だからです。行政職員がひとりで頑張ることが仕事ではない。
もちろん、彼らが頑張ることで心を動かされる人もいますし、人として仕事を頑張ることは大前提として。
それは感情論とか是が非ひ論ではなく、仕組みがそうなっているからです。

この点を理解していない人が本当に多く、行政職員はタダで使えると思っていたり、面白くないことがあれば行政に当たったり…という人が多いのも事実。
行政職員の中にも「応援すること」が仕事ではなく「規則を守らせること」が仕事だと思っている人も多いです。
このギャップが、行政に対してアレルギーを持ってしまう原因なのかなと思います。

行政を使うには、まずは自分が「頑張る人」になること。その上で「頑張る人を応援するのが私の仕事です」と理解している職員に相談をすること。

大前提として、その距離感が掴めれば良い関係性が築けると思います。

あと、行政の方はダメ出しされると貝のように口を閉ざしてしまうので、その点にも気をつけて!(笑)



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