Weekly AR Review vol.16|2020年、年が明け、CESも開け
明けましておめでとうございます!
2週間程更新を止めて(サボって)いましたが、今週からまた更新を始めていきます!2020年もよろしくお願いします!
さて、年が明けたということで、世界最大級の家電見本市『CES』も始まりました。Twitterを賑わせているように、今年は多くの企業がXRの分野で出展しており、見新しいデバイスも登場しています。
2020年は年始からAR/MR/VR業界が更に加速してく雰囲気を感じさせますね!
ということで、新年最初のWeekly AR Reviewで取り扱うトピックはこちら↓
ARで福を呼び寄せる?『占いフェス 2020 NEW YEAR』
新年一発目はこちらのニュースから
株式会社ザッパラスが主催する日本最大級の占いイベント「占いフェス」。今年は川田十夢氏率いる『AR三兄弟』との共同開発によって制作された、新年を祝う「AR七福神」が登場します!
Credit:PR Times
占いフェス会場となる「目黒EASE」のどこかに隠れている『AR七福神』を見つけるため、スマホをかざしながら会場を歩き回るアトラクションです。
「上昇させたい運気の神様」を見つけることで、新年を祝い、運を自ら引き寄せることができるかもしれません!
今後、新しい占いがARから生まれるかもですね!
『AR七福神』に加え、「占いフェス 2020 NEW YEAR」では「開運ワークショップ」や、直接鑑定が受けられる「5分占い」、開運メイクやタロットVRなどなど、開運ご利益がありそうなコンテンツが楽しむ事ができます。
*会場:目黒EASE
*開催日:2020年1月11日(土)〜13日(月・祝)
『CES 2020』で登場するAR!!
CES2020開幕ですね!
今年は『AR/VR & Gaming』が用意され、多くのXR関連の展示がされています。
CES2020でのAR展示/発表を把握している限りでご紹介したいと思います!
まずはざっとデバイス紹介から↓
MadGazeーGlow / Glow Plus
NrealーNrealLight
Pacific Futureーam glass
0glassesーRealX
Human CapableーNorm Glasses
ANTVR
LetinAR
BoshーVirtual Visor
Samsung
Vuzix
Magic Leap(*アプリだけ?)
ThirdEyeGen
WayRay
今回のCESには、軽く、ファッショナブルなARグラスがいくつも出展されています。昨年のNrealLightの登場から一年が経ち、コンシューマ向けかつ普段遣いに向いているARグラスの波が来ているのかもしれません。そして、さり気なくARグラスを発表したSamsungのように、ARグラスを前提としたコンテンツがCES 2020ではいくつも飛び出しそうな予感です。
*個人的に気になるのは、am glass (Pacific Future)とRealX (0 glasses)。すでに登場しているNrealLightに(若干)似ているこれらが、どんな特徴があるのか、どうNrealLightと差分を出すのか。体験した方の声を是非聞きたいです。
また、BoshのVirtual VisorやWayRayの様な、日常の一部に溶け込んだARを出展するものにも注目ですね。それぞれの場所に適したARの形が提案されるようです。
それに加え、ARグラスの他にも、ARの体験をアップデートするデバイスなども多く展示されているようです。
脳波を感知するデバイスを開発する『NextMind』やLeapMotionとUltrahaptics使ってインタラクションを開発する『Ultraleap』、グローブ型のハプティクスを開発する『HaptX』など、ARグラスと組み合わせることによって、AR体験をリッチにする可能性を秘めているデバイスの展示も見逃せません。
CES 2020については、随時僕のTwitterを通して追っていくとともに、全ての情報が出揃った時点でまたまとめたいと思います。
CES×Nreal×MESON、『PORTAL with Nreal』出展!
CES 2020のNrealブースの中に、MESONのMRショッピング体験『PORTAL with Nreal』が展示されます!
「自分の部屋を、お店以上に便利で楽しく買い物ができる空間にすることができる」をテーマに開発された『PORTAL with Nreal』は、ARグラスを使ったユースケースとして、買い物体験に焦点を当てたアプリです。
CESのNrealブースの一部屋にリビングルームを模した空間を用意し、体験者はこの空間で実際にリビングルームにいながらショッピングする体験を擬似体験することができます。
また、「AR/MRグラス時代のオンラインショッピング」を見据えた今回のPORTALは、通常の買い物だけでなく、MR技術が普及したときに登場するであろう部屋の模様替え機能「Room Filter」も体験することができます。
また、この『PORTAL with Nreal』はデバイスの性能を存分に活用する一方で、これからARグラスが普及した際に必ず重要になる「ARグラスのUXとUI」にもこだわっています。
CESに参加している方はぜひNrealブースまで足を運んでみてください!
ARの手術支援の認可、導入はいつに?
実は今密かに注目を集めているARによる手術支援。
この領域で先頭を切る企業「Augmedics」が開発するAR手術支援ナビ「Xvision System」が米国食品医薬品局(FDA)認可を受け、AR画像モニタ用ヘッドセットの販売を発表しました。
「Xvision System」は、手術の現場でAR画像で患者の体の中を映し出すことにより、レントゲン写真を見ながらのような手術を可能にするシステムです。今回リリースされる「xvision Spine System(XVS)」は、脊椎へのインプラント移植の際に、脊椎の3D解剖図をARで表示し、切開や処置に必要な情報を提供することで医師の負担を減らすことができます。
これまではディスプレイに映し出されていたため、画像を確認するために一旦患者から目を離す必要がありましたが、HMDを使い目の前に表示することで、手術中患者から目を離すことなく手術を行えるようになります。これにより、手術の効率の向上と外科医の負担も軽減が期待できます。
このシステムは米国食品医薬品局の認可を受け、臨床試験では98.9%の精度でリアルと一致したそうです。日本での認可も待たれますね。
今後、ARの医療の現場、特に手術の現場での活用の普及が期待できます。それに加え、5Gの普及に伴い、遠隔治療などでARの医療現場への導入が実現してくるかもしれません。
2020年もARが楽しみです!
毎年三が日を過ぎると始まる、世界最大級の家電見本市『CES』も開幕しました!
今年のCESはAR/VRがとにかく熱い!
ARグラスもバリエーションが豊かになりつつあることに加え、他の展示を見ても少なからずARと組み合わせて使うことのできるものばかりです。ARの社会実装に向けて大きく前進したことを受けて、今年のCESを起点にして、他の業界と掛け合わせたARユースケースが続々登場してくるかもしれません!
そういったこともあり、MESONは『CES 2020 Recap』と題して、今年のCESを参加者そして展示者として総括するイベントを開催します!
参加は抽選なので、ご興味のある方はぜひ応募してみてください!
ということで、今年もAR業界を盛り上げて行きたいと思います!
今年も「Weekly AR Review」をよろしくお願いします!
過去に公開した『Weekly AR Review』は⬇️のMESON XR MAGAZINEから見れます!
僕が所属しているMESONは「Spatial Computing時代のユースケースとUXをつくる」をテーマに掲げて活動しています。MESONの理念に共感して一緒に働いてくれるメンバー、プロジェクトをご一緒できる企業を募集中です!
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