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ハトヨガ的読むヨガ 連載63 デトックスしたい 人をダメにする3毒

土曜日の朝は、向井田みお先生が、わかりやすく解説してくださるヨガ哲学の講義で、聖典「バガヴァット・ギータ」の解説を聞いています。
18章からなる聖典の学び。忙しい時にはスキップすることも多々ありますが、落ち着いた時間を確保できる限り、聞いています。テキストを読むだけでは、わかりにくい内容も、現代の事例や身近なたとえなどをスライドで紹介してくださるので、聞き流すだけでも、心に刺さるメッセージが満載です。

聖典の良いところは、どこを開いてもためになるメッセージが込められているから、その日、パッと開いたページを読み返し続けることで、教えを再確認できること。休み休み、さらりと読み進めてもよいもの。いつもそばに置いて、ふと手にとって読んでみるくらいに役立てることもできます、ラジオを聴くように聞いてくださってもいいですよと!みお先生がおっしゃってくれるのが、嬉しいです。ガチで読み深めると途方も無い時間がかかって、挫折しそうになる気持ちが楽になります。

16章の後半の節には、「人をダメにする3毒」についての解説でした。

欲望 カーマ
怒り クローダ
貪欲 ローバ

ヴァガバット・ギータ 十六章

佐藤裕之氏の訳による「ヴァガヴァット・ギータ」では、「欲望と怒りと貪欲は自分を破滅させる地獄の三つの門である」と解釈されています。

同じコンセプトは仏教用語にもなっているそう。

貪瞋痴(とん・じん・ち) 仏教用語。人間のもつ根元的な3つの悪徳のこと。自分の好むものをむさぼり求める貪欲,自分の嫌いなものを憎み嫌悪する瞋恚,ものごとに的確な判断が下せずに,迷い惑う愚痴の3つで,人を毒するから三毒,三不善根などとも呼ばれる。

コトバンク

悪魔的な質が高い人の行く末・・・
阿修羅(アーシュラ) タマス(鈍質の高い人)
羅刹(ラークシャ) ラジャス(激質の高い人)

何度も生まれ変わり「輪廻」(サンラーサ)を繰り返してしまうのが人間なんですね。
普遍的、根源的な毒、悪。人間らしいといえる要素ですが、自分を楽に、自由に解放するためにも、できればデトックスしたいところですね。

講義では、3毒のなかの「欲望」からアプローチしていくと、より高尚なレベルに高めていくことができると、教わりました。

タマスの欲望:破壊的な欲 (人を苦しめたり、痛めつけたりして自
己承認欲求を高めようとしたりするなど。「ううう、苦しい!」)

ラジャスの欲望:所有欲(持つことで自分を満足させてしまう。「きりがないよ!」)

サットバの欲望:自己研鑽の望み(どんどん行いましょう!学びを通して、キラキラとしたものが、内面に取り込まれて、心が軽く、豊かになる欲望に転換したいものです)

⇩それによって

人を束縛しない望み

自由になる人に!「目指すところは、ここ!」

Free!  Live 2021  by 風さん 
こちらも時々聞き返しては、自由な気分にさせていただいております!ありがとうございます。

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